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遠山の金さん(高橋版) - 第112話 呪いの妖術 メトロノームに泣く女!

また時間が空いてしまいました。すみません。
さて、前回に続いて時代劇の催眠売春(?)ドラマを紹介します。高橋英樹版の「遠山の金さん」の一話で、サブタイトルからして気になる内容ですが、催眠術が物語の謎の中心です。


金さんは骨董屋の娘おすみと出会います。おすみはろくでなしの現夫と別れて、幼なじみの左吉と結婚したがっていますが、現夫が離縁してくれません。そこで評判の結婚相談所(裏では離縁請負)へ離縁の相談をもちかけます。蘭学医崩れの先生は離縁を請け負いますが、その手段は怪しげな催眠術を使ったものです。前夫も催眠をかけられ離縁状に署名してしまいます。

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一方で、この相談所では、町娘に催眠をかけ「色好みの狐憑き」状態にさせ、町の旦那衆にあてがって稼いでいるのです。メトロノームを使って術をかけられた女性は放心状態、「わたし、何人もの男に抱かれる」とつぶやく催眠人形となってしまいます。

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離縁状を取り付けたと言われ相談所に呼ばれたおすみですが、莫大な料金を吹っかけられ、足りない分は体で払えと要求されます。毅然と拒むおすみですが、先生のあやかしの声が響きます「わしの目を見るのだ!」。部屋には香が焚かれ、メトロノームの音色が響きます。

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「おまえは眠くて仕方がない」「眠ってしまう・・・」。心に響くその声に、おすみの目はうつろとなり、従順に従う催眠奴隷へと変幻してしまうのです。

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左吉のもとへ現れるおすみ。しかしその表情はうつろで足取りもあやしい。そして左吉のことを好きと言ったかと思えば、「わたし行かなきゃ、行って男たちに抱かれるの」と、夜の町に消えていきます。

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「色好みの狐憑き」となったおすみは、妖しげな寝間で派手な襦袢をまとい、まさに男の毒牙にかかろうとします。

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しかし、心の奥に残っていたのでしょう「左吉さん」とつぶやいたところ、それが気にさわった男に頬をたたかれ、その影響で術が解けます。間一髪逃げ出すおすみですが、中庭で男たちに囲まれます。「おすみ、寝間へ戻って客人の相手をせい」と要求されますが気丈に断るおすみ。

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だが再び、先生の妖しげな声が響きます「おすみ、寝間へ戻れ・・・」、再び目がうつろになっていくおすみ・・・・ 
(後はお約束の展開です・・・)

全編にわたって催眠術が使われた作品です。女性の表情がうつろになっていく様子、普段の表情と催眠状態のギャップ、「色好みの狐憑き状態」で従順に寝間に横たわる姿、などが楽しめます。催眠施術の描写も丁寧で、メトロノームや香が効果的に使われています。個人的には大好きな作品ですね。

翔べ! 必殺うらごろし - 第23話 悪用した催眠術!先生勝てるか

 催眠売春もののドラマ紹介を続けます。今度は時代劇です。こちらはTVの「翔べ! 必殺うらごろし」のエピソードで「悪用した催眠術!先生勝てるか」。催眠術を使う組織が暗躍しているようです。

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主人公の仲間、正十は女郎屋で一晩を過ごし、女郎と同じ布団で目が覚めます。もう一勝負と女郎にせまる正十ですが、女郎の様子がおかしい。「そなた何者です!」、「なぜ私がそなたとここに!」、正十をはらいのけ、部屋を出ようとする女郎ですが、そこに男たちが乱入し、女郎を取り押さえます。そして・・

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男が手を女郎の前で、手を開き催眠をかけます。脱力し表情がうつろにないってく女郎。男が声をかけます「さあ、おとなしく商売するんだよ」、女郎は無言でうなずきます。

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再び正十の前に現れた女郎は、妖艶に身体をくねらせ正十にせまります「ねえ、はやくぅ」。そして、大胆に正十に・・・  
数日後、女郎屋の前を訪れると、男に誘いの声をかける女郎の姿が。

 催眠状態と解けているときのギャップが楽しめます。顔の前で手を開いて催眠をかけているのですが、そこでナレーションが入ります。なんでも「この現象はテレパシーノックアウト、テレパシーによる催眠誘導術で即効性が強く、距離が離れていても実現できる。ただし長時間催眠状態におくことはできない」とのことです。催眠が解けたときの女の振るまいや言葉遣いから、女郎は実は武家の奥方のような感じなので、そのあたりを、もう少し膨らませて映像化してもらえればうれしかったなと思った作品でした。


