キュアベリーの悪夢
こんばんは。ネットを見ていたら「実写版 監獄戦艦 小早川怜子 春原未来(ZIZ)」という作品が発売されるそうで、ちょっと気になっています(リンク先はメーカーの紹介ページ)。PCゲーム「監獄戦艦」を完全映像化ということですが、原作ゲームはSF機械洗脳シーンが多いので、どこまでうまく表現しているか楽しみです。1/31発売、220分という長時間作品です。
さて、今回は妄想ストーリー「キュアベリーの悪夢」をアップします。以前に書いた、「キュアピーチVSノーザ(1)、(2)」の続編の悪堕ちストーリーです。元々は単発で書いた作品なので、続き物とするために舞台背景とか、堕とし方の工夫とか、ちょっと苦労しましたが、なんとかまとめてみました。フレッシュプリキュアを襲う連鎖洗脳の罠を、楽しんで頂ければ幸いです。全編官能編です。
昔、製作したベリーのフィギュアです
さて、今回は妄想ストーリー「キュアベリーの悪夢」をアップします。以前に書いた、「キュアピーチVSノーザ(1)、(2)」の続編の悪堕ちストーリーです。元々は単発で書いた作品なので、続き物とするために舞台背景とか、堕とし方の工夫とか、ちょっと苦労しましたが、なんとかまとめてみました。フレッシュプリキュアを襲う連鎖洗脳の罠を、楽しんで頂ければ幸いです。全編官能編です。
昔、製作したベリーのフィギュアです
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<1>
「ラブーっ!」
こだまする声。美希、せつな、祈里の3人が駆け寄ってくる。夕暮れが迫り薄暗くなってきた森の中、桃園ラブは意識を失って倒れていた。
「大丈夫!?ラブ!」
「ラブちゃんっ!」
3人が俯せのラブの体を助け起こす。
「・・・・う、うんっ?・・・」
「ラブっ! 」
「・・・ここはっ?」
「町外れの森よ。あなた、ここで倒れていたのよ」
美希が説明する。
「・・そっか、ソレワターセを倒したんだけど、そのまま・・・」
同時に複数現れたソレワターセに対し、プリキュアの4人は個別の戦いを余儀なくされた。ラブは、自分が対峙したソレワターセになんとか勝利したものの、ダメージも大きかったことを説明した。体についた土埃をはたき落としながらラブは立ち上がる。
「いてて・・ちょっと体が痛いけど問題ないかな。みんなも大丈夫だった?」
4人は歩きながら話をする。
「ええ、なんとか倒したけど・・・」
「手強かったわ。一人じゃぎりぎりだった・・・・」
「また同時に現れたらどうしよう?」
口々に心配の言葉が飛び出す。
「わたし、明日からのお休みに家族で旅行なの。大丈夫かしら?」
一番後ろを歩いていた祈里が切り出す。
「え!、そうなの?」
他の3人が振り返る。心配そうな顔をする3人だったが、ラブはすぐに明るく振る舞う。
「大丈夫だよ、ブッキー。楽しんで来なよ!」
屈託のない笑顔を見せるラブ
「そうね、せっかくの旅行だからね」
「楽しんで来なさいな」
美希や、せつなも笑顔を見せる。
「ありがとう、みんな。でも、なにかあったら、すぐにリンクルンで知らせてね」
祈里もようやく笑顔を見せた。
<2>
翌日、街を歩いていた美希にうなり声が聞こえてきた。
「ソレワタ~セ!!」
「きゃーーっ!!」
「怪物だーっ!!」
人々の悲鳴も聞こえる。街の中にソレワターセが現れたのだ。鉄塔に手脚が生えたような異形の姿の怪物だ。先端の二つのライトがまるで眼のように黄色く灯っている。
逃げまどう人々とは逆に、美希は怪物に向かって走り出す。ポシェットからリンクルンを取り出しボタンを押す。祈里は旅行中で不在だから、ラブとせつなに連絡するのだ。
「ラブ!、せつな! ソレワターセが現れたわ!」
だが、反応がない。
「・・・ちょっと、なにしてるのよ・・・もうっ、あたし一人でもっ!」
周りに人がいなくなったのを確認して、美希はリンクルンを掲げた。
「チェィンジ・プリキュア・ビートアップ!」
美希の姿が青い光に包まれ、キュアベリーへと変身する。白地に青をベースとしたコスチューム。理知的なイメージを醸し出す青いプリキュアだ。
「たーーっ!」
ベリーが技を繰り出す、得意のキックにパンチのコンビネーション。だが、このソレワターセはタフだった。鉄ベースのボディはベリーの攻撃をなんなく跳ね返す。
(・・・強いわね、作戦を考えないと・・・)
攻撃をしかけながらキュアベリーは少しずつポジションを移動し、隙を突いてソレワターセの背後に回った。
(死角からの攻撃なら!)
ジャンプして、ちょうど首根元にあたる部分へキックを繰り出そうとした。しかし、その攻撃をソレワターセは予期していたようだ。ソレワターセの両手からワイヤーのようなものが飛び出し、ベリーの手首に絡みついた。
「し、しまったっ!」
ワイヤ-は電線が変化したものなのだろう。ソレワターセの両手先がウインチのようにワイヤーを巻き取り、ベリーの体が引き寄せられる。さらに足首にもワイヤーが絡みつく。ベリーの手脚はまるで十字架に磔にされたかのようにソレワターセのボディに固定されてしまった。
「はっ、はなしなさいっ!」
手脚を動かそうと藻掻くが、きつく締められたワイヤーはびくともしない。
(・・・なんとか逃げなくちゃ・・・)
キュアベリーが策をひねる。
そのときだった。誰もが逃げて無人の街角に、カランっ、と小石が転がる音が響いた。
「だっ、だれっ!」
前方のビルの向こう側から伸びる影がベリーの眼に入った。こちらに近づいてくる。ラビリンスの幹部だろうか?もしかしたら新幹部のノーザ? だがその影の主が現れた瞬間、ベリーは安堵した。
「ラブっ!」
影の主は桃園ラブだった。愛らしいピンクの私服姿だ。
「ラブ!、早く変身してっ、ワイヤーを切ってっ!」
ベリーが叫ぶ。だがラブは予想外の台詞を吐いた。
「よくやったね、ソレワターセ」
「!? ラブ?」
ラブが捕らわれのキュアベリーを見上げる。その表情はいつもの桃園ラブではないことにベリーは気づいた。
「ラブ・・・あなた・・・」
それは友達を見つめる表情ではない。罠にかかった獲物を蔑み弄ぶかのような邪悪さがにじんでいる。
「ブッキーがいなくてベリーだけだったから都合がよかったよ」
「!! ラブ、どうしたのっ!? プリキュアに変身してっ!」
ラブの様子をいぶかしみながらも、仲間として、助けを求めるベリー。
「いいよ。じゃあ変身しちゃおっかなぁ」
さも楽しそうに答えながらニヤリと笑うラブ。その様子を見てキュアベリーの背筋に冷たいものが走ったが、本当の衝撃はこれからだった。
ラブは一歩踏み出し、両脚を広げるようにして地面を踏みしめる。そして両手を捻るようにして胸の前で合わせ、声をあげた
「ダークプリキュア!スイッチオーバー!」
ラブの体が黒い闇に包まれ、紅い閃光がスパークする。
「え!?・・・・ラ・・ブ・・・・」
衝撃を受けるキュアベリー。その前で闇が晴れていく。そこに現れたのはキュアピーチの姿、だが白とピンクのカラーではない。漆黒に染まったキュアピーチだった。
「ピ、ピーチ?・・・・その姿・・・」
キュアピーチのコスチュームの白い部分やブーツは黒く染まり、エナメル状に鈍く輝いている。ブーツのヒールは針のように鋭くとがり、股まで伸びた黒ストッキングとの組み合わせは妖艶だ。まるでプリキュアのコスチュームがボンデージファッションとなったかのような妖しさだ。髪はグレーに色を変え、ツインテールを留める髪飾りはハート型ではなく、紅いダイヤ状へと変化していた。そして、紅いアイシャドーで飾られた瞳が挑発的な眼差しを向ける。暗黒のキュアピーチは妖美に満ちた表情をまとっていた。
「ふふっ、どう? これが新しいあたしの姿。ダークキュアピーチだよ」
「・・・ダ、ダーク・・・」
ベリーは言葉を失った。これがあの天真爛漫でいつも明るい桃園ラブ、キュアピーチの姿なのかと。
「そう、ラビリンスに忠誠を誓う真のプリキュアの姿だよ」
ベリーは気を取り直す。
「ピーチ、あなた、ラビリンスに操られているのね。正気に戻りなさいっ」
だが、ダークピーチは動じない。
「やだなあ、違うよ。あたしは操られているんじゃなくって、真の姿に目覚めただけだよ」
「・・・そ、そんなこと・・・」
ダークピーチは拘束されているベリーの眼前に顔を近づける。
「ねえ、ベリーも真のプリキュアとしてラビリンスに忠誠を誓ってくれる?」
妖しく爛々と瞳を輝かせながらも、ダークピーチがおねだりするような甘い口調でキュアベリーを闇に誘う。
「馬鹿なことを言ってないで! ほんとに正気に戻りなさいっ!」
「否定するとは思ってたけどね。でも、やだなあ、その上からの言葉。自分の立場を分かってないようね」
頬を膨らませるダークピーチ。だが、全ては彼女の予想通り。どこか楽しそうだ。
「あたしが染めてあげる。さっきから躰が疼いてるしね」
「えっ!?」
キュアベリーはダークピーチの言葉の意味が理解できない。だが、そんなベリーをよそに、ダークピーチは右手を挙げ、指をパチリと鳴らした。次の瞬間、二人を囲む空間が歪んだ。
「キャアアァっ!」
激しい衝撃がキュアベリーを襲う。そのまま、彼女らの姿は消えていった。
<3>
「う・・・うんっ?・・・ここは?どこ?」
気を失っていたキュアベリーは目を覚ました。両手足はソレワターセに拘束され磔状にされたままだ。周りを見渡すと、そこは宮殿の広間のような広大な部屋、その中央にソレワターセが沈黙したまま鎮座しているのだ。壮大で優雅な建築のようだが、照明が灯っていないため薄暗く、不気味な雰囲気を醸し出していた。
(ラブは、いったいどうしちゃったの・・)
キュアベリーの脳裏に浮かぶのは変貌したラブと、黒いキュアピーチの姿。思い出したくもない衝撃的な姿だった。
(夢であってほしいけど・・)
そのとき、静寂を破るようにコツコツと靴音が響いてきた。ベリーの前方から誰かが近づいてくる。薄暗いためにシルエットしか見えないが、靴音はハイヒールの音色だ。キュアベリーは身体を固くする。
「目が覚めた? なかなか起きなかったんだよ」
その声と同時に天井のシャンデリアが明るく灯った。キュアベリーの前に現れたのはダークキュアピーチ。照明の光を浴び、黒いコスチュームが妖艶な光沢に輝いている。禍々しい闇のプリキュアの姿だ。両手を腰に当て、勝ち誇ったようにキュアベリーを見つめる。
「ピーチ!これを離してっ!」
キュアベリーが叫ぶ。
「あなた、ラビリンスに操られているのよっ!」
「まだ、そんなこと言っているの?」
唇に歪んだ微笑をたずさえたまま、呆れたような口調のキュアピーチ。周りを見回しながらベリーの言葉を無視して説明する。
「この宮殿はね、パラレルワールドの一つにあるんだ。ノーザ様が管理されてるパラレルワールドだよ」
「・・・ノーザ・・・・」
「ノーザ「様」よ。それでね、今度あたしたちの世界を支配したら、プリキュアに管理をまかせてくれるって」
