魔女はざわめく (2)
こんばんは。今回は、前回の続き「魔女はざわめく」の2回目です。登場人物が増えたりしています。はたして女性クルーたちの運命は?
こちらは、森雪ガトランティスバージョンの全身です(小説とは関係ありません)。
色違いにしてありますが、このサーベラー様のコスチューム、好みなのです。
こちらは、森雪ガトランティスバージョンの全身です(小説とは関係ありません)。
色違いにしてありますが、このサーベラー様のコスチューム、好みなのです。
.
.
.
[4]新型宇宙服のテスト -玲と雪-
雪と美影の出来事があった翌日、航行中のヤマトから100式空間偵察機が発進した。操縦者は航空隊の山本玲、後部座席には雪が座っていた。
「手伝わせちゃってごめんなさいね、山本さん」
船務課が提案した新しいパイロットスーツの試験が彼女たちの任務だ。桐生美影は、一日でスーツを設計・試作したらしい。
「いいえ、任務ですから。それにパイロットスーツの生存性向上は、私たち航空隊にとっても重要なので」
玲は努めて冷静に返答する。彼女は雪に対して若干屈折した感情を抱いている。古代戦術長とのことだ。自分の感情に気付かず古代の前でも自然に振る舞える雪へ、わだかまりを感じている。
目標としていた岩礁空域に到達すると、玲は手頃な岩にワイヤーを射出し、機体を固定する。
「機体の固定完了、エンジンはアイドリング状態を保持します」
「ごくろうさま。それじゃ、機外でテストするね」
「了解」
キャノピーを開け、船外に出る二人。もちろん命綱はついている。二人とも黒地に黄色のラインが入った航空隊のパイロットスーツ姿だ。ただし、これまでのものとは相違点があり、特に首筋に2つの丸形のコネクタが取り付けられているのが目に入る。
「じゃあ、もう一回説明するね。このスーツは生存性を向上させるために、コネクタを介して、エアーや電気などを他のスーツと共有することができるの」
雪は説明しながら、首のコネクタを指す。
「右が送り手、左が受け手用のコネクタね。それじゃあ、山本さんから、私の方に接続してみて」
「分かりました」
玲は自分の首筋右側のコネクタを摘まみ前方に引き延ばした。格納されていたコードが伸びる。そのコネクタを、雪の首筋左側コネクタに接続する。カチャリと振動がすると、バイザー内側に『connect』の赤文字が表示された。次いでコンピュータが接続に問題ないことを判断、『share』の文字が表示されると同時に弁が開き、二人のスーツ内の空気が共有された。
「うん、うまく動作しているようね」
雪がつぶやく。
「宇宙空間で、なんか変な感じですね」
二人の空気は共有されている状態なので、宇宙空間にも関わらず空気を振動させて会話ができている。マイクを通じた会話ではないので玲は多少の違和感を感じたようだ。
「ふふ、そうね。それはそうと、今のスーツの状態は山本さんの方に優先権があるわ。山本さんの方から繋いでもらったから」
「そのようですね。バイザーに色々と表示が出ています」
「私のスーツの動きを制限したりもできるわ。ほら、例えば固定すればギブス代わりに使えるでしょ」
「なるほど・・・」
スーツには特殊樹脂で作られたフレームが織り込まれている。これは電気信号によって自由に硬化させることができ、体を固定して緊急輸送などにも対応できるのだ。
一通りの動作を確認したのち、玲がコネクタを外した。テストはこれで終わりかと思った玲を、雪が遮った。
「あ、実はコネクタは他にもあるんだ。そちらもテストしないとね」
「そうなんですか?ブリーフィングでは聞いていませんでしたが?」
訝しがる玲。
「ごめんなさい、忘れてたの」
忘れるなんてことがあるのか?と玲は思ったが、雪は意に介さず説明を続けた。
「右腰の操作パネルの赤いスイッチを入れてみて」
「これか・・・」
玲は命じられるままにスイッチを探し出しオンにした。すると股間の部分が--ここも今までのスーツと違って補強されたようなパーツが装着されていたのだが--、シャッター状に開き、上下に2つのコネクタが現れた。首筋のものより大型のコネクタで手首の太さほどの大きさだ。
「・・・こ、これですか?」
意外なところに付いていたコネクタに、玲はびっくりした表情だ。一方の雪はにんまりと笑みを浮かべる。
「うふふ、そうよ。じゃあ、今度は私から繋ぐね」
「えっ? ちょ、ちょっと!」
玲が戸惑うのにも関わらず、雪は上側のコネクタをすばやく引き出し、玲の下側コネクタに接続した。接続されたケーブルはコネクタに合わせて太く、雪と玲の股間を50cmほどの長さで繋いでいる。
「うふっ、繋がっちゃった」
雪が茶目っ気たっぷりに舌を出す。
「・・・ここを繋ぐことに、なにか意味があるんですか?」
玲は努めて冷静に疑問を口にする。たしかに生命維持なら首筋のコネクタで問題はないはずだ。
「大ありよ。これから説明してあげるね」
雪は、腰のパネルを操作する。二人のバイザーに『Contact Mode』の文字が浮かぶと、ケーブルがスーツに引き込まれていき、お互いのコネクタが直接結合した。結果、二人は股間を密着させる形となった。
「な、なんです・・・これ?」
「慌てないで、これから開くから」
すると、コネクタ内部のシャッターが開き、二人のエアが共有される。
「これで、また生音声でしゃべれるわね」
「こんなに密着して・・・意味がわかりません」
「あら、躰を近づけてすることは一つでしょ」
「え!?」
「ふふっ、さあ始めるわよ」
雪がさらにパネルを操作すると、玲には想像外のことが起こった。
「え? ・・・や、いやっ!」
