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魔女は誘(いざな)う (1)

こんばんは。今回もヤマト2199ネタで失礼します。Kiryuは第4章(14話)まではレンタルで見ていたのですが、TV放映が始まったので、その後はTVで鑑賞しています。現在17話ですか。全26話ということですが、ちょっと短い気がするのが残念です。1年52話は無理でも、3クール39話くらいあると、いろいろエピソードをじっくりと描いてくれて楽しめるかと。今作では登場人物多いし、ガミラス側のストーリーも結構含まれていることですから。と、ないものねだりをしても始まりません。

さて、第14話「魔女はささやく」は異色のストーリーでした。主役はガミラスの女特務官ミレーネル・リンケ。超空間ネットワークを利用し思念を半実体化してヤマトに潜入するという役回りです。公式HPの設定画を見たときには、おとなしそうなキャラクターかなあ、と思っていたのですが、意外と狡猾に暗躍するので気に入りました。残念ながら(?)最後は寂しい結末となるのですが、そんな彼女がもっと跋扈していたら・・・という感じで妖しいストーリーを作りました。今回は1回目で、3回に分けてアップの予定です(続きはまだ書いていませんが)。

ミレーネルのターゲットは森雪。最初から官能編なのでご注意ください。


   rinke01b.jpg
    まさにミレーネルに掌握されようとする森雪






<プロローグ>

 ガミラス情報部特務官のミレーネル・リンケはバラン星アケーリア遺跡の超空間ネットワークを利用し、姿を半実体化してヤマトに侵入した。目的は情報収集とヤマトの拿捕。ヤマト乗員は眠らされ艦は漂流をはじめた。100式偵察機で哨戒任務に出ていた古代進と森雪が帰艦すると、第一艦橋はもぬけの殻状態。ただならぬ事態に2人は艦内の調査を開始した。

ミレーネルは舌打ちをした。
(・・全てが予定通りだったのに。艦載機が出ていたとは誤算だったわ)
ミレーネルは、早速戻ってきた2人に精神の罠を仕掛けようとする。
「まあ、いいわ」
ミレーネルはにやりと唇を吊り上げた。
「他の乗員には楽しい夢を見せてあげたけど、余計な手間をとらせてくれたあなたたちには、悪夢を見させてあげる・・・」

艦内を探索する古代進と森雪、二人はミレーネルの作り出す幻影に翻弄されていた。古代は幼少期の家族や兄の姿に悩まされ戦意を喪失。雪は失っていた過去の記憶の影に怯える。雪はいつしか病院のベッドに眠っていた。その隣にはもう一人の自分。恐ろしい状況に愕然とする雪、看護婦姿のミレーネルがそばで歪んだ笑みを漏らす。
だがそのとき、雪は美しい女性の姿を見た。
「大丈夫・・・」
彼女の言葉に雪は自分を取り戻す。その美女は同じ船務課の岬百合亜だった。いつもとは違ってミステリアスな雰囲気だが。一方、ミレーネルは驚嘆した。
「なぜ、お前が!?」
張り巡らした幻影のトラップ、そこに入り込むことができるとは・・。ミレーネルは、一旦、その場から退き、雪への精神干渉を諦めなくてはならなかった。

ヤマトはワープ直前だった。止めなければワープアウト地点でガミラスに拿捕されてしまう。雪は百合亜のアドバイスを受け機関室へ走る。波動コアを抜き取るのだ。エンジンのキーパーツである波動コアが無ければ、波動エンジンは鉄の固まりに過ぎない。ワープのカウントダウンをぎりぎりで止め、波動コアを抜き出す。なんとかワープを阻止して一息つく雪。ひとまず危機は去ったかに見えた・・・



<1 魔女の誘惑>

 ミレーネルはもちろん諦めてはいなかった。再び雪に精神干渉を仕掛ける。
「なんてことをするんだ、さあ、それを元に戻せ」
育ての親である土方司令の幻影を見せる。
「地球が滅んでしまうわ、さあ戻しなさい」
軍服姿のミレーネルが耳元でやさしく囁く。だが、雪はその幻影を振り切った。

通用しないと悟ったミレーネルは違う策を考える。
「あんた、気に入ったわ。あたしの見せる恐怖に動じないとはね。じゃあ逆にとびっきり甘い夢を見させてあげる。」
唇をにやりと曲げ、魔女は新たな罠を仕掛けようとしていた。