「・・・管理・・・・」
「そう。素晴らしいと思わない? 世界中のみんながプリキュアのために動くんだよ」
「・・・ピーチ、そんな恐ろしいこと・・・」
「だからね、ベリーもラビリンスに早く忠誠を誓った方がいいよ」
恐ろしいことを無邪気に説明するダークピーチ。ベリーはその様子に衝撃を受けながらも、ピーチをそのように変えたラビリンスに対し不屈の抵抗を改めて決意する。
「ピーチ!、あなたを絶対に元に戻してあげる」
キュアベリーは決意の表情で宣言する。しかしダークピーチは可笑しいとばかりに口元に手を当てる。
「そんなこと出来ないよ。それに、ベリーはあたしが染めてあげるって言ったじゃない」
「染めるって・・・」
キュアベリーの疑問には答えず、ダークピーチは腰のポシェットの蓋を開けた。
「さてと、どの子にしようかな?」
本来ポシェットはリンクルンのケースだが、その代わりにノーザが創り出した種子が何個も入っていた。色は緑色、大きめの飴玉くらいの大きさで、赤い目と裂けた口がある不気味な種子だ。
「この子がいいかな」
種子はそれぞれ機能が異なるらしい。ダークピーチは一つを選んで摘まみあげた。
「ピーチ・・・リンクルンは?」
ポシェットの中身が違うことに、ベリーが思わず問いただす。
「そんなの壊しちゃったよ。いらないし」
なにげなく答えるダークピーチ。プリキュアの命ともいうべきリンクルンが無いことに、キュアベリーは再び驚かされる。それも壊れたのではなく壊したのだと。
「・・・ピーチ・・・」
「もう、つまらないことばかり聞くんだから。この子でちょっとおとなしくなってよ」
ダークピーチが種子をベリーに向けて掲げる。
「それで・・・攻撃する気?」
「あはは、違う、違う」
ダークピーチはさも楽しそうに笑う。
「やっぱりプリキュアはそんなことしか想像できないんだね。発想が貧弱だな。これはね、こうするの」
摘まんでいた種子を、ダークピーチは口の中に含んだ。ベリーに顔を向けるとニヤリと笑う。そして素早くベリーの眼前に近づくと、唇を奪った。
「・・・んっ!!」
突然の行為に目を見開くキュアベリー。本能で顔をよじって逃げようとするが、ダークピーチの両手に側頭部を掴まれ動かすことが出来ない。さらにダークピーチの舌が唇を割って侵入する。
「・・・んんっ!・・・んっ!んっ!・・」
キュアベリーの口腔内をじっくりと味わうかのようにダークピーチの舌が蹂躙する。ぴちゃぴちゃと淫靡な音を立てながら唾液が交換される。快楽を貪るだけの淫らなキスだ。さらにダークピーチは、口に含んでいた種子を器用に舌先で誘導し、キュアベリーの喉奥に押し込んだ。
「・・んっ!んんっ!」
なすすべ無く種子を飲み込んでしまうキュアベリー。ようやく、ダークピーチの唇が離れた。
「な、何するのよっ!」
叫ぶキュアベリー。まさか同性の親友に唇を奪われるとは思っていなかった。キュアベリーいや蒼乃美希にとっても初めてのキス。大切にしていたのものを踏みにじられた悔しい感情が胸に詰まる。
(・・・あたしの初めてのキスが・・・・)
だがベリーの理性が訴える。ピーチが自らラビリンスに協力するはずがない。今のピーチはラビリンスの策略で操られている被害者なのだ。感情的になればなるほどラビリンスの思うつぼ。そう考えれば、努めて冷静に対処することが必要だ。ベリーは唇をかみしめる。
「美味しーい。ベリーの唇気にいったわ」
唇に残った唾液を舌なめずりしながら無邪気なダークピーチ。
「はじめてのキスでしょ。どうだった? あたしとで嬉しい?」
「ひどいわね。それにあたしに変なモノ飲ませたでしょ?」
「ふふん、あれはね、ノーザ様から頂いた種子。ノーザ様が丹精込めて育てたの。ベリーに飲ませたのはね、お腹の中から躰を綺麗にしてくれる優れものだよ」
「どういうこと?・・・」
「もうすぐわかるよ」
ダークピーチは思わせぶりな台詞を吐きながら、傍らのソファーに腰掛けた。
<4>
ダークピーチはソファーに背中を預け、脚を組みながら楽しそうにキュアベリーを眺めている。一方、冷静に振る舞い、なんとか拘束を解いて脱出しようと作戦を考えるキュアベリー。だが次第に身体に異変を感じ始めた。
「・・あ、熱い!・・・喉が、お腹が・・・とても熱いわ」
「うふふ、その種子はね、お掃除しながらお腹のなかを巡っていくんだけど、そのとき強力な媚液を放出するの。それを浴びるとね、中がとっても感じやすくなっちゃうんだ」
「・・・・え?・・・」
顔を赤く染め、肩で息をするキュアベリー。
「だからね、ベリーの躰の中はぜーんぶ性感帯になっちゃうの。ご飯が喉を通過するだけで感じちゃうような羨ましいボディになれるんだよ」
種子の悪魔の効力を平然と説明するダークピーチ。淫らな台詞がさも普通に口から出る。
「・・・そ、そんなの・・・・」
初めて聞く単語ばかりだが、意味することはなんとなくは分かる。しかし、あの明るいピーチがそんな恐ろしく厭らしい言葉を口にするとは・・・その恐怖にキュアベリーの身体が震える。
(・・ピーチ・・・あなた、いったい、何をされたの・・・)
種子は胃から腸へと体内を移動していく。器官内の消化物を吸い込んで綺麗に浄化させると、改造媚液を噴出し、内壁を性的刺激を感じるものに変えてしまう。これを繰り返しながら、体内を進んでいくのだ。
(・・とにかく、ここは我慢して、なんとかチャンスを待たないと・・・)
キュアベリーは苦悶の表情を浮かべながら、躰の内部からの刺激に必死に耐えていた。ピーチを救いたいという気持ちが彼女をなんとか支えている。しかし肌は紅潮し、大粒の汗を流す姿はいかにもきつそうだ。
頃合いと判断したダークピーチは、ソファーから立ち上がりベリーに歩み寄る。
「ソレワターセ、もう放していいよ。もう動けないだろうしね」
その声でソレワターセのワイヤーが外れ拘束が解かれた。キュアベリーは支えを失い、そのまま床に崩れ落ちる。なんとか躰を動かそうとするが、内部からの熱い刺激に身体の自由が効かない。しかも体力も失われているようだ。立ち上がろうとするのだが、四つん這いになるのが精一杯だった。
「だめだよベリー、無理しちゃ。種子が体力も奪っているからね。それに、もっといいことが起きるんだから」
ダークピーチはキュアベリーの後ろ側に周り、スカートの中に手を伸ばすと強引にショーツを破りとった。ダークピーチの眼前にベリーの股間が露わになる。
「あっ!・・・な、なにするのよ!・・」
叫ぶベリーだが、今の彼女に抵抗する力は失われている。
「そろそろ、種子が出てくる頃じゃない?」
「え?・・・あ、い、いやっ!」
躰の中を巡り改造媚液を蒔き続けた種子は旅を終えようとしていた。特に出口に近づくに従って媚液の噴出量が多くなり、より淫らに感じやすく改造しているようだ。
「ほら、ひくついてきたよ」
羞恥心を煽るようにダークピーチがつぶやく。
「いっ、いやーっ! 見ないでっ!」
キュアベリーが声を振り絞る。誰もが見られたくない行為だ。だが尊厳を踏みにじるかのように、ダークピーチは目を輝かせて、ベリーの様子を楽しそうに観察する。
「あははっ、お楽しみはこれからだよ。」
「え、あっ!・・や、やだっ!」
ベリーのアナルから透明な液体がにじみ出る。花弁をひくつかせながら粘液にまみれた種子の先端が外界に姿を現した。そのまま排出されるかと思われたが、突然、その様子が変化した。
「さあ、始まるよ!」
「あ、熱いっ! い、いやーーっ!」
ベリーも自分の躰に起きる異変を感じ取った。種子は突然、豆粒ほどの大きさにまで縮んでいく。さらにアナル花弁の背中側に吸い付き、周りの皮をかぶるようにして潜り込み、キュアベリーの躰と一体化した。寄生した種子は、まさに一つの器官となり、神経がベリーと結合していく。その衝撃は脳髄を貫いた。
「----っ!」
身体をのけぞらせながら、声にならない悲鳴をあげるキュアベリー。四つん這いの姿勢だったが、衝撃で床に突っ伏した。
パチパチパチ、ダークピーチが揶揄するように拍手する。
「おめでとう、ベリー。綺麗に融合したね」
「・・・あ、あなた・・・何を・・・したの」
息も絶え絶えにキュアベリーが問う。
「あの種子はね、最後は躰に融合して新しい器官となるの。お尻のクリトリスが新しく誕生したんだよ」
「・・・え?・・・」
ベリーには理解できない恐ろしい説明。完全に理解範囲外の現象だ。
「ふふ、直に躰で教えてあげるよ。こうするとどうかな?」
アナルクリトリスは包皮に覆われた状態だ。ダークピーチは包皮を剥き指先で刺激する
「!!」
融合したときとは異なる妖しい感覚が脳裏を走る。それは初めて味わう性的なエクスタシー、しかも尋常ではない手法で与えられた悪魔のオーガズムだ。その刺激は、同時に淫らな性感帯に改造されたアナルから腸内へも波紋のように広がり、躰の内側をも昂ぶらせる。
「・・・な、なんなの?・・・これ?」
これまでに味わったことのない感覚。清潔なシャツを泥遊びで汚してはしゃぐような背徳の悦びが広がっていく。自分の肉体の変化に戸惑うキュアベリー。望まなくても、その躰に淫らな悦楽の感触が自動的にインストールされていく。
「どう、こうすると気持ちいいでしょ。前のクリと併せて2倍のエッチな気分を味わえるんだよ」
ダークピーチの顔も上気している。彼女の性格はサディスティックなものに変貌しているのだ。キュアベリーを少しずつ堕とすことにゾクゾクとするような快楽を感じている。
「クリはまた後でいじってあげるよ。ふふっ、もう我慢できなくなってきちゃったから」
ダークピーチは立ち上がり、俯せ状態のベリーの眼前に仁王立ちした。
「ほら、見て。これ、どう思う?」
ダークピーチは自分の黒いスカートの前をさする。なぜか、その部分は異様に膨らみ、スカート越しにもビクッビクッとひくついている様子が分かる。
「・・・え?・・・それって?・・・・」
唇を歪めて笑うダークピーチ。
「ふふん、分かるでしょ。いまベリーの躰が欲しがっているものだよ」
キュアベリーの脳裏に恐ろしいものが浮かんだ。まさか、女性にそんなものが? だが、自分の肉体も謎の種子によって変えられつつある。ソレを生やすこともラビリンスの力だと可能なのかもしれない。恐怖にキュアベリーの顔色が変わる。
「うふふ、そんな怖い顔しなくていいよ。いっぱい注いで気持ちよくしてあげるんだから。ほら見てよ」
ダークピーチは黒いショーツを脱ぎ捨てると、左手で自分のスカートを捲る。
「!!」
「どーう?、立派でしょ」
ノーザの精を受けたことで自由に生やせるようになった悪魔のふたなりペニスだ。逞しく天に向かって勃起した姿は巨根と呼ぶに相応しい。剥けた先端部は大きく傘を張り、中央からは透明な液体がすでに滲み出ている。微妙に反った茎部は太い血管が浮き出て禍々しさを強調しており、その異形の姿にキュアベリーは息を飲む。
「・・・い、いやーーっ!・・」
「そんなに嫌うかなあ?すぐにこれの虜になっちゃうよ」