スーツ内部で何かが動き、玲のショーツを掴み、下にずり下げていった。同様に雪のショーツも取り払われ、二人は下半身下着無しでパイロットスーツを身につける形となっていた。そして、その股間は接するばかりに近づいている。
股間が密着しているので、当然顔もバイザー越しに接近している。玲は雪の表情がいつもとは違うのを感じた。
「森さん・・・あなた、いったい・・・」
コケティッシュな雰囲気はいつも通りだが、その笑みには邪な色が浮かんでいる。細めた目から除く瞳には邪な光が灯っていた。
雪が楽しそうに口を開く。
「ああ、いいわねえ。勃ってきちゃったわ」
玲は、下腹部に棒状のモノが当たるのを感じた。それは暖かく、ビクンビクンと震え、ドクンドクンと脈動している。
「え!?・・・・これって・・・まさか」
雪がニンマリとした笑みを浮かべる。
「そう、わたしのペニス。直接見せられないのが残念だけど、いい感触でしょ?」
「い・・・いやっ! なんで女なのにそんなものがあるんですかっ!!・・いやっ!!」
玲は、両手で雪の体を押し、体を仰け反らせて避けようとする。しかしスーツが股間で繋がっているので、なんら解決にはならない。
「なんで嫌がるの? せっかくミレーネル様に生やしてもらった立派なモノなのに」
雪は頬を膨らませて、不服そうに答える。
「訳の分からないこと言わないでくださいっ!!」
下腹部でひくつく暖かいモノの感触、生理的嫌悪感に玲はどうにかなってしまいそうだ。
「じゃあ分かるようにしてあげる。詳しく説明するより、ザーメンを飲み込んでもらった方が手っ取り早いよね」
「!!」
目を見開く玲。一方で雪は、腰のパネルを操作する。
「きゃあっ!」
軽い悲鳴をあげる玲。見ると、玲のスーツが大の字に硬直したようになっている。
「緊急移送モードにしてみたわ・・・あ、だめだめ、玲ちゃんの方からは制御できないよ。わたしの方が優先モードになっているからね。もちろんヤマトとの交信も不可能よ」
「・・・い、いったい・・・なにを・・・・」
玲の声がか細くなっていく。
「だから、犯されればすぐに分かるよ。さてと、コマンドを音声モードに変更して・・」
雪がパネルを操作した。
「これでよしと。それじゃ、『わたしのアレを玲ちゃんの中に挿れてあげて』」
するとスーツ内に内蔵された小型マジックハンドが雪のペニスを掴み、それを玲の股間へ移送する。ショーツを下げたのもこのマジックハンドだ。
「いっ! いやーーっ! ・・・変なのがあたってるっ!」
絶叫する玲に対し、雪は冷静にことを進めている。
「うふふ、ほら、どう。先端が触れただけでも気持ちよくない? 」
「なにを、馬鹿なっ!!」
「それじゃ素直にさせてあげる、『パフューム・オン』」
雪の音声コマンドに反応して、スーツ内に香水のような甘い香りが充たされていった。
「・・・ん!・・・なに、この匂い・・」
「いい香りでしょ。気分よくなってきたんじゃない?」
雪が楽しそうに口ずさむ。
「・・・ちょ・・・なんか・・・いやっ・・・変っ!!・・・」
「効いているようね。ほら、わたしの先端があたっているとこ、凄く濡れているよ」
雪は媚薬効果を示すガスをスーツ内に放出した。それに玲の躰が反応したのだ。肉体を改変されている雪には耐性がある匂いだが、玲には為す術がなかった。
「もう待ちきれないんじゃない?」
「・・・やっ!!・・・変態っ!・・・いやーっ!!」
涙を流す玲。首を左右にイヤイヤと振ろうとするが、それさえも硬直したスーツのために自由にならない。
「変態なんと言っているのも今だけよ。すぐにわたしの虜になるから安心して。さあ、入っていくわよ」
マジックハンドに掴まれた雪の男根は、玲の秘裂に狙いを定めると、躊躇せずに侵入していった。
「い・・いやーーーーっ!!」
玲の絶叫がスーツ内に響く。だが、挿入の快感に少し顔を赤らめた雪は満足そうに躰を弛緩させていた。
「あー気持ちいい。玲ちゃんの中、最高ね・・・襞がキュンキュン絡みついてきてる。凄い名器ね」
「・・・う・・・ん・・・・」
涙を流し、顔を赤らめながらも、なんとか耐えようとする玲。一方の雪は上機嫌でつぶやく。
「このあいだ、一緒にお風呂に入ったとき思ったのよね。締まった躰なのにけっこう胸も大きくて犯しがいがありそうだなーって。予想通りだわ」
先日、雪と玲は艦内ジムで汗を流した後、一緒に大浴場に入った。もちろん、そのときの雪が、玲に対して邪な感情を抱くわけがない。ミレーネルの洗脳の影響で、記憶を都合よく改竄されているのだ。
雪は軽く腰をふりながら続ける。
「でも、玲ちゃんは運動神経よいから、なんとか拘束しないと犯れないなぁーって思ったんだよね。でも、その紅い瞳には催眠画像も効かなさそうだし、わたしはミレーネル様のような催眠音声も使えない・・・」
「・・・う・・・うぅ・・・」
おぞましい男根の刺激になんとか耐える玲。荒い息がバイザーの中に響き渡る。
「それでね、玲ちゃんを拘束するこのスーツを、美影ちゃんに作ってもらったんだ」
「・・んっ・・・・もう、・・・やめて・・・」
「それにもう一つやってみたいことがあったの」
玲の悲痛な声を無視し、雪は話を続ける。
「ほら、周りをみてよ・・・この広大な宇宙の無重力空間で、交わるなんて最高だと思わない?」
「!?・・・」
あまりに人を食った発言に玲は言葉を失った。
「じゃあ、本格的に愛してあげる、『注送モードに変更』」
音声コマンドに対応して股間のジョイント部のロックが外れ、腰をある程度自由に動かせるようになる。もちろん雪のペニスは玲の中に入ったままだ。
「さあ、この状況を楽しんでね」
雪が、激しく腰を打ち付ける。
「んあっ!!・・あっ・・・そんなこと・・・やめてっ・・・」
「うふっ、とても気持ちいいでしょ、あたしのアレ」
