淑女変幻

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　森雪が目を覚ますと、股間のファスナーが下ろされ謎の器具が装着されていた。それは、あたかも男性器のような形状で、金属製だがフレキシビリティのある構造をしている。
「な、なに、これ?・・・・・えっ!?　 あっ! ・・・い、いやっ!?」
驚く雪だったが、同時にその器具が躰と一体化したような感覚を感じた。それは女の身でありながら、まるで自分に男性器が生えたような感触だ。これはガミラスの科学力による「精液変換射出装置」。体液を精液へと変換し、女性でありながら射精を可能とする禁断の装置だ。神経が接続されると装置がまるで自分に生えたペニスのように認識され、造精が始まると、それを放出したい牡の欲望が脳裏を満たすのである。そして、魔悦の射精快楽を堪能させられることによってガミラスへの忠誠心を刷り込まれ洗脳されてしまうのだ。だが、なぜ、このような装置が艦内にあるのだろうか。そして、誰がそれを雪に付けたのだろうか。

同じころ、技術科員の桐生美影は自室で妖しい笑みを浮かべていた。
「うふふ、森船務長、そろそろ初めての射精アクメにはまっているころかしら」
彼女は、ガミラスの精神攻撃を受けた際、夢の中で「精液変換射出装置」を付けられ、その怒濤の快楽からガミラス科学力に憧れを抱かされ、忠誠を誓うように洗脳されていたのだ。そして、脳裏にインプットされた設計図をベースに、秘密裏に工作室で「ガ式精液変換射出装置」を製作したのである。美影の目的は女性乗組員の洗脳だ。その第一号として森雪がターゲットに選ばれ、麻酔で眠らせている間に、装置を装着したのだ。雪の洗脳が滞りなく進み装置に問題が無いことを確認したら、大量に製造し、女性乗組員を悉くガミラスの僕へと変えることを画策しているのだ。

そのような奸計は知らず、森雪は、押し寄せる牡の感覚にただ流されようとしていた・・・、