右手の指先で自分のペニスを弄びあながら、不敵な笑みを浮かべるダークピーチ。
「これからベリーの中を気持ちよくしてあげるよ」
「や・・・いやっ! やめて、お願いっ! そんなこと!」
懇願するキュアベリーだが、ダークピーチの答えは彼女の予想を超えていた。
「もちろん、まずはお尻からだよ」
「!?・・・な、なんてことを・・・」
「だって、気持ちよく感じるように改造してあげたんだもん。試してみたいと思わない?」
「・・・ば、馬鹿言わないで・・・」
「それにね、あたしだってノーザ様にバージンを捧げる前に童貞を失っちゃったんだよ。ベリーもバージン喪失を楽しむ前に、違う悦びを教えてあげる。アナルの快楽をね」
「・・い、いやーーーっ!!」
自分勝手な理屈を話し続けるダークピーチ。理性を保ち続けてきたキュアベリーだったが、性行為、しかもアナル挿入というこれまで想像したこともなかった変態行為に対しては、恐れだけしか感じられない。なんとか逃れようとするが、立ち上がろうにも力が入らない。
(・・・お願い・・・動いて・・・)
「無駄だよ、種がベリーのパワーを吸いとっちゃったからね」
ダークピーチは、キュアベリーの躰を起こし、再び四つん這いの姿勢をとらせる。スカートをチラリとめくって状態を確認すると歓喜する。。
「お尻、いやらしく、ねっとりしてるよ。もう、待っていたんじゃない?」
「や、やめなさいっ! ・・やめてっ!!」
「種のおかげで敏感な躰になっているんだから、素直に楽しんだ方がいいよ」
ダークピーチは左手でベリーのスカートを固定したまま、右手を肉棒に添える。
「さあ、ベリーのお尻に入れちゃうよ」
「いやっ!、ほんとに、やめてーっ!!」
「すっごく気持ちいいから!」
ダークピーチはバックから挿入の体勢をとる。まずは凶悪な肉棒でベリーのアナルをちょんちょんと刺激する。
「あっ!・・・・あんっ!・・・やっ!・・・」
嫌悪感を感じるはずなのに、なぜか、その刺激が快感と認識されてしまう。キュアベリー自身が驚く。
(・・・い、いやっ・・・どうしたの、あたしの身体・・・あたし、どうなっちゃってるの・・・)
だが、それは悦楽の序章にも満たない。
「さあ、いくよっ!」
ダークピーチの極太棒がキュアベリーのアナルにするすると吸い込まれていった。その衝撃にベリーは悶絶する。
「*!%&#$@!*!!!」
言葉にならない悲鳴をあげるキュアベリー。凄まじい快感の波動に脳裏が真っ白にフラッシュする。改造された後ろの穴は、性器以上にただ快楽を生み出すだけの浅ましい器官と化していた。初めての挿入にも関わらず、ダークピーチの肉棒を待ち焦がれていたかのように腸壁が収縮し、突かれるごとに淫液を出して歓喜に震える。
(・・・なんなの、これ・・・)
初めてのアナルにも関わらず、怒濤のエクスタシーに翻弄されるキュアベリー。
「ああっ、いいっ! たまらない、ベリーの改造アナルの感触っ!。熱くてぬるっとして締め付けてきて蕩けそう!!」
挿れているダークピーチも、極上の名器と化したベリーのアナルに満足そうだ。その感触を貪欲に堪能する。腰を激しく打ち付けたかと思うと卑猥にグラインドさせるなど緩急自在に責めまくり、肉壺の隅までを味わっていく。まして自分の手によって改造したかと思うと、サディズムにも火が付いて、より一層興奮が高まっていく。
「どう、とてもいいでしょ? お尻に挿れられて・・・」
「・・・あっ!・・・・あぁっ!・・・」
キュアベリーは恍惚の表情だ。なんとか我慢をしようとするが、エクスタシーの強烈さに流されてしまう。
「でも、これだけじゃないよ。ほら、ここで後ろのクリを刺激すると・・・」
バックで挿入しているため、ちょうど肉棒の上にベリーのアナルクリトリスが位置する。ダークピーチの指が、敏感な新器官を刺激する。
「んあぁーーっ!!」
先ほどクリだけをいじられたのとは違い、挿入されながら弄ばれるというダブルの刺激、その相乗効果でキュアベリーはさらに悶絶する。
「・・・も、もう・・・や・めて・・おかしくなっちゃう・・・」
「うふふ、やめてあげるよ。あたしももう限界だし」
「・・・えっ?・・・」
「中いっぱいに出しちゃうからね」
「・・・あ!・・・やっ、いやっ!・・・それはいやっ!・・・」
悪魔の波状快楽の中、その最後に来るものはキュアベリーの脳裏から一時的に消えていた。だが、発射という行為が脳裏に浮かぶと、おぞましさに恐怖がこみ上げてくる。
「中に受け入れるともっと気持ちいいよ!」
ダークピーチの腰の動きがさらに激しくなり、アナルクリを刺激する指も艶めかしく動く。
「・・・あっ! ああぁっ!」
「あぁっ、きてるーっ!出るっ!いっぱい出しちゃうっ!」
「い、いやぁーっ! やめてっ! あぁーーっ!」
ダークピーチの顔が快楽に歪み、ベリーの腰を強く引きつける。同時に溜まっていた白濁液が、肉棒の先からベリーの腸内へ放出された。
「いいーっ! ベリーのお尻っ! まだまだ出るーっ!」
「いやぁぁーーっ!」
ダークベリーの放出量は凄まじかった。だが、あさましく改造されたキュアベリーの腸壁はそのザーメンを愛おしく受け入れ、すべてを吸収していく。嫌悪感を遙かに上回る激しい絶頂と恍惚感の中、キュアベリーは意識を失い、ぐったりと床に伏せおちた。
<5>
「・・・・う、うん?・・」
キュアベリーは目を覚ました。どうやら床に伏せているようだ。まだ意識がはっきりとしない。いったい自分はどうしていたのだろう・・・何が起こっていたのか・・・
「!」
その瞬間、キュアベリーは思い出した。ダークピーチとの浅ましい交わりを。
(・・・・・)
「もう、また気を失っちゃうんだから」
眼前から声が聞こえる。顔を上げると、ダークピーチがソファに座って脚を組み、肘掛けに頬杖をついていた。
「まあ、それだけ強烈だったということだね。アナルとアナルクリの快感、よかったでしょ」
「・・・い、いやっ・・・」
ダークピーチがベリーの羞恥心を煽る。その言葉に、お尻がまだジンジンと痺れているのを認識する。
「もうベリーはこの快感から抜けられないよ。それにラビリンスに忠誠を誓えばいくらでも、こんなにいい気持ちになれるんだよ」
「・・そ、そんなの・・・いやっ・・・」
浅ましい行為の結果に羞恥を感じるものの、意識がはっきりとしてきたため、ベリーは冷静さを取り戻そうとする。。
(身体は、何故か分からないけど、動きそう・・・)
まずは自分のコンディションを確認する。
(逃げられるかしら・・・いや、ピーチをこのままにしてはいけない)
考えを巡らせ、対応策をひねる。
(ピーチはラビリンスに操られている・・・あんな彼女の姿を見ていられない・・・)
ピーチは大切な仲間。酷い性行為をされたのもラビリンスの策略だ。ベリーはそう信じている。なんとかして元に戻してあげたい。
(・・・よし・・・)
キュアベリーは決断した。瞳に強い意志が灯る。
「さあ、続きを楽しもうか。うふふ、もっといいことしてあげるよ」
ダークピーチが近寄ってくる。そのとき、キュアベリーは渾身の力を振り絞って立ち上がった。一歩後ろに退いて戦う構えをとる。
「すごーい、動けるんだ」
感心したようにダークピーチが声を上げる。だがベリーは真剣な表情で対峙する。
「可哀想なピーチ。ラビリンスの罠で・・・・あなただけは絶対元に戻してあげる」
「?」
「響け!希望のリズム!」
キュアベリーは、キュアスティック・ベリーソードを取り出した。先端部に蒼いクリスタルを備えた白いバトン状のアイテムだ。
「まだ刃向かう気?そんな武器は全然効かないよ」
「そうね、でもあたしの全ての力を込めてピーチを浄化してあげる。あたしはどうなってもいい!」
キュアベリーは覚悟を決めていた。余力を一切残さずパワーを出し切ることを。キュアスティックを構える。
「プリキュア・エスポワールシャワー・フレーッシュ!!」
かけ声と同時に青いスペード型の光がダークピーチに向かって放たれる。通常よりも輝きを増しており確かに効果が増大しているようだ。余裕の表情だったダークピーチだが、その威力を見誤っていたのか、はね返すこともできずに、青い閃光に飲み込まれた。
「きゃぁーーっ!」
「お願いピーチ! 元に戻って!」
エスポワールシャワーは闇を浄化する光線だ。キュアベリーの全ての力を込めた光の中、苦悶の表情を浮かべるダークピーチ。だが、次第にその様子が変わっていく。表情がだんだんと和らいできているようだ。黒いコスチュームの色も薄くなっていき、髪の色も変化しているようにみえる。
青い光が消えると、そこに佇んでいたのはダークピーチではなかった。白とピンクのコスチュームに黄色のツインテール。それは、紛う事なきキュアピーチの姿だ。きょとんとした表情をしている。
「・・あたし?・・・なにしてるの?・・・ここ、どこ?」
「ピーチっ!」
息も絶え絶えに片膝をついていたキュアベリーは歓喜の声を上げた。彼女の最後の力でピーチが元に戻ったのだ。
「あれ、べりー? あたしたち何してるの」
「覚えてないの? よかった・・・・とにかく逃げよう」
膝をあげ立ち上がろうとするが力が入らない。握っていたキュアスティックが落ちる。よろけて倒れそうなところを、キュアピーチが慌てて支える。
「ベリー、大丈夫?」
「・・え、ええ・・・こんなことくらい。とにかくあなたが元に戻ってよかった」
安堵の笑みをピーチに見せるベリー。
「え?、よく分からないけど、あたし何も変わってないよ」
そういって屈託なく微笑むキュアピーチ。
二人の穏やかな視線があった次の瞬間、キュアピーチはキュアベリーの唇を奪っていた。
「・・・んっ!・・・」
キュアベリーは目を見開いて驚愕した。キュアピーチの舌が侵入してくる。余力がないのでそれを振り払うことができない。ダークピーチとキュアベリーの最初のキスと同じ濃厚なキスだ。ピーチは唇を離すと同時にベリーの身体を突き放した。
「ほら、なにも変わってないでしょ」
そういうキュアピーチの表情は変わっていた。ダークピーチと同じ邪で挑発的な表情だ。
「・・・ピ、ピーチ・・・あなた・・・」
「うふふ、そうだよ。あたしはダークキュアピーチ。ベリーがあたしを浄化させるとかいって真面目だから、ちょっと付き合ってみただけだよ」
「・・・そ、そんな・・・」
キュアベリーが崩れ落ちる。渾身のエスポワールシャワーは効果がなかったのだ。
「うふふ、ああ楽しかった。さてと、このコスチュームは嫌いなんだよね」
ピーチは両手を合わせて捻る。
「スイッチオーバー!」
黒い闇に包まれるピーチ。彼女のコスチュームが再び漆黒に染まる。
「ベリー、お疲れ様。けっこう頑張ったようだけど。無駄な努力だったね」
「・・・」
「だって、ベリーのパワーが戻ったのは、あたしがザーメンをアナルに注いであげたからだよ」
「!!」
「あたしのザーメンにはラビリンスの力が込められている。これがベリーの改造腸壁から吸収されたから力が戻った。つまりね、ベリーは気づかないうちにラビリンスに染まり始めているんだよ」