「・・・う・・・うう・・・」
「ほんと玲ちゃんの中いいわあ。押しつけるたびに嬉しそうに絡んでくるし」
「・・・や・・・やめてっ・・」
「それにしても、きちんと反動を消しているのね。美影ちゃん、芸が細かいな」
無重力の宇宙空間、間近に見える銀河系の光を浴びながら、楽しそうに腰を打ち付ける雪。雪が腰を突き出すと、玲のスーツの背中にあるバーニアが作動し、反作用を打ち消している。『宇宙空間でアレをしたい』という雪のオーダーに美影が答えたものだ。
「あぁー、気持ちよくなってきたわ・・・もう、我慢できないかな・・・」
「・・・お願い・・・やめ・・てっ・・」
「じゃあ、やめてあげるよ・・・・玲ちゃんの中に出したらね・・・」
雪がぺろりと舌を出す。
「・・・い、いや・・・おねがい・・・」
「ああ、ほんとにイキそう・・・」
雪が顔を上気させながら顎をあげる。腰の前後運動がさらに激しくなる。
「・・あっ!・・・い、いやっ・・・」
「あ、いくよ!・・・出しちゃうよっ!・・」
「・・・や!、いやっ!」
玲の悲鳴に雪の嬌声が重なる。
「あっ・・出るっ!出ちゃうっ!!」
その瞬間、雪のペニスから白濁液が堰を切ったように放出され、全てが玲の子宮に向かって流れ込んでいく。
(・・・いやっ・・・どうして、こんなことに)
躰の奥に出された熱い迸りのおぞましさに、玲は気を失いそうになる。だが意識が途切れるその前に、脳裏に別の思いが湧いてくる。
(・・・え?・・・)
玲の子宮内壁に絡みつく何億もの雪の精子。その一つ一つがパーツとなって回路をつくるようにネットワークを形成、固有のパルス電流を発生させる。子宮全体で増幅される電気信号--それは雪の意志が電子の流れに形を変えたものであり、それが脊髄を通して脳に送られ、脳細胞を自由に制御し、思考・記憶を任意に書き換えていく。
(・・・わ・・・わたしは・・・)
玲の脳裏を支配していくのは、雪への思慕、ミレーネルへの隷属、そしてガミラスへの忠誠だ。雪へのわだかまりやガミラスへの憎しみといった玲の意志は関係なく、強制的に書き換えが進む。脳内快楽物質もばらまかれる比類なきエクスタシーの中、玲の意識は別のものに変化していった・・・
雪が全ての精を放った後、玲はしばらくの間、瞳を見開いたまま失神していたかのように見えた。その間に、雪は音声コマンドでマジックハンドを操作し、自分のペニスを玲の中から抜きとる。発射しても萎えない絶倫ペニスのカリがズリュッと膣口を抉った感触に玲の躰がピクンと動いた。
「んっ!」
声が出ると同時に、意識を取り戻したらしい。だが、特徴的な紅い瞳には、これまでにない深紅の妖しい光が宿っていた。
「あぁ、いい気持ち・・・」
「いい顔してるわね、玲ちゃん」
「ありがとうございます、雪様。つまらないことにこだわっていたのが馬鹿みたい」
「雪さんでいいわよ。ね、わたしのザーメンよかったでしょ。これから何するかも分かるよね」
「はい、なんなりとお申し付けください」
「うふふ、いい子。さあ、まずは帰投しようか。遅くなるとテロン人たちが騒ぎだしそうだからね」
「了解しました」
雪は玲のスーツを自由にし、股間のジョイントを外す。二人は再び100式に乗り込み、ヤマトへ向けて発進した。後部座席の雪が通信回線を開く。
「こちら100式偵察機、森、山本。テストは無事に終了、これから帰投します」
通信機のスイッチを切った後、雪は独りごちた。
(テストは大成功ね)
ヘルメットの中では魔女が微笑んでいた。
[5]完成した悪魔のデバイス -美影と雪-
翌日、雪の個室を訪れる人物がいた。桐生美影である。嬉しそうな表情を浮かべ顔をほんのりと赤らめている。
「雪さん、こちらも完成しました。とりあえず2つです」
美影は手にしていたデバイスを雪に差し出した。鈍い銀色に輝く『精液変換射出装置』、展開状態の装置は、女性が使うペニスバンドそっくりの姿だ。陰茎部の大きさは標準的な地球人男性よりも一回り大きい。金属リングが連なったように構成されているため、フレキシビリティがあって自由に動きそうだ。先端亀頭部はオレンジ色の別素材で構成されており、内部にはセンサーやカメラなどが組み込まれ、その中心には、もちろん精液の射出孔が備え付けられている。バンドの内側、女性器側にも突起があり先端のスリット状の採取装置から体液を採取するようだ。また、一部の素材は膣壁にフィットするようなエラストマー状の素材で作られており、そこが神経接続も司っているに違いない。他にも各種センサーや各種薬液放出用スリット、パイロットランプなどが各部に備え付けられ、いかにもメカニック然としたデバイスとなっている。バンド部には小型のタッチパネルモニターも装備され、地球の言語で作動状態を表示してくれるようだ。
「さすが美影ちゃん、仕事が早いわね」
雪が装置を手にして、その感触を確かめながら答える。妖艶な笑みが溢れている。
「すごい装置です、このメカペニス。あ、正式名称が長いので、便宜上、勝手にそう呼んでいます」
美影は顔を赤らめながら答える。
「いいわよ、言いやすいしね。それでもう一つは」
「実は試運転中です・・・」
そういうと、美影はユニフォームのジッパーを下げた。開いた隙間から下腹部まで露出した肌が見える。ブラは付けていないようだ。そして股間にはメカペニスが装着されていた。陰茎部は格納状態となっており、亀頭部まで本体に埋まっている。
「今、収納状態です・・・・でも、もう我慢できないっ!!」
その言葉とともに、パイロットランプが明滅しオレンジ色の亀頭部が飛び出す。茎部も蛇腹が展開するように伸長し、雪が手にしているものと同じ大きさとなった。
「あら、すごいわね。こんな風に勃起するのね。どーう? 感触は」