裂けた眠り-人妻を狙う催眠術の甘い罠

 たまたま見ていたNHKのサラリーマンNEO、「セクスィー部長」ならぬ「セクスィー武将」が登場したのを見て、思わず笑ってしまいました。「恋」の兜姿で登場!・・・今年の大河ドラマのパロディをNHK自ら放送するとは、なかなかやりますね。

 さて、前記事のような「催眠術で操り売春させる」というテーマでは、小説の「夢魔」、「裂けた眠り」(共に戸川昌子著)が古典的な名作と思います。「裂けた眠り」は短編で、このテーマを膨らませたのが「夢魔」となります。いずれの小説も素晴らしいのですが、映像化も見たいもの。かつての2時間TVドラマ「ザ・サスペンス」にて、「裂けた眠り・人妻を狙う催眠術の甘い罠」として1982年に映像化されています。タイトルは「裂けた眠り」ですが、内容は「夢魔」をベースにかなり脚色されています。かなり前に再放送を見たので、断片的にしか記憶に残っていないのですが(録画テープも行方知れず)、冒頭の展開はかなか魅力的だったと思います。

 
 商店街で見知らぬ男に声をかけられた主婦の美弥子。「奥さんの身体は最高だ!」「奥さんの○○にはホクロがあることを知っている」、気持ち悪く迫る男、しかしなぜ見知らぬ男が?・・・その場は別の男性に助けられて帰宅します。その後、助けてくれた男性が訪ねてきます。自分はフリーライターの渋谷と名乗ると、美弥子にかけられていた後催眠が発動、表情がうつろになり、渋谷に対し、とある交差点で待っているようにと話します。渋谷が待っていると、そこに暴走トラックが! そう、これは秘密を探ろうとしている渋谷を狙った「夢魔」の罠だったのです。一方、美弥子は和服姿でとある喫茶店へ。すでに催眠下にある美弥子は客を待っているのです。そこに現れた初老の男性が声をかけます「奥さんの香水、黒水仙ですか?」、無言で立ち上がり、男に追いていく美弥子。キーワードで操られた彼女は、そのまま男とホテルへ向かいます。そして男が美弥子の身体に手をかけたとき・・・助かった渋谷が乱入して男を追い出します。しかし美弥子は催眠状態のまま。半開きの艶めかしい唇、妖しげな表情で渋谷を誘います。渋谷が風呂場で美弥子に水をかけると、ようやく正気に戻ります。ここはどこ、私はいったい・・・・

  美弥子  美弥子
  後催眠が発動してうつろな美弥子   催眠状態で客を待つ美弥子


 だいたい冒頭はこんな感じだったと思います(うろ覚えでなので正確ではないです、すみません)。これほど後催眠暗示、キーワードをきちんと使ったドラマはなかなか無いのでは。まあ、ラストはちょっと切ない感じでもあったりするのですが、操りドラマが好きなKiryuとしては冒頭だけでも楽しめました。しかし、今、現在、このようなTVドラマはなかなか無いですね。自主規制が厳しいのでしょうか。だいたい2時間サスペンスものも少なくなっています。数少ない作品も同じような展開ばっかりだし(シリーズものが多かったり)。冒頭で書いたようなセルフパロディを放映するぐらいのおおらかな取り組みで、大人も楽しめる(催眠)ドラマなどが今後も放映される機会があるといいのですが。

 ところで、この記事を書くためネットを調べていたら、なんとこの作品、40年以上も昔の1968年に連続TVドラマ化されているんですね。もしかしたら白黒かな?これは是非みたいなあと思うのですが、フィルムとか残っているのでしょうか・・・・ 

マインドコントロール 絶対服従

「レディドール」は、若妻がコントローラーで操られ淫らになる映画ですが、正気になった後も操られたこと自体は覚えています。それとは別に、操られたことを全く覚えていない・・・という作品もいくつかあります。Kiryuはけっこう、そのような作品も好みです。この「マインドコントロール絶対服従」(エムス1995年作品)というVシネマは、謎の秘密組織がタレントなどを「スリーピング・ドール」と呼ばれる催眠売春奴隷にしたてます。