「・・・う、うそ・・」
「ふふっ、その証拠にキュアスティックを見てみなよ」
ダークピーチが視線で促す。ベリーは自分の傍らに転がってくるキュアスティックを見て驚愕する。
「い、いやぁっ! キュアスティックがっ!」
キュアスティックは黒く変色していた。ダークピーチが手を伸ばしてそれをとる。
「ベリーはパワーをキュアスティックに集中させた。でも、そのパワーはラビリンスのもの。だから”ダーク”キュアスティックに変化したんだよ・・・ふふふ、これであたしをどうかしようなんて笑っちゃうね」
「・・・あ・・・・」
「それに「自分はどうなってもいい」って言ってたけど、それじゃ困るんだよね。だってベリーはあたしの下僕としてラビリンスのために働いてもらうんだから」
「!?」
ダークピーチは蔑むようにキュアベリーを見下しなら不敵に笑う。キュアベリーは絶望に言葉を失った。
<6>
「さあ、今度はあたしの番ね。そろそろ終わりにしてあげるよ」
ダークピーチはキュアベリーと距離をとり、胸の前で両手を合わせハート型を作る。それはキュアピーチの浄化技ラブ・サンシャインのポーズだが。
「そ、それは!」
「新しい技だよ、 受けてみて! イービル・サンシャイン!」
ダークピーチの手から光線が発せられた。ラブ・サンシャインとは異なり、黒紫にスパークする闇の光線だ。
「きゃあぁーっ!!」
妖気漂う光線を浴びせられ、キュアベリーの全身に闇の瘴気がまとわりつく。ダークピーチが悦に入ってつぶやく。
「この技はね、自分の欲望に素直になれるの。さあ、思い出して。気持ちいいことを!」
イービル・サンシャインは、心の闇を増幅させ邪悪に汚染する。元々はノーザがキュアピーチの力を奪って編み出した技だが、その精を受けラビリンスの僕となったダークピーチも同じ技を使えるようになっていた。
「・・あ・・・あぁ、ぁ・・・」
闇の瘴気がキュアベリーを浸食していく。キュアベリーの心は限界だった。妖しく変貌した仲間。体内を淫らな性感帯にされアナルクリトリスまで付けられてしまった恐ろしい人体改造。さらにエスポワールシャワーの効果がなかったことに加え、身体の中にすでにラビリンスのエキスが広がっていること、これらの事実がキュアベリーの気丈な心を折ろうとしていた。反対に、改造アナルとアナルクリを責められ絶頂に達した淫欲の記憶が脳裏を支配していく。より甘美で至上のエクスタシーに増幅されて。
さらにダークピーチの言葉が追い打ちをかける
「あたしにアナル挿入されて気持ちよかったでしょ」
(・・・よかった・・・・いや、そんなこと考えちゃだめ)
「今度は前に入れてあげる。子宮であたしのザーメン飲み込んだらたまらないよ」
禁断の甘い肉欲への誘いだ。
(・・・そ、そんなこと・・・)
ダークピーチは、さらにけしかける。
「それにベリーはいつも完璧って言うけど、でも、あたしに勝てないじゃない。それは前提が間違っているからだよ」
(・・・えっ・・・)
「本当のプリキュアはダークプリキュアなんだよ。ベリーはあの小さい変な生き物に騙されているんだよ。」
(・・・ダークプリキュアが・・・・正しい・・・・)
「ラビリンスに管理され、ラビリンスのために働くのが真のプリキュア、完璧なプリキュ
アだよ」
(・・・完璧なプリキュア・・・あたしは、完璧なプリキュアのはず・・・)
「あたしのザーメンを受け入れれば、完璧なプリキュアになれるんだよ。しかも気持ちよくね!」
(・・・気持ちよく・・・完璧なプリキュア・・・)
「だから、ベリーが選ぶ道は分かるよね」
(・・・・・)
キュアベリーの瞳から抵抗する光が消えていく。ついに唇が小さく動いた。
「・・・お願い・・・頂戴・・・」
ダークピーチがニヤリと唇の端をつり上げる。
「素直になったねベリー、さあ、あげるよ!」
ダークピーチのスカートの前がむくりと膨らむ。彼女も興奮している。
指先が、横たわるキュアベリーのスカートの中に進入し股間をさぐる。
「・・ん、・・あぁっ・・・」
ショーツはすでに破られているため、淫唇が露わになっている。まだ侵入を許していない秘門だが、すでに熱い蜜が沸きだしており、固い肉棒を浅ましく誘っている。指にねっとりと付いた淫液を、ダークピーチは美味しそうに舐める。
「ふふ、もう欲しがっているじゃない。我慢してたんだね」
言いながら、キュアベリーの身体を横にして左脚を掲げる。ベリーは横たわりながら開脚したポーズとなり、湿った股間が露出する。ダークピーチは両脚の間に躰を滑らせ、そして股間に屹立する逞しいペニスをベリーの秘所にあてがっていく。
「あっ! ああっ!」
激しい声を上げるキュアベリー。
「うふふ、さあ召し上がれ」
ダークピーチの肉棒がぐいぐいと入っていく。初めての挿入なのに、巨根をするりと飲み込んでいくキュアベリー。アナルを犯され開発されたことで、連動するかのように前も早く早くと欲しているようだ。
「あぁーっ、いいっ! ・・・挿れられるの・・・いいっ!」
あさましい言葉を吐くキュアベリー。
「気持ちいいでしょ。たまらないよね」
腰を激しく打ち付けたかと思うと、淫らにローリングさせるなどの刺激も加え、貪欲にキュアベリーの密壺を堪能するダークピーチ。
「・・・あっ・・あっ、とても・・・いい・・・」
キュアベリーは快楽の波に翻弄されるだけだ。しかしダークピーチは責める手を休めない。
「ふふっ、後ろが寂しいよね。一緒に楽しませてあげる」
ダークピーチはベリーを犯しながら、傍らのキュアステイックを手に取る。黒く色を変えたアイテムだ。
「このスティックっていやらしい形してるよね」
ベリーのキュアスティックは先端部が矢尻のように膨らみ、その中央に青いクリスタルが備わっている。ダークベリーは指先から妖しいエネルギーを送り込み、クリスタルの色も黒く変色させる。それはブラックダイヤモンドのように鈍く輝いた。
「うん、いい感じ。クリスタルにエネルギーを送り込んだから、ラビリンスの気持ちいいバイブレーションを感じるはずだよ」
そう言いながらダークベリーはキュアスティックをベリーのアナルに挿入していった。
「・・あっ!・・・いぃーーっ!」
さらに悶絶するキュアベリー。スティックの矢尻の部分が、まるでカリのように内壁を刺激する。これにクリスタルから放出される淫靡な波動が加わる。アナルを改造されたベリーにとっては、それら全てが羨望の刺激だ。先ほどのアナル挿入の快感が呼び起こされる。腸壁が歓喜に震えて蠕動する。
「気に入ったようだねベリー。いいオナグッズが手に入ったね」
前後の穴を塞がれ、怒濤のエクスタシーに昇天するキュアベリー。さらにダークピーチの淫猥な責めが続く。。
「これで、クリを刺激するとどうかなぁ?」
ダークピーチの両手が前後のクリトリスに伸びる。
「%&#$@!!」
挿入されたまま、アナルには闇のキュアスティックをねじ込まれ、さらに前と後ろに造られたクリトリスを刺激されるという四カ所責め。淫らな責めを受け続けてきたキュアベリーだったが、多点同時の刺激は想像を絶するものだった。
「最高でしょ。ふふっ、もう、これから離れられないよ」
「・・・いいっ!・・・いいーっ!・・」
涎を垂れ流しながら絶叫するキュアベリー、全身の全てが、毛穴の一つ一つまでが快楽のために震えているようだ。
その様子に満足したダークピーチは体位を変え、結合したまま仰向けの姿勢をとる。自然とベリーはダークピーチの上に跨がる体位となった。もちろんアナルにはダークキュアスティックが挿入されたままだ。
「ふふっ、キスしよっか」
ダークピーチが下からそう誘う。キュアベリーは躰を前に倒し、言われるがままにダークピーチと唇を合わせる。
「・・んんっー・・んん・・」
自ら舌を差し込み、激しく舌を絡める。欲望を満たすためだけの淫靡なキスだ。ベリーは恍惚の表情のまま、無意識の内にキスの快感を貪っている。
「ふふっ、キスもずいぶんと上手くなったね。いいわあ」
淫らなキスを堪能した後、ダークピーチがベリーの上半身を起こす。
「自分で動かして」
「・・んっ・・」
キュアベリーは騎乗位の姿勢で自ら腰を上下に振り始める。
「・・・あっ、あっ!・・・いいっ!・・」
恍惚の表情で肉棒を堪能するキュアベリー。さらに、前後の淫核に自分の指を伸ばし、自ら刺激を始める。その浅ましく快楽を貪る姿にダークピーチは淫靡な笑みを浮かべる。
「ふふふ、ずいぶん淫らになっちゃったね」
邪悪な黒いプリキュアの上で、自ら腰を振り淫蕩に溺れる青いプリキュア。ロングの髪を振り乱し、目はうつろで口元からは唾液を垂らしている。その様子は、ほんの少し前までの知性溢れるプリキュアの真摯な姿からは想像できない。プリキュア同士の淫らな交わりは、彼女たちを知るものなら目を疑う倒錯した光景だった。
キュアベリーの痴態に、ダークピーチも興奮している。
「うふふ、あたしも昂ぶってきちゃった」
「・・・あっ!・・・あぁっ!・・」
ダークピーチの腰も上下に動き出す。
「あっ!・・・いいーっ!・・・」
向かえ腰でペニスの刺激を貪欲に味わうキュアベリー。
「さあ出しちゃうよっ! たっぷり味わってね」
ダークピーチも興奮の頂点だ。
「・・・あっ!・・・あっ!・・・」
「ベリーにいっぱい注いであげる!」
「・・・あっ・・・あぁーっ!・・・」
「あぁっ、いいっ! 来てるっ! 出るっ! 出しちゃうーっ!」
ダークピーチの巨根が暴発し大量の白い樹液が噴出された。
「変わっちゃえーっ!」
「ーーーーーっ!」
ピュッピュッと何度も何度も脈動して悪魔のザーメンが放出される。その邪な滴を奥で受け入れるたびに、キュアベリーの中の大切なものが黒く染められていく。プリキュアの記憶は唾棄すべき過去に、仲間との友情はラビリンスへの忠誠に、冷静な知性は狡猾で邪悪なものに。全身絶頂の嵐の中で、キュアベリーは大切なものが崩れていくのを感じたが、それは淫らな悦びの前にあっさりとかき消された。
(・・・最高・・・)
怒濤のエクスタシーを感じ続ける中で、キュアベリーは再び意識を失っていった。
<7>
狂宴は終わり宮殿は静けさを取り戻した。広間の中央ではキュアベリーが俯せに横たわっている。その様子から精も根も使い果たしたかのように見えたが、指先がぴくりと動き出す。両手を床に付き、ゆっくりと立ち上がる。つぶっていた瞼が細く見開かれると、瞳にはこれまでのキュアベリーには無かった輝きが灯っていた。それはダークピーチと同じ邪気を宿した妖しい輝きだ。その表情には狡猾とでもいうべき雰囲気が漂っている。
体についた埃を叩こうとしたのか、目線を下げて自分のコスチュームを見やるとキュアベリーは叫んだ。
「いやだっ!何、この格好!」
キュアベリーの青と白のコスチュームがお気に召さないらしい。すぐに腰のポーチを開けてリンクルンを取り出し、広大な広間の片隅に向かって投げつける。さも穢らわしいものを扱うかのように。