「・・・なんか、すごく犯したいって気分です・・・・たくさん造られて溜まってる・・・」
メカペニスは、装着者の神経とシンクロする。今の美影の脳裏は、挿入して射精する、という牡の本能でいっぱいだ。特に勃起状態では、茎部も精液タンクとして使われるため、そこに精液がリザーブされていく。溜まっていく精液が、美影に射精を促すのだ。
雪はその様子を見て満足し、舌で唇を濡らす。
「それじゃ、わたしが抜いてあげよっか?」
「え?」
「お口でしてあげるよ」
小悪魔のような雪の返事に、美影は躰をもじもじと震わせながらも、期待に胸を膨らませる。
「あ、ありがとうございます」
雪は美影をベッドに寝かせると、その股間に顔を近づけメカペニスに舌を這わせた。
「ひゃうっ!」
美影が嬌声をあげる。メカペニス表面には金属粒子レベルで感覚センサーが埋め込まれており、接続された神経は、あたかも自分に生えているもののように感じるのだ。雪は、舌を巧みに使い、先端からカリ、茎部へと満遍なく愛撫を加える。
「どうっ? 気持ちいいかな?」
「・・・あっ・・・・は、はい・・・すごい・・・」
なんとか声を押し殺す美影だが、喘ぎ声がでてしまう。同時に、白濁液を放出したいという願望が、波のように押し寄せてくる。
「うふふ、いつでも出していいわよ。中に出すのもいいけど、女の子のお口を犯すのも凄くいい気分のはずよ」
雪が甘い響きで囁く。「雪の口内に発射する」、そのことを認識しただけで美影の衝動は一気に昂ぶっていく。
「んっ・・・・あぁっ!・・いい・・・」
雪がディープスロートで愛撫を加える。それがトリガーとなった。
「ああっ! ザーメンが滾るっ!・・・・出そうっ!」
美影は起き上がり、陰茎に手を添え雪の口に狙いを定める。雪は口を開けて舌を出し、艶めかしい笑みで誘惑する。
「だめーっ! 出ちゃうーーっ!!」
メカペニスのパイロットランプがひときわ赤く輝くと同時に、その先端から濃厚な白濁液が噴出した。ピュッ、ピュッと脈動しながら発射される美影の精。雪は亀頭部に舌を這わし、舌上に発射されるスペルマを巧みに絡みとってゆく。
「ああっ!! 出るのっ!!出ちゃうのっ!・・・気持ちいいーーっ!」
美影の連続射精はすさまじい。しかし、その全てを雪は器用に回収し嚥下してゆく。
「んふっ! あんっ、美味しいっ!」
雪にとって、精液は最大の好物だ。ミレーネルによって暗示をかけられ嗜好を変えられている。
「あーーっ!・・いいっ!」
ようやく美影の発射が終わった。再びベッドに仰向けとなり、躰をピクンピクンと痙攣させる美影。股間のメカペニスはそそり立ったままで、ヌラヌラと白濁液を纏わせている。初めての精通は、得も言われぬ牡エクスタシーを美影にもたらした。雪は口周りのザーメンをもったいなさそうに指で集めて舐めながら、美影の様子を満足そうに眺める。
「どーう、すごくよい気分でしょ?」
「・・・・は、はい・・・」
美影は荒い息で答える。
「ふふ、初めてでこんなに出したんだもんね。美味しかったわあ、生ペニスの精液より少しマイルドな味かな」
「・・・は、恥ずかしいです・・・」
美影が顔をさらに紅く染めて答える。
「あら、恥ずかしくなんかないわよ。これからも美影ちゃんにはこれをたくさん使ってもらうんだから」
「・・・は、はい・・・」
「装置を造ったから分かっていると思うけど、メカペニスのザーメンには洗脳促進効果があるのね。これを女性乗組員に注ぎ込んで気持ちよくなってもらえば、私たちの命令通り動くようになってくれるわ。ね、これからいろんな子を犯してもらうわよ」
「・・・畏まりました・・・」
メカペニスの精液は女性にエクスタシーを与え、同時に洗脳させることができる。雪やミレーネルの洗脳ザーメンのように脳組織を書き換えるほどの能力はないが、従順に従う傀儡に洗脳することが可能だ。射精のエクスタシーを覚えてしまった美影にとって、女性の膣内に放出するということは無上の喜び。しかも注ぎ込んだ相手を雪や自分の配下にすることができるのだ。躰と精神を同時に犯す悦びに胸を弾ませる。
「さてと、これからのことを説明するね。まず、わたしが主要メンバーを7人選ぶわ。もちろん美影ちゃんもその一人。あと、玲ちゃんも愛してあげたわ」
「航空隊の山本さんですか?」
「そう。美影ちゃん特製のパイロットスーツを使ってね」
「羨ましいな」
「美影ちゃんは、後でいくらでも愛してあげるよ。それで、そのメンバー用にメカペニスをあと5個は作ってね。ほら、7人が一人あたり50人犯せば、あっという間に全女性乗員が私たちのものよ」
「すごい・・・」
計画では、各部署のキーパーソンは雪が直接洗脳し、そして洗脳された美影や玲がメカペニスを使って、乗組員たちを支配下においていく。この2段階の洗脳作業で、およそ330人の女性乗組員を速やかに支配しようとしているのだ。
「さて、その前に大切なことがもう一つ」
「なんでしょう?」
「玲ちゃんにもう一つ完成しているメカペニスを渡して、2時間後に一緒に第1多目的室に来てくれる?あの部屋は船務課の管理下だし、わたしがリザーブしておくから、邪魔されることはないわ。そこでね・・・・」
雪が説明を続ける。それを聞いた美影は目をうっとりとさせ、厭らしい笑みを浮かべながら返事をした。
「はい、かしこまりました・・・うふっ、楽しみ」
「それまでにメカペニスの具合を本物で試してみてもいいわよ。ほら、また出したいんじゃない?」
「・・・はい・・・」
美影は顔を赤らめながらも、まんざらそうではない様子で、メカペニスを指先でいじる。
「うふっ、声をたてられて気付かれたりしないようにね」
雪は、小悪魔な表情で美影の衝動を促した。
(続く)
.