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昼下がりのホテルの一室、ベッドで無表情の若い女性。同じ部屋には中年の政治家。押し倒され、乱暴に服が剥ぎ取られていきますが、女性の様子は変わりません。

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強引に愛撫されても魂が抜けたような女性。無反応のまま、しかし身体は男を受け入れています(この後で、女性は正気に戻り、逃げ出すのですが)。

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廃墟の一室、ボンデージ姿で男を弄ぶ女性。彼女の名は風間洋子、組織を仕切っています。そして、一人の若い女性が現れます。清楚な雰囲気の女性ですが無表情。風間の激しい声が飛びます「今夜9時、新宿ジャパンホテル16階4号室、覚えてるの!?」、「はい、分かっています」、従順に頷く女性。そう、彼女はスリーピング・ドール、予約が入っているのです。

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また、一人の女性が帰ってきます。「ただいま帰りました」、「ご苦労様エミちゃん、ちゃんと接待出来たの?」、「はい、十分喜んで頂きました」、何人もの女性がスリーピング・ドールに仕立てられているようです。そしてまた、3人の新しい人形が・・・・ ここから、この3人が操られていく回想シーンとなります。

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グラビア撮影にのぞむ3人の新人タレント、実は有名カメラマンの田島がスリーピング・ドールへの施術者です。彼はタレントを撮影しながら、女性たちを催眠暗示にかけていきます。

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スリーピング・ドールと化した女性は、田島の命令のまま服を脱いだり、術のかかり方が悪い女性を押さえつけたり、命じられるがままです。

3人の新人タレントがスリーピング・ドールに仕立てられた回想シーンが終わったところで、突然ドラマは終了してしまいます。時間軸がはっきりとしていないなど、だめだめな脚本ですが、スリーピングドール状態の無表情な女性の様子、命令に従順に従う様子などは楽しめると思います。なお、このドラマは連続物の1作目で、2策略操縦、3解凍変革と続編があります(予告編を見る限りでは、あまり期待できないような感じで見ていないのですが)。

レディドール (le declic)

こんばんは。
前の記事で、「脳波コントローラー」について書きました。機械的なコントローラーで身体を支配されるといえば、古い作品ですが、「レディドール」(原題Le Declic)が、その代表と思います。大富豪の若き美貌の妻クローディア。彼女にただならぬ関心を持つ富豪の秘書フェズ博士は、コントローラー「黒き箱」を作り、彼女を操って淫らな体験をさせるのです・・・


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美貌の若妻クローディア、彼女の痴態を想像しながら、フェズ博士はコントローラを作ります。

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完成したコントローラ。クローディアは音楽カセットを入れ替えられて支配音楽を聴かされ、その上で暗示を受けます-「この音楽を聴くたび君は変わる」と。

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フェス博士の暗躍が始まります。まず初めはブティックにて。試着室で着替え中にコントローラーを作動させられ、店の支配人に妖艶にせまります。

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コントロールが切れた後、自分の痴態が信じられないクローディア。別の機会に牧師に懺悔をしようとするのでが、そこでコントローラーを作動させられてしまい、淫らに牧師に迫ります。あたかも経験豊かな三十女が童貞少年をからかうように。

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はたまた、部屋で休んでいるとき、召使いの前でコントロールされ、淫らに召し使いを誘ったり・・・ 他にも映画館で見知らぬ男を誘い、トイレで行為におよぶなどの痴態をさらします。


この作品を見たのはずいぶん昔のレンタルビデオですが、気に入っていて、数年前に中古でLDまで見つけて買ってしまいました。国内ではVHSとLDだけだと思いますが、アメリカやフランスのamazonを見てみると、現在、海外ではDVDも発売されているようです。それにしても、主演女優(フローレンス・ゲラン)が美しい。美女が操られ、貞淑な姿が、突如、妖艶に変貌する様子は、なんとも魅力的です。原作はフランスのコミックとのことなので、また映像化して欲しいものです。
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Kiryu

Author:Kiryu

「美女が妖しく変貌する」、というテーマのもと、AVやドラマなどの映像作品について気ままに書いています。主に扱っている内容は、催眠、洗脳、悪堕ち、ふたなり、触手などです。関連して、改造した市販フィギュアや、製作したガレージキットも紹介しています。ときどき妄想ショートストーリーや、最近はイラストもアップしています。 (メールm_kiryu@live.jp)

(アダルトな内容を扱っているので18歳以下の閲覧を禁じます)

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