変身が解かれたキュアベリーは蒼乃美希の姿に戻る。だが、憎々しい様子は変わらない。
「全く、信じられないわ。あんなのあたしじゃない」
「そうだよ」
リンクルンを投げた先、その方向に位置する扉から声が聞こえた。同時にハイヒールのコツコツという靴音が響いてくる。ダークピーチが部屋に入ってきたのだ。唇には不敵な笑みを浮かべ、キュアベリーのリンクルンを拾い掌で弄んでいる。
「美希たんが変身するプリキュアは違う」
その言葉に美希はうなずく。眥をあげた挑発的な表情を見せ、両手を大きく広げ、捻るように胸の前で合わせた。
「スイッチオーバー!!」
美希の全身が蒼い閃光と黒い闇に包まれる。闇はスレンダーな肢体に絡みつき漆黒のコスチュームへと変化していく。躰が染められていくことにエクスタシーを感じつつ、美希は妖艶とも言うべき表情を浮かべながら新たな衣装を身に纏っていく。閃光が消えると、そこには闇のキュアベリーが不敵に佇んでいた。元の衣装の白い部分はダークピーチと同様にエナメル光沢の漆黒に染まっている。黒く変わったブーツは針のように鋭いピンヒールだ。髪はグレーに変化し、ハート型の髪飾りは蒼いダイヤ型に変化している。各部の飾りも全てダイヤ状だ。それはラビリンスのシンボル、キュアベリーがラビリンスのプリキュアとなったことの証。ブルーの瞳に妖しい燐光を灯し、自分の新しいコスチュームを確認して嬉しそうにつぶやく。
「これが完璧なプリキュア・・・素晴らしい・・・」
傍らのダークピーチも満足したように唇を開く。
「そうだよ、それが本当のプリキュアの姿だよ、ダークキュアベリー」
「ダークキュアベリー・・・」
ダークピーチが呟いた新しい名前にベリーも嬉しそうだ。
「あたし完璧っ!」
ダークベリーはダークピーチの前に片膝を跪く。
「ありがとうございます、ダークピーチ様。あたしを本当のプリキュアにして頂いて」
恭順の言葉を述べるダークベリー。彼女はダークピーチの精によって転生した。そのため、ダークピーチに対して主従の関係となっているのだ。。
「ラビリンスのために忠誠を誓います。なんなりとご命令ください。」
ダークピーチはニヤリと唇を歪める。自らの邪精でかつての仲間を堕としたことに満足している。
「ふふ、よろしくねダークベリー。次はパインを染めちゃうから手伝いを頼むね」
「かしこまりました。その次はパッションですか?」
「ん? ああ、せつなはいいんだ。」
「?」
「まあ、そんなことより、まずは楽しもうよ」
そう言うと、ダークベリーは両脚を広げてソファーに座る。すると傘をさすかのようにスカートの前が膨らみはじめた。
「うふふ」
さらに片脚をソファーの肘掛けにのせ、ダークベリーに中を見せつけるように挑発的なポーズをとる。ショーツは履いてないため、逞しい肉棒がそそり勃っている様子がダークベリーの目に入る。大量射精したばかりなのに、萎えることないその姿に、目が釘付けとなる。
(・・ああ、素晴らしい・・・)
「咥えていいよ」
「ああっ・・・」
ダークベリーはダークピーチの巨根に吸い寄せられていく。ダークプリキュアとなったベリーにとって、それは自らを変えてくれた羨望の愛しい器官だ。ダークピーチの股間に顔を埋め、口咽奉仕を始めるダークベリー。あらゆる淫技はダークプリキュアとなったときに潜在意識に刷り込まれている。
「・・・んむ・・・むっ・・・」
ピチャッピチャッという口技の淫靡な音と、喘ぐような声が響く。
「ふふっ、いいわあ。上手だねベリー」
そういうとダークピーチはベリーの後頭部を掴み、強引に自分の方に引き寄せる。
「・・んんっ!」
ダークベリーの喉奥にペニスの先端が侵入する。そこは種子によって、わずかな刺激でも感じる淫らな性感帯に改造されているため、エクスタシーの電流が一気に全身を走る。
(・・・あぁっ、完璧っ!・・・幸せ・・・)
自然と指が自分の股間に伸びる。淫蕩に変わった躰を堪能しながら、ダークベリーは黒いプリキュアとしての悦びをかみしめるのであった。
<エピローグ>
従順に口喉奉仕するダークベリーの様子に満足するダークピーチ。巧みな舌技を堪能しながら、自分の胸の谷間に手を差し込み、そこに忍ばせてあった黒い物体を取り出す。それは卵ほどの大きさの、黒く輝く八面体のクリスタル。掌にのせると、わずかに浮き上がり、まるでコマのようにゆっくりと自転を始めた。
ダークピーチは目を細めて、それを見つめる。
「ふふっ、せつなはね、もうあたしの籠の中」
楽しそうにダークピーチは呟き、昨日のことを回想した。
-----------------------
それは昨夕のことだった。ソレワターセとの戦いの後、森の中で合流した4人は、再び分かれて家路についた。ラブとせつなは一緒に住んでいるので森の中を二人で歩く。おしゃべり好きなラブは、とりとめのないことをいろいろ話すが、せつなは静かに聞いて、ときどき相づちを打つだけだ。なにか熟考しているようにも見える。ラブの話が途切れたタイミングで、せつなは足を止め、静かに口を開いた。
「ねえ、ラブ? あなた、ソレワターセになにかされなかった?」
「え?」
せつなを見つめるラブ。
「なんていうのかな。うまく言えないんだけど、ラブの雰囲気がおかしく感じられるの」
「・・・どういうこと?」
「ん、いつもと違うというか・・・正直言うとね、ラビリンスの雰囲気が漂ってくるの。あたしが昔、そうだったようにね」
「!?」
「だから、ソレワターセに、なにか変なものでも付けられたのかなって・・」
「・・・な、なにもされてないよ。ほら、何も付いてないし」
服に何か付いていないか両手で確認しながら否定するラブ。しかしせつなは続ける。
「それに、さっき祈里が旅行に行くと話したとき、あなた笑いながら大丈夫って言ったけど、その前に一瞬だけ変な表情をしてた・・・・歪んだ笑いっていうか・・・」
「あははっ、せつな、考えすぎだよ」
笑いながらラブが答える。なに心配しているのかと、一笑するかのようだ。だが、次の瞬間ラブの声質が変わった。
「本当の自分になっただけだよ」
「!?」
ラブの表情も変化した。純真爛漫ないつもの元気娘ではない。斜に構え、挑発的に眉を吊り上げる。瞳には妖しい眼光が浮かび、ニヤリと唇が歪んでいる。
「さすがせつなだね。こんなにすぐに気づかれちゃうなんてね」
「ラブ、あなた・・・」
せつなは後ずさりする。
「やっぱり、せつなは邪魔だね。とりあえず眠っててもらおうかな」
ラブは胸元から八面体のクリスタル状の物質を散りだした。掌にのせると、くるくると回転し、同時に紅く輝き始めた。
「そ、それはっ!」
「ふふっ、これはね、ラビリンスの裏切り者を拘束するプリズンクリスタル。ノーザ様が新しく開発したアイテムよ。」
「・・様って・・・ラブ、あなたいったいなにをされたの?・・」
だがラブは聞く耳を持たない。
「このクリスタルはね、裏切り者を自動的に捕まえてくれるの。ほらっ、もうせつなに反応してる」
ラブが説明すると同時に、クリスタルから紅い閃光がせつなに向かって放たれた。
「えっ!? い、いやぁっ!」
胸元に紅い光を浴び悲鳴を上げるせつな。
「さあ、いらっしゃい、せつなっ!」
「きゃーーっ!」
瞬く間の出来事だった。せつなの全身が光に飲み込まれると、あろうことか、その体がクリスタルに吸い込まれていく。せつなが吸い込まれると、クリスタルは黒く変色し発光を止めた。ラブはそれを強く握りしめる。
「しばらく我慢してね、せつな。でも、この中にいる方が幸せかもね」
ラブはクリスタルの中のせつなに話しかける。もっともその声が届くことは無い。
「帰ったら、みんなから、せつなの記憶を消しとかなくちゃね」
ラブは楽しそうに呟き、軽い足取りで家路につく。
すっかり日が暮れ、森の中は黒い闇に覆われていた。ラブの姿はすぐに闇の中に消えていった。
(pixivにも投稿しています)
.
.
<1>
「ラブーっ!」
こだまする声。美希、せつな、祈里の3人が駆け寄ってくる。夕暮れが迫り薄暗くなってきた森の中、桃園ラブは意識を失って倒れていた。
「大丈夫!?ラブ!」
「ラブちゃんっ!」
3人が俯せのラブの体を助け起こす。
「・・・・う、うんっ?・・・」
「ラブっ! 」
「・・・ここはっ?」
「町外れの森よ。あなた、ここで倒れていたのよ」
美希が説明する。
「・・そっか、ソレワターセを倒したんだけど、そのまま・・・」
同時に複数現れたソレワターセに対し、プリキュアの4人は個別の戦いを余儀なくされた。ラブは、自分が対峙したソレワターセになんとか勝利したものの、ダメージも大きかったことを説明した。体についた土埃をはたき落としながらラブは立ち上がる。
「いてて・・ちょっと体が痛いけど問題ないかな。みんなも大丈夫だった?」
4人は歩きながら話をする。
「ええ、なんとか倒したけど・・・」
「手強かったわ。一人じゃぎりぎりだった・・・・」
「また同時に現れたらどうしよう?」
口々に心配の言葉が飛び出す。
「わたし、明日からのお休みに家族で旅行なの。大丈夫かしら?」
一番後ろを歩いていた祈里が切り出す。
「え!、そうなの?」
他の3人が振り返る。心配そうな顔をする3人だったが、ラブはすぐに明るく振る舞う。
「大丈夫だよ、ブッキー。楽しんで来なよ!」
屈託のない笑顔を見せるラブ
「そうね、せっかくの旅行だからね」
「楽しんで来なさいな」
美希や、せつなも笑顔を見せる。
「ありがとう、みんな。でも、なにかあったら、すぐにリンクルンで知らせてね」
祈里もようやく笑顔を見せた。
<2>
翌日、街を歩いていた美希にうなり声が聞こえてきた。
「ソレワタ~セ!!」
「きゃーーっ!!」
「怪物だーっ!!」
人々の悲鳴も聞こえる。街の中にソレワターセが現れたのだ。鉄塔に手脚が生えたような異形の姿の怪物だ。先端の二つのライトがまるで眼のように黄色く灯っている。
逃げまどう人々とは逆に、美希は怪物に向かって走り出す。ポシェットからリンクルンを取り出しボタンを押す。祈里は旅行中で不在だから、ラブとせつなに連絡するのだ。
「ラブ!、せつな! ソレワターセが現れたわ!」
だが、反応がない。
「・・・ちょっと、なにしてるのよ・・・もうっ、あたし一人でもっ!」
周りに人がいなくなったのを確認して、美希はリンクルンを掲げた。
「チェィンジ・プリキュア・ビートアップ!」
美希の姿が青い光に包まれ、キュアベリーへと変身する。白地に青をベースとしたコスチューム。理知的なイメージを醸し出す青いプリキュアだ。
「たーーっ!」
ベリーが技を繰り出す、得意のキックにパンチのコンビネーション。だが、このソレワターセはタフだった。鉄ベースのボディはベリーの攻撃をなんなく跳ね返す。
(・・・強いわね、作戦を考えないと・・・)
攻撃をしかけながらキュアベリーは少しずつポジションを移動し、隙を突いてソレワターセの背後に回った。
(死角からの攻撃なら!)