.
[4]新型宇宙服のテスト -玲と雪-
雪と美影の出来事があった翌日、航行中のヤマトから100式空間偵察機が発進した。操縦者は航空隊の山本玲、後部座席には雪が座っていた。
「手伝わせちゃってごめんなさいね、山本さん」
船務課が提案した新しいパイロットスーツの試験が彼女たちの任務だ。桐生美影は、一日でスーツを設計・試作したらしい。
「いいえ、任務ですから。それにパイロットスーツの生存性向上は、私たち航空隊にとっても重要なので」
玲は努めて冷静に返答する。彼女は雪に対して若干屈折した感情を抱いている。古代戦術長とのことだ。自分の感情に気付かず古代の前でも自然に振る舞える雪へ、わだかまりを感じている。
目標としていた岩礁空域に到達すると、玲は手頃な岩にワイヤーを射出し、機体を固定する。
「機体の固定完了、エンジンはアイドリング状態を保持します」
「ごくろうさま。それじゃ、機外でテストするね」
「了解」
キャノピーを開け、船外に出る二人。もちろん命綱はついている。二人とも黒地に黄色のラインが入った航空隊のパイロットスーツ姿だ。ただし、これまでのものとは相違点があり、特に首筋に2つの丸形のコネクタが取り付けられているのが目に入る。
「じゃあ、もう一回説明するね。このスーツは生存性を向上させるために、コネクタを介して、エアーや電気などを他のスーツと共有することができるの」
雪は説明しながら、首のコネクタを指す。
「右が送り手、左が受け手用のコネクタね。それじゃあ、山本さんから、私の方に接続してみて」
「分かりました」
玲は自分の首筋右側のコネクタを摘まみ前方に引き延ばした。格納されていたコードが伸びる。そのコネクタを、雪の首筋左側コネクタに接続する。カチャリと振動がすると、バイザー内側に『connect』の赤文字が表示された。次いでコンピュータが接続に問題ないことを判断、『share』の文字が表示されると同時に弁が開き、二人のスーツ内の空気が共有された。
「うん、うまく動作しているようね」
雪がつぶやく。
「宇宙空間で、なんか変な感じですね」
二人の空気は共有されている状態なので、宇宙空間にも関わらず空気を振動させて会話ができている。マイクを通じた会話ではないので玲は多少の違和感を感じたようだ。
「ふふ、そうね。それはそうと、今のスーツの状態は山本さんの方に優先権があるわ。山本さんの方から繋いでもらったから」
「そのようですね。バイザーに色々と表示が出ています」
「私のスーツの動きを制限したりもできるわ。ほら、例えば固定すればギブス代わりに使えるでしょ」
「なるほど・・・」
スーツには特殊樹脂で作られたフレームが織り込まれている。これは電気信号によって自由に硬化させることができ、体を固定して緊急輸送などにも対応できるのだ。
一通りの動作を確認したのち、玲がコネクタを外した。テストはこれで終わりかと思った玲を、雪が遮った。
「あ、実はコネクタは他にもあるんだ。そちらもテストしないとね」
「そうなんですか?ブリーフィングでは聞いていませんでしたが?」
訝しがる玲。
「ごめんなさい、忘れてたの」
忘れるなんてことがあるのか?と玲は思ったが、雪は意に介さず説明を続けた。
「右腰の操作パネルの赤いスイッチを入れてみて」
「これか・・・」
玲は命じられるままにスイッチを探し出しオンにした。すると股間の部分が--ここも今までのスーツと違って補強されたようなパーツが装着されていたのだが--、シャッター状に開き、上下に2つのコネクタが現れた。首筋のものより大型のコネクタで手首の太さほどの大きさだ。
「・・・こ、これですか?」
意外なところに付いていたコネクタに、玲はびっくりした表情だ。一方の雪はにんまりと笑みを浮かべる。
「うふふ、そうよ。じゃあ、今度は私から繋ぐね」
「えっ? ちょ、ちょっと!」
玲が戸惑うのにも関わらず、雪は上側のコネクタをすばやく引き出し、玲の下側コネクタに接続した。接続されたケーブルはコネクタに合わせて太く、雪と玲の股間を50cmほどの長さで繋いでいる。
「うふっ、繋がっちゃった」
雪が茶目っ気たっぷりに舌を出す。
「・・・ここを繋ぐことに、なにか意味があるんですか?」
玲は努めて冷静に疑問を口にする。たしかに生命維持なら首筋のコネクタで問題はないはずだ。
「大ありよ。これから説明してあげるね」
雪は、腰のパネルを操作する。二人のバイザーに『Contact Mode』の文字が浮かぶと、ケーブルがスーツに引き込まれていき、お互いのコネクタが直接結合した。結果、二人は股間を密着させる形となった。
「な、なんです・・・これ?」
「慌てないで、これから開くから」
すると、コネクタ内部のシャッターが開き、二人のエアが共有される。
「これで、また生音声でしゃべれるわね」
「こんなに密着して・・・意味がわかりません」
「あら、躰を近づけてすることは一つでしょ」
「え!?」
「ふふっ、さあ始めるわよ」
雪がさらにパネルを操作すると、玲には想像外のことが起こった。
「え? ・・・や、いやっ!」
スーツ内部で何かが動き、玲のショーツを掴み、下にずり下げていった。同様に雪のショーツも取り払われ、二人は下半身下着無しでパイロットスーツを身につける形となっていた。そして、その股間は接するばかりに近づいている。
股間が密着しているので、当然顔もバイザー越しに接近している。玲は雪の表情がいつもとは違うのを感じた。
「森さん・・・あなた、いったい・・・」
コケティッシュな雰囲気はいつも通りだが、その笑みには邪な色が浮かんでいる。細めた目から除く瞳には邪な光が灯っていた。