--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--

「・・・ここは? お風呂?」
雪はヤマトの大浴場で身を投げ出していた。手脚が弛緩して気持ちよい。髪をあげた顔は心地よさに上気している。
「いい気持ち・・・」
雪がつぶやく。自分は何をしていたのだろう・・・、でも、気持ちいいから、他のことなんて考えられない・・・、陶然として状況に流されていた。
そこに2人の女性が入ってきた。2人とも全裸だ。1人は薄青い肌をしたミレーネルだった。着やせするのか意外と豊満な胸に張りのあるヒップが艶めかしい。口元に微笑を浮かべている。もう1人は普通の地球人の姿、岬百合亜だ。少女から大人に脱皮しようとしている初々しい体つき、若鮎のようなフレッシュさにあふれている。ただ、その表情に意志は乏しく人形のようにミレーネルに付き添っている。

雪はきょとんとしていた。
「岬さん・・・、え、あなたは誰? そ、その肌の色は?・・・・」
雪の意識が覚醒しはじめる。ヤマトに乗り込んできたメリダと同じような肌色。では、この女はガミラス? 雪は身構えた。だがミレーネルは微笑を絶やさない。
「私は「ミレーネル」、あなたを癒しにやってきたの」
「え!? 癒し? 」
「ええ、あなたは疲れているの。こちらへいらっしゃい」
「ちょ、ちょっと待って!」
ミレーネルはくすりと笑った。
「なにも怖がる必要はないのよ、さあ、わたしの眼を見て」
「えっ」
ミレーネルの瞳が紅く染まる。その妖しい輝きから雪は眼を逸らせなかった。
(いやっ、これは見ちゃ駄目・・・)
だが、ミレーネルの眼力が先に雪の心を縛っていった。
(あ、だめ・・・)
雪の瞳から凜とした生気が消えていく。ミレーネルの言葉が暗示のように雪の心に投げかけられる。
(・・私のことは心配しなくていいの)
(・・あなたのお仲間よ、そうでしょ)
ミレーネルの言葉を当たり前のように雪は反芻する。
(・・・そうよ)
(・・・そうよ。ミレーネル様は、わたしの大切なお友達・・・)
暗示に屈した雪の姿を見て、ミレーネルは満足する。

「さあ、こちらへいらっしゃい」
脳裏を甘美に刺激するような声、その声に引き寄せられるように雪は立ち上がり、ふらふらと浴槽の外に出る。ミレーネルと百合亜の間には椅子が一脚おいてあった。椅子といっても透明な一枚板を折り曲げてつくった簡素なものだ。座ると丁度股間部分がスリットとなっている。雪は裸体を隠すこともせず従順にそこに座る。
「さあ雪、体を洗って差し上げるわ。岬もお願いね」
「はい、ミレーネル様」
百合亜は従順に頷く。
(いつ、岬さんはミレーネル様とお友達になったの?・・・)
そのような疑問が雪の脳裏に浮かんだが、その答えを得る前だった。
「あっ!、んっ!」
思わず声が出た。ミレーネルと百合亜がボディソープを自らの胸や腹部に泡立て、その泡まみれの姿のまま、座っている雪の前後をサンドイッチするように密着したのだ。
「あぁっ!」
雪は泡と女体の感覚に体を震わせる。暗示にかけられているせいか、意識に靄がかかっているかのようだったが、躰への刺激ははっきりと認識された。
女性と裸で抱き合うなんて初めての経験だ。前からは百合亜、背中にはミレーネル。ミレーネルの豊かな胸を背中で感じ、百合亜の小ぶりだが張りのある胸の弾力を、自分の胸で感じあう。お互いの乳首が接すると、初めての感触につい声をあげてしまう。
「あっ!」
「可愛い・・雪さん」
百合亜が冷静につぶやく。百合亜は雪と目が合うと、そのまま顔を近づけ、唇を重ねた。
「えっ!?」
プリッとした唇の感触。女性同士の禁断のキス。雪は一瞬いやがるそぶりをみせるものの、その官能の渦に取り込まれる。さらに百合亜は舌をせばめ、雪の口内に侵入する。
(あっ!)
突然の侵入に一瞬、目を見張るものの、その蕩けるような感触を雪は受け入れる。雪の口腔内を隅々まで蹂躙する百合亜の舌。その一方で巧に躰をローリングさせ、ボディ洗いのまま乳首への刺激も続いていた。どこで覚えたのか、めくるめく官能の淫技だ。
「ふふっ、じゃ、こっちも綺麗にしてあげる」
ミレーネルは仰向けになり、椅子の中に頭を入れた。仰ぎ見ると、中央のスリットからは、雪の秘部が露わになっている。ミレーネルは舌を伸ばし、包皮に隠された陰核、そして興奮で濡れ始めている陰唇を刺激する。
(う、うんっ!・・・)
突然の刺激に躰をびくつかせて反応する雪。しかし口腔は百合亜の舌で犯されているため、声を出すことができない。ミレーネルの長い舌は、雪の股間を縦横無尽に這い回る。陰部の中にまで侵入して肉壁を刺激したかと思うと、そのまま後方にまで舌を這わし、アナルまでも舐めまくる。すべてが雪にとっては初めての経験だが、巧みな舌技に嫌悪感よりも快感が上回ってしまう。
「・・あっ! いやっ!・・・あぁっ!」
口内、胸、秘所、敏感な箇所を同時に刺激され、雪は妖しい悦楽を強制的に味あわせられている。暗示をかけられて認識力が落ちているところへの快楽漬け、これに逆らうことは不可能であり、雪は官能の坩堝へ堕ちていく。バージンの無垢な躰は、軽い刺激だけでもエクスタシーに達する官能ボディへと着実に開発されていった。
「・・ねぇ、もうこれ以上は・・・あぁぁっ!」
容赦を請おうとするが、ミレーネルと百合亜の責めはさらに激しくなる。躰の各部がジンジンと疼く。
「・・あぁっ! 許してっ!!」
「本能に従えばいいの」
「そうよ雪さん。気持ちいいのは我慢しちゃだめ」
躰を貫く雷撃のような快感に、雪は自分の躰を制御できない。
「あぁっ!!、だめっ!・・・イクっ!」
躰をのけぞらせ、全身をビクつかせる雪。絶頂のあまり脳裏は真っ白となる。
「・・・あ、あぁっ・・・」
雪の体がだらりと崩れ落ちる。なんとか意識は繋いでいるものの放心状態のままだ。妖しく変えられていく躰に精神が追いつかない。ぐったりと顔を落とし、肩で息をしエクスタシーの余韻に浸る。