ジャンプして、ちょうど首根元にあたる部分へキックを繰り出そうとした。しかし、その攻撃をソレワターセは予期していたようだ。ソレワターセの両手からワイヤーのようなものが飛び出し、ベリーの手首に絡みついた。
「し、しまったっ!」
ワイヤ-は電線が変化したものなのだろう。ソレワターセの両手先がウインチのようにワイヤーを巻き取り、ベリーの体が引き寄せられる。さらに足首にもワイヤーが絡みつく。ベリーの手脚はまるで十字架に磔にされたかのようにソレワターセのボディに固定されてしまった。
「はっ、はなしなさいっ!」
手脚を動かそうと藻掻くが、きつく締められたワイヤーはびくともしない。
(・・・なんとか逃げなくちゃ・・・)
キュアベリーが策をひねる。
そのときだった。誰もが逃げて無人の街角に、カランっ、と小石が転がる音が響いた。
「だっ、だれっ!」
前方のビルの向こう側から伸びる影がベリーの眼に入った。こちらに近づいてくる。ラビリンスの幹部だろうか?もしかしたら新幹部のノーザ? だがその影の主が現れた瞬間、ベリーは安堵した。
「ラブっ!」
影の主は桃園ラブだった。愛らしいピンクの私服姿だ。
「ラブ!、早く変身してっ、ワイヤーを切ってっ!」
ベリーが叫ぶ。だがラブは予想外の台詞を吐いた。
「よくやったね、ソレワターセ」
「!? ラブ?」
ラブが捕らわれのキュアベリーを見上げる。その表情はいつもの桃園ラブではないことにベリーは気づいた。
「ラブ・・・あなた・・・」
それは友達を見つめる表情ではない。罠にかかった獲物を蔑み弄ぶかのような邪悪さがにじんでいる。
「ブッキーがいなくてベリーだけだったから都合がよかったよ」
「!! ラブ、どうしたのっ!? プリキュアに変身してっ!」
ラブの様子をいぶかしみながらも、仲間として、助けを求めるベリー。
「いいよ。じゃあ変身しちゃおっかなぁ」
さも楽しそうに答えながらニヤリと笑うラブ。その様子を見てキュアベリーの背筋に冷たいものが走ったが、本当の衝撃はこれからだった。
ラブは一歩踏み出し、両脚を広げるようにして地面を踏みしめる。そして両手を捻るようにして胸の前で合わせ、声をあげた
「ダークプリキュア!スイッチオーバー!」
ラブの体が黒い闇に包まれ、紅い閃光がスパークする。
「え!?・・・・ラ・・ブ・・・・」
衝撃を受けるキュアベリー。その前で闇が晴れていく。そこに現れたのはキュアピーチの姿、だが白とピンクのカラーではない。漆黒に染まったキュアピーチだった。
「ピ、ピーチ?・・・・その姿・・・」
キュアピーチのコスチュームの白い部分やブーツは黒く染まり、エナメル状に鈍く輝いている。ブーツのヒールは針のように鋭くとがり、股まで伸びた黒ストッキングとの組み合わせは妖艶だ。まるでプリキュアのコスチュームがボンデージファッションとなったかのような妖しさだ。髪はグレーに色を変え、ツインテールを留める髪飾りはハート型ではなく、紅いダイヤ状へと変化していた。そして、紅いアイシャドーで飾られた瞳が挑発的な眼差しを向ける。暗黒のキュアピーチは妖美に満ちた表情をまとっていた。
「ふふっ、どう? これが新しいあたしの姿。ダークキュアピーチだよ」
「・・・ダ、ダーク・・・」
ベリーは言葉を失った。これがあの天真爛漫でいつも明るい桃園ラブ、キュアピーチの姿なのかと。
「そう、ラビリンスに忠誠を誓う真のプリキュアの姿だよ」
ベリーは気を取り直す。
「ピーチ、あなた、ラビリンスに操られているのね。正気に戻りなさいっ」
だが、ダークピーチは動じない。
「やだなあ、違うよ。あたしは操られているんじゃなくって、真の姿に目覚めただけだよ」
「・・・そ、そんなこと・・・」
ダークピーチは拘束されているベリーの眼前に顔を近づける。
「ねえ、ベリーも真のプリキュアとしてラビリンスに忠誠を誓ってくれる?」
妖しく爛々と瞳を輝かせながらも、ダークピーチがおねだりするような甘い口調でキュアベリーを闇に誘う。
「馬鹿なことを言ってないで! ほんとに正気に戻りなさいっ!」
「否定するとは思ってたけどね。でも、やだなあ、その上からの言葉。自分の立場を分かってないようね」
頬を膨らませるダークピーチ。だが、全ては彼女の予想通り。どこか楽しそうだ。
「あたしが染めてあげる。さっきから躰が疼いてるしね」
「えっ!?」
キュアベリーはダークピーチの言葉の意味が理解できない。だが、そんなベリーをよそに、ダークピーチは右手を挙げ、指をパチリと鳴らした。次の瞬間、二人を囲む空間が歪んだ。
「キャアアァっ!」
激しい衝撃がキュアベリーを襲う。そのまま、彼女らの姿は消えていった。
<3>
「う・・・うんっ?・・・ここは?どこ?」
気を失っていたキュアベリーは目を覚ました。両手足はソレワターセに拘束され磔状にされたままだ。周りを見渡すと、そこは宮殿の広間のような広大な部屋、その中央にソレワターセが沈黙したまま鎮座しているのだ。壮大で優雅な建築のようだが、照明が灯っていないため薄暗く、不気味な雰囲気を醸し出していた。
(ラブは、いったいどうしちゃったの・・)
キュアベリーの脳裏に浮かぶのは変貌したラブと、黒いキュアピーチの姿。思い出したくもない衝撃的な姿だった。
(夢であってほしいけど・・)
そのとき、静寂を破るようにコツコツと靴音が響いてきた。ベリーの前方から誰かが近づいてくる。薄暗いためにシルエットしか見えないが、靴音はハイヒールの音色だ。キュアベリーは身体を固くする。
「目が覚めた? なかなか起きなかったんだよ」
その声と同時に天井のシャンデリアが明るく灯った。キュアベリーの前に現れたのはダークキュアピーチ。照明の光を浴び、黒いコスチュームが妖艶な光沢に輝いている。禍々しい闇のプリキュアの姿だ。両手を腰に当て、勝ち誇ったようにキュアベリーを見つめる。
「ピーチ!これを離してっ!」
キュアベリーが叫ぶ。
「あなた、ラビリンスに操られているのよっ!」
「まだ、そんなこと言っているの?」
唇に歪んだ微笑をたずさえたまま、呆れたような口調のキュアピーチ。周りを見回しながらベリーの言葉を無視して説明する。
「この宮殿はね、パラレルワールドの一つにあるんだ。ノーザ様が管理されてるパラレルワールドだよ」
「・・・ノーザ・・・・」
「ノーザ「様」よ。それでね、今度あたしたちの世界を支配したら、プリキュアに管理をまかせてくれるって」
「・・・管理・・・・」
「そう。素晴らしいと思わない? 世界中のみんながプリキュアのために動くんだよ」
「・・・ピーチ、そんな恐ろしいこと・・・」
「だからね、ベリーもラビリンスに早く忠誠を誓った方がいいよ」
恐ろしいことを無邪気に説明するダークピーチ。ベリーはその様子に衝撃を受けながらも、ピーチをそのように変えたラビリンスに対し不屈の抵抗を改めて決意する。
「ピーチ!、あなたを絶対に元に戻してあげる」
キュアベリーは決意の表情で宣言する。しかしダークピーチは可笑しいとばかりに口元に手を当てる。
「そんなこと出来ないよ。それに、ベリーはあたしが染めてあげるって言ったじゃない」
「染めるって・・・」
キュアベリーの疑問には答えず、ダークピーチは腰のポシェットの蓋を開けた。
「さてと、どの子にしようかな?」
本来ポシェットはリンクルンのケースだが、その代わりにノーザが創り出した種子が何個も入っていた。色は緑色、大きめの飴玉くらいの大きさで、赤い目と裂けた口がある不気味な種子だ。
「この子がいいかな」
種子はそれぞれ機能が異なるらしい。ダークピーチは一つを選んで摘まみあげた。
「ピーチ・・・リンクルンは?」
ポシェットの中身が違うことに、ベリーが思わず問いただす。
「そんなの壊しちゃったよ。いらないし」
なにげなく答えるダークピーチ。プリキュアの命ともいうべきリンクルンが無いことに、キュアベリーは再び驚かされる。それも壊れたのではなく壊したのだと。
「・・・ピーチ・・・」
「もう、つまらないことばかり聞くんだから。この子でちょっとおとなしくなってよ」
ダークピーチが種子をベリーに向けて掲げる。
「それで・・・攻撃する気?」
「あはは、違う、違う」
ダークピーチはさも楽しそうに笑う。
「やっぱりプリキュアはそんなことしか想像できないんだね。発想が貧弱だな。これはね、こうするの」
摘まんでいた種子を、ダークピーチは口の中に含んだ。ベリーに顔を向けるとニヤリと笑う。そして素早くベリーの眼前に近づくと、唇を奪った。
「・・・んっ!!」
突然の行為に目を見開くキュアベリー。本能で顔をよじって逃げようとするが、ダークピーチの両手に側頭部を掴まれ動かすことが出来ない。さらにダークピーチの舌が唇を割って侵入する。
「・・・んんっ!・・・んっ!んっ!・・」
キュアベリーの口腔内をじっくりと味わうかのようにダークピーチの舌が蹂躙する。ぴちゃぴちゃと淫靡な音を立てながら唾液が交換される。快楽を貪るだけの淫らなキスだ。さらにダークピーチは、口に含んでいた種子を器用に舌先で誘導し、キュアベリーの喉奥に押し込んだ。
「・・んっ!んんっ!」
なすすべ無く種子を飲み込んでしまうキュアベリー。ようやく、ダークピーチの唇が離れた。
「な、何するのよっ!」
叫ぶキュアベリー。まさか同性の親友に唇を奪われるとは思っていなかった。キュアベリーいや蒼乃美希にとっても初めてのキス。大切にしていたのものを踏みにじられた悔しい感情が胸に詰まる。
(・・・あたしの初めてのキスが・・・・)
だがベリーの理性が訴える。ピーチが自らラビリンスに協力するはずがない。今のピーチはラビリンスの策略で操られている被害者なのだ。感情的になればなるほどラビリンスの思うつぼ。そう考えれば、努めて冷静に対処することが必要だ。ベリーは唇をかみしめる。
「美味しーい。ベリーの唇気にいったわ」
唇に残った唾液を舌なめずりしながら無邪気なダークピーチ。
「はじめてのキスでしょ。どうだった? あたしとで嬉しい?」
「ひどいわね。それにあたしに変なモノ飲ませたでしょ?」
「ふふん、あれはね、ノーザ様から頂いた種子。ノーザ様が丹精込めて育てたの。ベリーに飲ませたのはね、お腹の中から躰を綺麗にしてくれる優れものだよ」
「どういうこと?・・・」
「もうすぐわかるよ」
ダークピーチは思わせぶりな台詞を吐きながら、傍らのソファーに腰掛けた。
<4>
ダークピーチはソファーに背中を預け、脚を組みながら楽しそうにキュアベリーを眺めている。一方、冷静に振る舞い、なんとか拘束を解いて脱出しようと作戦を考えるキュアベリー。だが次第に身体に異変を感じ始めた。
「・・あ、熱い!・・・喉が、お腹が・・・とても熱いわ」
「うふふ、その種子はね、お掃除しながらお腹のなかを巡っていくんだけど、そのとき強力な媚液を放出するの。それを浴びるとね、中がとっても感じやすくなっちゃうんだ」
「・・・・え?・・・」
顔を赤く染め、肩で息をするキュアベリー。
「だからね、ベリーの躰の中はぜーんぶ性感帯になっちゃうの。ご飯が喉を通過するだけで感じちゃうような羨ましいボディになれるんだよ」
種子の悪魔の効力を平然と説明するダークピーチ。淫らな台詞がさも普通に口から出る。
「・・・そ、そんなの・・・・」