雪が楽しそうに口を開く。
「ああ、いいわねえ。勃ってきちゃったわ」
玲は、下腹部に棒状のモノが当たるのを感じた。それは暖かく、ビクンビクンと震え、ドクンドクンと脈動している。
「え!?・・・・これって・・・まさか」
雪がニンマリとした笑みを浮かべる。
「そう、わたしのペニス。直接見せられないのが残念だけど、いい感触でしょ?」
「い・・・いやっ! なんで女なのにそんなものがあるんですかっ!!・・いやっ!!」
玲は、両手で雪の体を押し、体を仰け反らせて避けようとする。しかしスーツが股間で繋がっているので、なんら解決にはならない。
「なんで嫌がるの? せっかくミレーネル様に生やしてもらった立派なモノなのに」
雪は頬を膨らませて、不服そうに答える。
「訳の分からないこと言わないでくださいっ!!」
下腹部でひくつく暖かいモノの感触、生理的嫌悪感に玲はどうにかなってしまいそうだ。
「じゃあ分かるようにしてあげる。詳しく説明するより、ザーメンを飲み込んでもらった方が手っ取り早いよね」
「!!」
目を見開く玲。一方で雪は、腰のパネルを操作する。
「きゃあっ!」
軽い悲鳴をあげる玲。見ると、玲のスーツが大の字に硬直したようになっている。
「緊急移送モードにしてみたわ・・・あ、だめだめ、玲ちゃんの方からは制御できないよ。わたしの方が優先モードになっているからね。もちろんヤマトとの交信も不可能よ」
「・・・い、いったい・・・なにを・・・・」
玲の声がか細くなっていく。
「だから、犯されればすぐに分かるよ。さてと、コマンドを音声モードに変更して・・」
雪がパネルを操作した。
「これでよしと。それじゃ、『わたしのアレを玲ちゃんの中に挿れてあげて』」
するとスーツ内に内蔵された小型マジックハンドが雪のペニスを掴み、それを玲の股間へ移送する。ショーツを下げたのもこのマジックハンドだ。
「いっ! いやーーっ! ・・・変なのがあたってるっ!」
絶叫する玲に対し、雪は冷静にことを進めている。
「うふふ、ほら、どう。先端が触れただけでも気持ちよくない? 」
「なにを、馬鹿なっ!!」
「それじゃ素直にさせてあげる、『パフューム・オン』」
雪の音声コマンドに反応して、スーツ内に香水のような甘い香りが充たされていった。
「・・・ん!・・・なに、この匂い・・」
「いい香りでしょ。気分よくなってきたんじゃない?」
雪が楽しそうに口ずさむ。
「・・・ちょ・・・なんか・・・いやっ・・・変っ!!・・・」
「効いているようね。ほら、わたしの先端があたっているとこ、凄く濡れているよ」
雪は媚薬効果を示すガスをスーツ内に放出した。それに玲の躰が反応したのだ。肉体を改変されている雪には耐性がある匂いだが、玲には為す術がなかった。
「もう待ちきれないんじゃない?」
「・・・やっ!!・・・変態っ!・・・いやーっ!!」
涙を流す玲。首を左右にイヤイヤと振ろうとするが、それさえも硬直したスーツのために自由にならない。
「変態なんと言っているのも今だけよ。すぐにわたしの虜になるから安心して。さあ、入っていくわよ」
マジックハンドに掴まれた雪の男根は、玲の秘裂に狙いを定めると、躊躇せずに侵入していった。
「い・・いやーーーーっ!!」
玲の絶叫がスーツ内に響く。だが、挿入の快感に少し顔を赤らめた雪は満足そうに躰を弛緩させていた。
「あー気持ちいい。玲ちゃんの中、最高ね・・・襞がキュンキュン絡みついてきてる。凄い名器ね」
「・・・う・・・ん・・・・」
涙を流し、顔を赤らめながらも、なんとか耐えようとする玲。一方の雪は上機嫌でつぶやく。
「このあいだ、一緒にお風呂に入ったとき思ったのよね。締まった躰なのにけっこう胸も大きくて犯しがいがありそうだなーって。予想通りだわ」
先日、雪と玲は艦内ジムで汗を流した後、一緒に大浴場に入った。もちろん、そのときの雪が、玲に対して邪な感情を抱くわけがない。ミレーネルの洗脳の影響で、記憶を都合よく改竄されているのだ。
雪は軽く腰をふりながら続ける。
「でも、玲ちゃんは運動神経よいから、なんとか拘束しないと犯れないなぁーって思ったんだよね。でも、その紅い瞳には催眠画像も効かなさそうだし、わたしはミレーネル様のような催眠音声も使えない・・・」
「・・・う・・・うぅ・・・」
おぞましい男根の刺激になんとか耐える玲。荒い息がバイザーの中に響き渡る。
「それでね、玲ちゃんを拘束するこのスーツを、美影ちゃんに作ってもらったんだ」
「・・んっ・・・・もう、・・・やめて・・・」
「それにもう一つやってみたいことがあったの」
玲の悲痛な声を無視し、雪は話を続ける。
「ほら、周りをみてよ・・・この広大な宇宙の無重力空間で、交わるなんて最高だと思わない?」
「!?・・・」
あまりに人を食った発言に玲は言葉を失った。
「じゃあ、本格的に愛してあげる、『注送モードに変更』」
音声コマンドに対応して股間のジョイント部のロックが外れ、腰をある程度自由に動かせるようになる。もちろん雪のペニスは玲の中に入ったままだ。
「さあ、この状況を楽しんでね」
雪が、激しく腰を打ち付ける。
「んあっ!!・・あっ・・・そんなこと・・・やめてっ・・・」
「うふっ、とても気持ちいいでしょ、あたしのアレ」
「・・・う・・・うう・・・」
「ほんと玲ちゃんの中いいわあ。押しつけるたびに嬉しそうに絡んでくるし」
「・・・や・・・やめてっ・・」
「それにしても、きちんと反動を消しているのね。美影ちゃん、芸が細かいな」