「まだまだよ。もっとよくしてあげる」
シャワーで雪のボディを流しながらミレーネルが囁く。その傍らで百合亜は別の準備をしていた。トレーニング用だろうか?銀色に輝くダブルベッドほどのエアマットを用意し、マッサージ用の透明なローションのような液体をふりかける。百合亜はマットの上にうつぶせに伏せ、躰を前後左右に動かして、マット全体にローションをまんべんなく行き渡らせる。表情は変わらず乏しいが、ねっとりと躰に絡みつくローションの感触は気持ちよさそうだ。

ミレーネルは雪を促して、マットの上にうつぶせに這わせる。背中からローションをたらす。暖かいローションの刺激に、雪は体をビクッと震わせる。
「さあ、続きよ」
うつぶせの雪の肢体にミレーネルと百合亜は躰を密着させ、艶めかしく舌を這わせていく。
「あっ!」
ミレーネルと百合亜のテクニックは絶妙だ。それぞれ脚にまたがり、足指の一本一本までしゃぶったかと思うと、雪のボディを両側から脚で挟んで前後に動き刺激を加える。その間も指は胸を揉んだり乳首を愛撫したりと、雪の官能を休ませない。女体をフルに使った二人の全身愛撫、適度に粘つくローションの生暖かい感覚が、雪をさらに昂ぶらせる。
ミレーネルは雪の体を回転させて仰向けにされると、股間に顔を埋めた。
「・・あぁーっ!!」
再び淫らに舌を使い、雪の躰の芯に悦楽を打ち込む。下腹部から広がるエクスタシーの波は雪をさらに桃源の境地へといざなってゆく。
「・・あっ! あぁ-ーっ!」
嬌声をあげ続ける雪。
「もう、声が大きいんだから。雪さんは」
百合亜は雪の顔上に跨がると、ぐっとその腰を落とした。
「・・えっ!? あっ!」
顔面騎乗された雪。まだ蕾の百合亜の淫唇が眼前に迫る。それでもムッとした女匂がまとわりつく。
「どう、舐めてみたいでしょう?」
(・・・え?・・・)
その言葉に誘われるように、つい舌を出してしまう雪。自分の股間をミレーネルが刺激しているように恐る恐る舌を繰り出す。そして次第に、ミレーネルの動きをトレースするかのように百合亜を舌陵辱してしまう。
「あんっ! そう、上手よ」
百合亜は雪を弄ぶかのように、股間をぐいぐいと押しつける。
(こんなのだめ、でも・・・)
雪は新たな悦楽をも感じはじめていた。される悦びだけでなく、する悦び。二人の淫らな調教愛撫は確実に雪の精神を妖しく蝕んでいった。