初めて聞く単語ばかりだが、意味することはなんとなくは分かる。しかし、あの明るいピーチがそんな恐ろしく厭らしい言葉を口にするとは・・・その恐怖にキュアベリーの身体が震える。
(・・ピーチ・・・あなた、いったい、何をされたの・・・)
種子は胃から腸へと体内を移動していく。器官内の消化物を吸い込んで綺麗に浄化させると、改造媚液を噴出し、内壁を性的刺激を感じるものに変えてしまう。これを繰り返しながら、体内を進んでいくのだ。
(・・とにかく、ここは我慢して、なんとかチャンスを待たないと・・・)
キュアベリーは苦悶の表情を浮かべながら、躰の内部からの刺激に必死に耐えていた。ピーチを救いたいという気持ちが彼女をなんとか支えている。しかし肌は紅潮し、大粒の汗を流す姿はいかにもきつそうだ。
頃合いと判断したダークピーチは、ソファーから立ち上がりベリーに歩み寄る。
「ソレワターセ、もう放していいよ。もう動けないだろうしね」
その声でソレワターセのワイヤーが外れ拘束が解かれた。キュアベリーは支えを失い、そのまま床に崩れ落ちる。なんとか躰を動かそうとするが、内部からの熱い刺激に身体の自由が効かない。しかも体力も失われているようだ。立ち上がろうとするのだが、四つん這いになるのが精一杯だった。
「だめだよベリー、無理しちゃ。種子が体力も奪っているからね。それに、もっといいことが起きるんだから」
ダークピーチはキュアベリーの後ろ側に周り、スカートの中に手を伸ばすと強引にショーツを破りとった。ダークピーチの眼前にベリーの股間が露わになる。
「あっ!・・・な、なにするのよ!・・」
叫ぶベリーだが、今の彼女に抵抗する力は失われている。
「そろそろ、種子が出てくる頃じゃない?」
「え?・・・あ、い、いやっ!」
躰の中を巡り改造媚液を蒔き続けた種子は旅を終えようとしていた。特に出口に近づくに従って媚液の噴出量が多くなり、より淫らに感じやすく改造しているようだ。
「ほら、ひくついてきたよ」
羞恥心を煽るようにダークピーチがつぶやく。
「いっ、いやーっ! 見ないでっ!」
キュアベリーが声を振り絞る。誰もが見られたくない行為だ。だが尊厳を踏みにじるかのように、ダークピーチは目を輝かせて、ベリーの様子を楽しそうに観察する。
「あははっ、お楽しみはこれからだよ。」
「え、あっ!・・や、やだっ!」
ベリーのアナルから透明な液体がにじみ出る。花弁をひくつかせながら粘液にまみれた種子の先端が外界に姿を現した。そのまま排出されるかと思われたが、突然、その様子が変化した。
「さあ、始まるよ!」
「あ、熱いっ! い、いやーーっ!」
ベリーも自分の躰に起きる異変を感じ取った。種子は突然、豆粒ほどの大きさにまで縮んでいく。さらにアナル花弁の背中側に吸い付き、周りの皮をかぶるようにして潜り込み、キュアベリーの躰と一体化した。寄生した種子は、まさに一つの器官となり、神経がベリーと結合していく。その衝撃は脳髄を貫いた。
「----っ!」
身体をのけぞらせながら、声にならない悲鳴をあげるキュアベリー。四つん這いの姿勢だったが、衝撃で床に突っ伏した。
パチパチパチ、ダークピーチが揶揄するように拍手する。
「おめでとう、ベリー。綺麗に融合したね」
「・・・あ、あなた・・・何を・・・したの」
息も絶え絶えにキュアベリーが問う。
「あの種子はね、最後は躰に融合して新しい器官となるの。お尻のクリトリスが新しく誕生したんだよ」
「・・・え?・・・」
ベリーには理解できない恐ろしい説明。完全に理解範囲外の現象だ。
「ふふ、直に躰で教えてあげるよ。こうするとどうかな?」
アナルクリトリスは包皮に覆われた状態だ。ダークピーチは包皮を剥き指先で刺激する
「!!」
融合したときとは異なる妖しい感覚が脳裏を走る。それは初めて味わう性的なエクスタシー、しかも尋常ではない手法で与えられた悪魔のオーガズムだ。その刺激は、同時に淫らな性感帯に改造されたアナルから腸内へも波紋のように広がり、躰の内側をも昂ぶらせる。
「・・・な、なんなの?・・・これ?」
これまでに味わったことのない感覚。清潔なシャツを泥遊びで汚してはしゃぐような背徳の悦びが広がっていく。自分の肉体の変化に戸惑うキュアベリー。望まなくても、その躰に淫らな悦楽の感触が自動的にインストールされていく。
「どう、こうすると気持ちいいでしょ。前のクリと併せて2倍のエッチな気分を味わえるんだよ」
ダークピーチの顔も上気している。彼女の性格はサディスティックなものに変貌しているのだ。キュアベリーを少しずつ堕とすことにゾクゾクとするような快楽を感じている。
「クリはまた後でいじってあげるよ。ふふっ、もう我慢できなくなってきちゃったから」
ダークピーチは立ち上がり、俯せ状態のベリーの眼前に仁王立ちした。
「ほら、見て。これ、どう思う?」
ダークピーチは自分の黒いスカートの前をさする。なぜか、その部分は異様に膨らみ、スカート越しにもビクッビクッとひくついている様子が分かる。
「・・・え?・・・それって?・・・・」
唇を歪めて笑うダークピーチ。
「ふふん、分かるでしょ。いまベリーの躰が欲しがっているものだよ」
キュアベリーの脳裏に恐ろしいものが浮かんだ。まさか、女性にそんなものが? だが、自分の肉体も謎の種子によって変えられつつある。ソレを生やすこともラビリンスの力だと可能なのかもしれない。恐怖にキュアベリーの顔色が変わる。
「うふふ、そんな怖い顔しなくていいよ。いっぱい注いで気持ちよくしてあげるんだから。ほら見てよ」
ダークピーチは黒いショーツを脱ぎ捨てると、左手で自分のスカートを捲る。
「!!」
「どーう?、立派でしょ」
ノーザの精を受けたことで自由に生やせるようになった悪魔のふたなりペニスだ。逞しく天に向かって勃起した姿は巨根と呼ぶに相応しい。剥けた先端部は大きく傘を張り、中央からは透明な液体がすでに滲み出ている。微妙に反った茎部は太い血管が浮き出て禍々しさを強調しており、その異形の姿にキュアベリーは息を飲む。
「・・・い、いやーーっ!・・」
「そんなに嫌うかなあ?すぐにこれの虜になっちゃうよ」
右手の指先で自分のペニスを弄びあながら、不敵な笑みを浮かべるダークピーチ。
「これからベリーの中を気持ちよくしてあげるよ」
「や・・・いやっ! やめて、お願いっ! そんなこと!」
懇願するキュアベリーだが、ダークピーチの答えは彼女の予想を超えていた。
「もちろん、まずはお尻からだよ」
「!?・・・な、なんてことを・・・」
「だって、気持ちよく感じるように改造してあげたんだもん。試してみたいと思わない?」
「・・・ば、馬鹿言わないで・・・」
「それにね、あたしだってノーザ様にバージンを捧げる前に童貞を失っちゃったんだよ。ベリーもバージン喪失を楽しむ前に、違う悦びを教えてあげる。アナルの快楽をね」
「・・い、いやーーーっ!!」
自分勝手な理屈を話し続けるダークピーチ。理性を保ち続けてきたキュアベリーだったが、性行為、しかもアナル挿入というこれまで想像したこともなかった変態行為に対しては、恐れだけしか感じられない。なんとか逃れようとするが、立ち上がろうにも力が入らない。
(・・・お願い・・・動いて・・・)
「無駄だよ、種がベリーのパワーを吸いとっちゃったからね」
ダークピーチは、キュアベリーの躰を起こし、再び四つん這いの姿勢をとらせる。スカートをチラリとめくって状態を確認すると歓喜する。。
「お尻、いやらしく、ねっとりしてるよ。もう、待っていたんじゃない?」
「や、やめなさいっ! ・・やめてっ!!」
「種のおかげで敏感な躰になっているんだから、素直に楽しんだ方がいいよ」
ダークピーチは左手でベリーのスカートを固定したまま、右手を肉棒に添える。
「さあ、ベリーのお尻に入れちゃうよ」
「いやっ!、ほんとに、やめてーっ!!」
「すっごく気持ちいいから!」
ダークピーチはバックから挿入の体勢をとる。まずは凶悪な肉棒でベリーのアナルをちょんちょんと刺激する。
「あっ!・・・・あんっ!・・・やっ!・・・」
嫌悪感を感じるはずなのに、なぜか、その刺激が快感と認識されてしまう。キュアベリー自身が驚く。
(・・・い、いやっ・・・どうしたの、あたしの身体・・・あたし、どうなっちゃってるの・・・)
だが、それは悦楽の序章にも満たない。
「さあ、いくよっ!」
ダークピーチの極太棒がキュアベリーのアナルにするすると吸い込まれていった。その衝撃にベリーは悶絶する。
「*!%&#$@!*!!!」
言葉にならない悲鳴をあげるキュアベリー。凄まじい快感の波動に脳裏が真っ白にフラッシュする。改造された後ろの穴は、性器以上にただ快楽を生み出すだけの浅ましい器官と化していた。初めての挿入にも関わらず、ダークピーチの肉棒を待ち焦がれていたかのように腸壁が収縮し、突かれるごとに淫液を出して歓喜に震える。
(・・・なんなの、これ・・・)
初めてのアナルにも関わらず、怒濤のエクスタシーに翻弄されるキュアベリー。
「ああっ、いいっ! たまらない、ベリーの改造アナルの感触っ!。熱くてぬるっとして締め付けてきて蕩けそう!!」
挿れているダークピーチも、極上の名器と化したベリーのアナルに満足そうだ。その感触を貪欲に堪能する。腰を激しく打ち付けたかと思うと卑猥にグラインドさせるなど緩急自在に責めまくり、肉壺の隅までを味わっていく。まして自分の手によって改造したかと思うと、サディズムにも火が付いて、より一層興奮が高まっていく。
「どう、とてもいいでしょ? お尻に挿れられて・・・」
「・・・あっ!・・・・あぁっ!・・・」
キュアベリーは恍惚の表情だ。なんとか我慢をしようとするが、エクスタシーの強烈さに流されてしまう。
「でも、これだけじゃないよ。ほら、ここで後ろのクリを刺激すると・・・」
バックで挿入しているため、ちょうど肉棒の上にベリーのアナルクリトリスが位置する。ダークピーチの指が、敏感な新器官を刺激する。
「んあぁーーっ!!」
先ほどクリだけをいじられたのとは違い、挿入されながら弄ばれるというダブルの刺激、その相乗効果でキュアベリーはさらに悶絶する。
「・・・も、もう・・・や・めて・・おかしくなっちゃう・・・」
「うふふ、やめてあげるよ。あたしももう限界だし」
「・・・えっ?・・・」
「中いっぱいに出しちゃうからね」
「・・・あ!・・・やっ、いやっ!・・・それはいやっ!・・・」
悪魔の波状快楽の中、その最後に来るものはキュアベリーの脳裏から一時的に消えていた。だが、発射という行為が脳裏に浮かぶと、おぞましさに恐怖がこみ上げてくる。
「中に受け入れるともっと気持ちいいよ!」
ダークピーチの腰の動きがさらに激しくなり、アナルクリを刺激する指も艶めかしく動く。
「・・・あっ! ああぁっ!」
「あぁっ、きてるーっ!出るっ!いっぱい出しちゃうっ!」
「い、いやぁーっ! やめてっ! あぁーーっ!」
ダークピーチの顔が快楽に歪み、ベリーの腰を強く引きつける。同時に溜まっていた白濁液が、肉棒の先からベリーの腸内へ放出された。
「いいーっ! ベリーのお尻っ! まだまだ出るーっ!」
「いやぁぁーーっ!」