無重力の宇宙空間、間近に見える銀河系の光を浴びながら、楽しそうに腰を打ち付ける雪。雪が腰を突き出すと、玲のスーツの背中にあるバーニアが作動し、反作用を打ち消している。『宇宙空間でアレをしたい』という雪のオーダーに美影が答えたものだ。
「あぁー、気持ちよくなってきたわ・・・もう、我慢できないかな・・・」
「・・・お願い・・・やめ・・てっ・・」
「じゃあ、やめてあげるよ・・・・玲ちゃんの中に出したらね・・・」
雪がぺろりと舌を出す。
「・・・い、いや・・・おねがい・・・」
「ああ、ほんとにイキそう・・・」
雪が顔を上気させながら顎をあげる。腰の前後運動がさらに激しくなる。
「・・あっ!・・・い、いやっ・・・」
「あ、いくよ!・・・出しちゃうよっ!・・」
「・・・や!、いやっ!」
玲の悲鳴に雪の嬌声が重なる。
「あっ・・出るっ!出ちゃうっ!!」
その瞬間、雪のペニスから白濁液が堰を切ったように放出され、全てが玲の子宮に向かって流れ込んでいく。
(・・・いやっ・・・どうして、こんなことに)
躰の奥に出された熱い迸りのおぞましさに、玲は気を失いそうになる。だが意識が途切れるその前に、脳裏に別の思いが湧いてくる。
(・・・え?・・・)
玲の子宮内壁に絡みつく何億もの雪の精子。その一つ一つがパーツとなって回路をつくるようにネットワークを形成、固有のパルス電流を発生させる。子宮全体で増幅される電気信号--それは雪の意志が電子の流れに形を変えたものであり、それが脊髄を通して脳に送られ、脳細胞を自由に制御し、思考・記憶を任意に書き換えていく。
(・・・わ・・・わたしは・・・)
玲の脳裏を支配していくのは、雪への思慕、ミレーネルへの隷属、そしてガミラスへの忠誠だ。雪へのわだかまりやガミラスへの憎しみといった玲の意志は関係なく、強制的に書き換えが進む。脳内快楽物質もばらまかれる比類なきエクスタシーの中、玲の意識は別のものに変化していった・・・
雪が全ての精を放った後、玲はしばらくの間、瞳を見開いたまま失神していたかのように見えた。その間に、雪は音声コマンドでマジックハンドを操作し、自分のペニスを玲の中から抜きとる。発射しても萎えない絶倫ペニスのカリがズリュッと膣口を抉った感触に玲の躰がピクンと動いた。
「んっ!」
声が出ると同時に、意識を取り戻したらしい。だが、特徴的な紅い瞳には、これまでにない深紅の妖しい光が宿っていた。
「あぁ、いい気持ち・・・」
「いい顔してるわね、玲ちゃん」
「ありがとうございます、雪様。つまらないことにこだわっていたのが馬鹿みたい」
「雪さんでいいわよ。ね、わたしのザーメンよかったでしょ。これから何するかも分かるよね」
「はい、なんなりとお申し付けください」
「うふふ、いい子。さあ、まずは帰投しようか。遅くなるとテロン人たちが騒ぎだしそうだからね」
「了解しました」
雪は玲のスーツを自由にし、股間のジョイントを外す。二人は再び100式に乗り込み、ヤマトへ向けて発進した。後部座席の雪が通信回線を開く。
「こちら100式偵察機、森、山本。テストは無事に終了、これから帰投します」
通信機のスイッチを切った後、雪は独りごちた。
(テストは大成功ね)
ヘルメットの中では魔女が微笑んでいた。
[5]完成した悪魔のデバイス -美影と雪-
翌日、雪の個室を訪れる人物がいた。桐生美影である。嬉しそうな表情を浮かべ顔をほんのりと赤らめている。
「雪さん、こちらも完成しました。とりあえず2つです」
美影は手にしていたデバイスを雪に差し出した。鈍い銀色に輝く『精液変換射出装置』、展開状態の装置は、女性が使うペニスバンドそっくりの姿だ。陰茎部の大きさは標準的な地球人男性よりも一回り大きい。金属リングが連なったように構成されているため、フレキシビリティがあって自由に動きそうだ。先端亀頭部はオレンジ色の別素材で構成されており、内部にはセンサーやカメラなどが組み込まれ、その中心には、もちろん精液の射出孔が備え付けられている。バンドの内側、女性器側にも突起があり先端のスリット状の採取装置から体液を採取するようだ。また、一部の素材は膣壁にフィットするようなエラストマー状の素材で作られており、そこが神経接続も司っているに違いない。他にも各種センサーや各種薬液放出用スリット、パイロットランプなどが各部に備え付けられ、いかにもメカニック然としたデバイスとなっている。バンド部には小型のタッチパネルモニターも装備され、地球の言語で作動状態を表示してくれるようだ。
「さすが美影ちゃん、仕事が早いわね」
雪が装置を手にして、その感触を確かめながら答える。妖艶な笑みが溢れている。
「すごい装置です、このメカペニス。あ、正式名称が長いので、便宜上、勝手にそう呼んでいます」
美影は顔を赤らめながら答える。
「いいわよ、言いやすいしね。それでもう一つは」
「実は試運転中です・・・」
そういうと、美影はユニフォームのジッパーを下げた。開いた隙間から下腹部まで露出した肌が見える。ブラは付けていないようだ。そして股間にはメカペニスが装着されていた。陰茎部は格納状態となっており、亀頭部まで本体に埋まっている。
「今、収納状態です・・・・でも、もう我慢できないっ!!」
その言葉とともに、パイロットランプが明滅しオレンジ色の亀頭部が飛び出す。茎部も蛇腹が展開するように伸長し、雪が手にしているものと同じ大きさとなった。
「あら、すごいわね。こんな風に勃起するのね。どーう? 感触は」
「・・・なんか、すごく犯したいって気分です・・・・たくさん造られて溜まってる・・・」