--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--

「ふふっ、もう少しね」
ミレーネルがつぶやいた。雪はヤマトの機関室で倒れていた。傍らにはミレーネルの影。雪が妖しく悦楽を感じているのは、全ては彼女の脳内での出来事だった。ミレーネルが精神干渉して雪を快楽責めにしていたのだ。
(あの、岬とかいう女の幻影も作り出して奉仕させたけど、意外と効果があったようだわ)
諜報部特務官であるミレーネルは、スパイ活動のためにあらゆることを学習している。その中には性的な技術も当然含まれているのだ。それでなくても上官のセレステラの寵愛を受けている身、女性との愛撫は慣れている。まして相手が処女なら、無地のキャンパスを快楽に染め上げることなどなど容易いことだ。
「・・・あっ・・あっ・・・」
雪は微かな喘ぎ声を上げている。脳内で感じていることだが、その甘美な仮想経験は、大量の脳内麻薬を放出させ、自らの肉体を官能の海に沈めていく。躰の各部では脳内の経験を逆トレースするかのように、筋肉が反応している。雪の肉体は処女のまま、淫靡に開花させられているのだ。黄色いユニフォームを着たままで。

夢の中では長い時間が経過しているようだが、実際にはほんのわずかな時間のことだった。
「さあ、続きを楽しませてあげる。そしてわたしの・・・・」
魔女は手を緩めずに、雪を妖しい官能世界へいざなっていくのだった。



  yuki14wa.jpg
   第14話から森雪 彼女の快楽受難は続く・・・


tag : 妄想ストーリー

comment

Secre

No title

ミレーネルと百合亜コンビ最高ですね!!
雪の反応もすごいですねこれから雪がどんどん堕ちて行って尚且つレズに目覚めて行くシーンとかすごく期待!!
ミレーネルに洗脳されるのとかも個人的に期待ですww
ミゼーラにさんSっぽいから雪がミゼーラにレズられたり調教系のことされたり洗脳されて悪堕ちしてくバージョンも個人的に見たいです。

本当に面白いです。これからもがんばってください。



No title

tell さん

お褒めの言葉ありがとうございます。ミゼーラは出ないのですが、他の女性キャラが3回目で関係するような予定です。すぐにはアップできませんが、続きをお待ちください。

No title

 一度幻覚に打ち克った後で堕とされる下りはメリハリが効いています。催眠と快楽の中毒になってしまう気丈な女性、そのギャップがより際立っていました。今までの小説以上に一味違うエロティックな魅力を感じますよ。

 「ゆったりと入浴を愉しんでいる」、この下りもとても良かったです。心身を解きほぐし易いシチュエーション(無防備な裸のままでいても不自然に思わないそれどころか反対に受入れさせるには打ってつけの設定ですね)、更にそこから二人掛かりのレズソープ。 間断無く続く攻めに陥落し、自分から百合亜に仕掛けるまでに「成長」していく雪。その姿は正に「変幻」の一語に尽きますね。

 またラストの状況も良かったです。着衣のままで幾度となくオルガズムに達してしまう雪。意識の変化に体が反応する。これも深い催眠状態に堕とされていないと味わえません。
「コスチューム越しでも分かる程に乳首は屹立、そして股間も染みがジワッと浮かぶ。やがて獣的な絶叫を上げながら、激しくのたうちまわる雪・・・・・」と言った姿さえ妄想してしまいそうです。 次回も楽しみでなりません。

 

No title

美羅さん

コメントありがとうございます。夢の中ということで、妖しい妄想の官能世界としてしまいました。

>>またラストの状況も良かったです。着衣のままで幾度となくオルガズムに達してしまう雪

ここも気に入って頂けたようで嬉しいです。誰にも触られることなく、脳への刺激だけでヴァージンな躰を開発されてしまうというのを書いてみたかったものですから。次回はいつもの展開かもしれませんが、お楽しみ頂ければ幸いです。
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Kiryu

Author:Kiryu

「美女が妖しく変貌する」、というテーマのもと、AVやドラマなどの映像作品について気ままに書いています。主に扱っている内容は、催眠、洗脳、悪堕ち、ふたなり、触手などです。関連して、改造した市販フィギュアや、製作したガレージキットも紹介しています。ときどき妄想ショートストーリーや、最近はイラストもアップしています。 (メールm_kiryu@live.jp)

(アダルトな内容を扱っているので18歳以下の閲覧を禁じます)

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