メカペニスは、装着者の神経とシンクロする。今の美影の脳裏は、挿入して射精する、という牡の本能でいっぱいだ。特に勃起状態では、茎部も精液タンクとして使われるため、そこに精液がリザーブされていく。溜まっていく精液が、美影に射精を促すのだ。
雪はその様子を見て満足し、舌で唇を濡らす。
「それじゃ、わたしが抜いてあげよっか?」
「え?」
「お口でしてあげるよ」
小悪魔のような雪の返事に、美影は躰をもじもじと震わせながらも、期待に胸を膨らませる。
「あ、ありがとうございます」
雪は美影をベッドに寝かせると、その股間に顔を近づけメカペニスに舌を這わせた。
「ひゃうっ!」
美影が嬌声をあげる。メカペニス表面には金属粒子レベルで感覚センサーが埋め込まれており、接続された神経は、あたかも自分に生えているもののように感じるのだ。雪は、舌を巧みに使い、先端からカリ、茎部へと満遍なく愛撫を加える。
「どうっ? 気持ちいいかな?」
「・・・あっ・・・・は、はい・・・すごい・・・」
なんとか声を押し殺す美影だが、喘ぎ声がでてしまう。同時に、白濁液を放出したいという願望が、波のように押し寄せてくる。
「うふふ、いつでも出していいわよ。中に出すのもいいけど、女の子のお口を犯すのも凄くいい気分のはずよ」
雪が甘い響きで囁く。「雪の口内に発射する」、そのことを認識しただけで美影の衝動は一気に昂ぶっていく。
「んっ・・・・あぁっ!・・いい・・・」
雪がディープスロートで愛撫を加える。それがトリガーとなった。
「ああっ! ザーメンが滾るっ!・・・・出そうっ!」
美影は起き上がり、陰茎に手を添え雪の口に狙いを定める。雪は口を開けて舌を出し、艶めかしい笑みで誘惑する。
「だめーっ! 出ちゃうーーっ!!」
メカペニスのパイロットランプがひときわ赤く輝くと同時に、その先端から濃厚な白濁液が噴出した。ピュッ、ピュッと脈動しながら発射される美影の精。雪は亀頭部に舌を這わし、舌上に発射されるスペルマを巧みに絡みとってゆく。
「ああっ!! 出るのっ!!出ちゃうのっ!・・・気持ちいいーーっ!」
美影の連続射精はすさまじい。しかし、その全てを雪は器用に回収し嚥下してゆく。
「んふっ! あんっ、美味しいっ!」
雪にとって、精液は最大の好物だ。ミレーネルによって暗示をかけられ嗜好を変えられている。
「あーーっ!・・いいっ!」
ようやく美影の発射が終わった。再びベッドに仰向けとなり、躰をピクンピクンと痙攣させる美影。股間のメカペニスはそそり立ったままで、ヌラヌラと白濁液を纏わせている。初めての精通は、得も言われぬ牡エクスタシーを美影にもたらした。雪は口周りのザーメンをもったいなさそうに指で集めて舐めながら、美影の様子を満足そうに眺める。
「どーう、すごくよい気分でしょ?」
「・・・・は、はい・・・」
美影は荒い息で答える。
「ふふ、初めてでこんなに出したんだもんね。美味しかったわあ、生ペニスの精液より少しマイルドな味かな」
「・・・は、恥ずかしいです・・・」
美影が顔をさらに紅く染めて答える。
「あら、恥ずかしくなんかないわよ。これからも美影ちゃんにはこれをたくさん使ってもらうんだから」
「・・・は、はい・・・」
「装置を造ったから分かっていると思うけど、メカペニスのザーメンには洗脳促進効果があるのね。これを女性乗組員に注ぎ込んで気持ちよくなってもらえば、私たちの命令通り動くようになってくれるわ。ね、これからいろんな子を犯してもらうわよ」
「・・・畏まりました・・・」
メカペニスの精液は女性にエクスタシーを与え、同時に洗脳させることができる。雪やミレーネルの洗脳ザーメンのように脳組織を書き換えるほどの能力はないが、従順に従う傀儡に洗脳することが可能だ。射精のエクスタシーを覚えてしまった美影にとって、女性の膣内に放出するということは無上の喜び。しかも注ぎ込んだ相手を雪や自分の配下にすることができるのだ。躰と精神を同時に犯す悦びに胸を弾ませる。
「さてと、これからのことを説明するね。まず、わたしが主要メンバーを7人選ぶわ。もちろん美影ちゃんもその一人。あと、玲ちゃんも愛してあげたわ」
「航空隊の山本さんですか?」
「そう。美影ちゃん特製のパイロットスーツを使ってね」
「羨ましいな」
「美影ちゃんは、後でいくらでも愛してあげるよ。それで、そのメンバー用にメカペニスをあと5個は作ってね。ほら、7人が一人あたり50人犯せば、あっという間に全女性乗員が私たちのものよ」
「すごい・・・」
計画では、各部署のキーパーソンは雪が直接洗脳し、そして洗脳された美影や玲がメカペニスを使って、乗組員たちを支配下においていく。この2段階の洗脳作業で、およそ330人の女性乗組員を速やかに支配しようとしているのだ。
「さて、その前に大切なことがもう一つ」
「なんでしょう?」
「玲ちゃんにもう一つ完成しているメカペニスを渡して、2時間後に一緒に第1多目的室に来てくれる?あの部屋は船務課の管理下だし、わたしがリザーブしておくから、邪魔されることはないわ。そこでね・・・・」
雪が説明を続ける。それを聞いた美影は目をうっとりとさせ、厭らしい笑みを浮かべながら返事をした。
「はい、かしこまりました・・・うふっ、楽しみ」
「それまでにメカペニスの具合を本物で試してみてもいいわよ。ほら、また出したいんじゃない?」
「・・・はい・・・」
美影は顔を赤らめながらも、まんざらそうではない様子で、メカペニスを指先でいじる。
「うふっ、声をたてられて気付かれたりしないようにね」
雪は、小悪魔な表情で美影の衝動を促した。
(続く)
tag : 妄想ストーリー