ダークベリーの放出量は凄まじかった。だが、あさましく改造されたキュアベリーの腸壁はそのザーメンを愛おしく受け入れ、すべてを吸収していく。嫌悪感を遙かに上回る激しい絶頂と恍惚感の中、キュアベリーは意識を失い、ぐったりと床に伏せおちた。
<5>
「・・・・う、うん?・・」
キュアベリーは目を覚ました。どうやら床に伏せているようだ。まだ意識がはっきりとしない。いったい自分はどうしていたのだろう・・・何が起こっていたのか・・・
「!」
その瞬間、キュアベリーは思い出した。ダークピーチとの浅ましい交わりを。
(・・・・・)
「もう、また気を失っちゃうんだから」
眼前から声が聞こえる。顔を上げると、ダークピーチがソファに座って脚を組み、肘掛けに頬杖をついていた。
「まあ、それだけ強烈だったということだね。アナルとアナルクリの快感、よかったでしょ」
「・・・い、いやっ・・・」
ダークピーチがベリーの羞恥心を煽る。その言葉に、お尻がまだジンジンと痺れているのを認識する。
「もうベリーはこの快感から抜けられないよ。それにラビリンスに忠誠を誓えばいくらでも、こんなにいい気持ちになれるんだよ」
「・・そ、そんなの・・・いやっ・・・」
浅ましい行為の結果に羞恥を感じるものの、意識がはっきりとしてきたため、ベリーは冷静さを取り戻そうとする。。
(身体は、何故か分からないけど、動きそう・・・)
まずは自分のコンディションを確認する。
(逃げられるかしら・・・いや、ピーチをこのままにしてはいけない)
考えを巡らせ、対応策をひねる。
(ピーチはラビリンスに操られている・・・あんな彼女の姿を見ていられない・・・)
ピーチは大切な仲間。酷い性行為をされたのもラビリンスの策略だ。ベリーはそう信じている。なんとかして元に戻してあげたい。
(・・・よし・・・)
キュアベリーは決断した。瞳に強い意志が灯る。
「さあ、続きを楽しもうか。うふふ、もっといいことしてあげるよ」
ダークピーチが近寄ってくる。そのとき、キュアベリーは渾身の力を振り絞って立ち上がった。一歩後ろに退いて戦う構えをとる。
「すごーい、動けるんだ」
感心したようにダークピーチが声を上げる。だがベリーは真剣な表情で対峙する。
「可哀想なピーチ。ラビリンスの罠で・・・・あなただけは絶対元に戻してあげる」
「?」
「響け!希望のリズム!」
キュアベリーは、キュアスティック・ベリーソードを取り出した。先端部に蒼いクリスタルを備えた白いバトン状のアイテムだ。
「まだ刃向かう気?そんな武器は全然効かないよ」
「そうね、でもあたしの全ての力を込めてピーチを浄化してあげる。あたしはどうなってもいい!」
キュアベリーは覚悟を決めていた。余力を一切残さずパワーを出し切ることを。キュアスティックを構える。
「プリキュア・エスポワールシャワー・フレーッシュ!!」
かけ声と同時に青いスペード型の光がダークピーチに向かって放たれる。通常よりも輝きを増しており確かに効果が増大しているようだ。余裕の表情だったダークピーチだが、その威力を見誤っていたのか、はね返すこともできずに、青い閃光に飲み込まれた。
「きゃぁーーっ!」
「お願いピーチ! 元に戻って!」
エスポワールシャワーは闇を浄化する光線だ。キュアベリーの全ての力を込めた光の中、苦悶の表情を浮かべるダークピーチ。だが、次第にその様子が変わっていく。表情がだんだんと和らいできているようだ。黒いコスチュームの色も薄くなっていき、髪の色も変化しているようにみえる。
青い光が消えると、そこに佇んでいたのはダークピーチではなかった。白とピンクのコスチュームに黄色のツインテール。それは、紛う事なきキュアピーチの姿だ。きょとんとした表情をしている。
「・・あたし?・・・なにしてるの?・・・ここ、どこ?」
「ピーチっ!」
息も絶え絶えに片膝をついていたキュアベリーは歓喜の声を上げた。彼女の最後の力でピーチが元に戻ったのだ。
「あれ、べりー? あたしたち何してるの」
「覚えてないの? よかった・・・・とにかく逃げよう」
膝をあげ立ち上がろうとするが力が入らない。握っていたキュアスティックが落ちる。よろけて倒れそうなところを、キュアピーチが慌てて支える。
「ベリー、大丈夫?」
「・・え、ええ・・・こんなことくらい。とにかくあなたが元に戻ってよかった」
安堵の笑みをピーチに見せるベリー。
「え?、よく分からないけど、あたし何も変わってないよ」
そういって屈託なく微笑むキュアピーチ。
二人の穏やかな視線があった次の瞬間、キュアピーチはキュアベリーの唇を奪っていた。
「・・・んっ!・・・」
キュアベリーは目を見開いて驚愕した。キュアピーチの舌が侵入してくる。余力がないのでそれを振り払うことができない。ダークピーチとキュアベリーの最初のキスと同じ濃厚なキスだ。ピーチは唇を離すと同時にベリーの身体を突き放した。
「ほら、なにも変わってないでしょ」
そういうキュアピーチの表情は変わっていた。ダークピーチと同じ邪で挑発的な表情だ。
「・・・ピ、ピーチ・・・あなた・・・」
「うふふ、そうだよ。あたしはダークキュアピーチ。ベリーがあたしを浄化させるとかいって真面目だから、ちょっと付き合ってみただけだよ」
「・・・そ、そんな・・・」
キュアベリーが崩れ落ちる。渾身のエスポワールシャワーは効果がなかったのだ。
「うふふ、ああ楽しかった。さてと、このコスチュームは嫌いなんだよね」
ピーチは両手を合わせて捻る。
「スイッチオーバー!」
黒い闇に包まれるピーチ。彼女のコスチュームが再び漆黒に染まる。
「ベリー、お疲れ様。けっこう頑張ったようだけど。無駄な努力だったね」
「・・・」
「だって、ベリーのパワーが戻ったのは、あたしがザーメンをアナルに注いであげたからだよ」
「!!」
「あたしのザーメンにはラビリンスの力が込められている。これがベリーの改造腸壁から吸収されたから力が戻った。つまりね、ベリーは気づかないうちにラビリンスに染まり始めているんだよ」
「・・・う、うそ・・」
「ふふっ、その証拠にキュアスティックを見てみなよ」
ダークピーチが視線で促す。ベリーは自分の傍らに転がってくるキュアスティックを見て驚愕する。
「い、いやぁっ! キュアスティックがっ!」
キュアスティックは黒く変色していた。ダークピーチが手を伸ばしてそれをとる。
「ベリーはパワーをキュアスティックに集中させた。でも、そのパワーはラビリンスのもの。だから”ダーク”キュアスティックに変化したんだよ・・・ふふふ、これであたしをどうかしようなんて笑っちゃうね」
「・・・あ・・・・」
「それに「自分はどうなってもいい」って言ってたけど、それじゃ困るんだよね。だってベリーはあたしの下僕としてラビリンスのために働いてもらうんだから」
「!?」
ダークピーチは蔑むようにキュアベリーを見下しなら不敵に笑う。キュアベリーは絶望に言葉を失った。
<6>
「さあ、今度はあたしの番ね。そろそろ終わりにしてあげるよ」
ダークピーチはキュアベリーと距離をとり、胸の前で両手を合わせハート型を作る。それはキュアピーチの浄化技ラブ・サンシャインのポーズだが。
「そ、それは!」
「新しい技だよ、 受けてみて! イービル・サンシャイン!」
ダークピーチの手から光線が発せられた。ラブ・サンシャインとは異なり、黒紫にスパークする闇の光線だ。
「きゃあぁーっ!!」
妖気漂う光線を浴びせられ、キュアベリーの全身に闇の瘴気がまとわりつく。ダークピーチが悦に入ってつぶやく。
「この技はね、自分の欲望に素直になれるの。さあ、思い出して。気持ちいいことを!」
イービル・サンシャインは、心の闇を増幅させ邪悪に汚染する。元々はノーザがキュアピーチの力を奪って編み出した技だが、その精を受けラビリンスの僕となったダークピーチも同じ技を使えるようになっていた。
「・・あ・・・あぁ、ぁ・・・」
闇の瘴気がキュアベリーを浸食していく。キュアベリーの心は限界だった。妖しく変貌した仲間。体内を淫らな性感帯にされアナルクリトリスまで付けられてしまった恐ろしい人体改造。さらにエスポワールシャワーの効果がなかったことに加え、身体の中にすでにラビリンスのエキスが広がっていること、これらの事実がキュアベリーの気丈な心を折ろうとしていた。反対に、改造アナルとアナルクリを責められ絶頂に達した淫欲の記憶が脳裏を支配していく。より甘美で至上のエクスタシーに増幅されて。
さらにダークピーチの言葉が追い打ちをかける
「あたしにアナル挿入されて気持ちよかったでしょ」
(・・・よかった・・・・いや、そんなこと考えちゃだめ)
「今度は前に入れてあげる。子宮であたしのザーメン飲み込んだらたまらないよ」
禁断の甘い肉欲への誘いだ。
(・・・そ、そんなこと・・・)
ダークピーチは、さらにけしかける。
「それにベリーはいつも完璧って言うけど、でも、あたしに勝てないじゃない。それは前提が間違っているからだよ」
(・・・えっ・・・)
「本当のプリキュアはダークプリキュアなんだよ。ベリーはあの小さい変な生き物に騙されているんだよ。」
(・・・ダークプリキュアが・・・・正しい・・・・)
「ラビリンスに管理され、ラビリンスのために働くのが真のプリキュア、完璧なプリキュ
アだよ」
(・・・完璧なプリキュア・・・あたしは、完璧なプリキュアのはず・・・)
「あたしのザーメンを受け入れれば、完璧なプリキュアになれるんだよ。しかも気持ちよくね!」
(・・・気持ちよく・・・完璧なプリキュア・・・)
「だから、ベリーが選ぶ道は分かるよね」
(・・・・・)
キュアベリーの瞳から抵抗する光が消えていく。ついに唇が小さく動いた。
「・・・お願い・・・頂戴・・・」
ダークピーチがニヤリと唇の端をつり上げる。
「素直になったねベリー、さあ、あげるよ!」
ダークピーチのスカートの前がむくりと膨らむ。彼女も興奮している。
指先が、横たわるキュアベリーのスカートの中に進入し股間をさぐる。
「・・ん、・・あぁっ・・・」
ショーツはすでに破られているため、淫唇が露わになっている。まだ侵入を許していない秘門だが、すでに熱い蜜が沸きだしており、固い肉棒を浅ましく誘っている。指にねっとりと付いた淫液を、ダークピーチは美味しそうに舐める。
「ふふ、もう欲しがっているじゃない。我慢してたんだね」
言いながら、キュアベリーの身体を横にして左脚を掲げる。ベリーは横たわりながら開脚したポーズとなり、湿った股間が露出する。ダークピーチは両脚の間に躰を滑らせ、そして股間に屹立する逞しいペニスをベリーの秘所にあてがっていく。
「あっ! ああっ!」
激しい声を上げるキュアベリー。
「うふふ、さあ召し上がれ」
ダークピーチの肉棒がぐいぐいと入っていく。初めての挿入なのに、巨根をするりと飲み込んでいくキュアベリー。アナルを犯され開発されたことで、連動するかのように前も早く早くと欲しているようだ。
「あぁーっ、いいっ! ・・・挿れられるの・・・いいっ!」
あさましい言葉を吐くキュアベリー。
「気持ちいいでしょ。たまらないよね」
腰を激しく打ち付けたかと思うと、淫らにローリングさせるなどの刺激も加え、貪欲にキュアベリーの密壺を堪能するダークピーチ。
「・・・あっ・・あっ、とても・・・いい・・・」
キュアベリーは快楽の波に翻弄されるだけだ。しかしダークピーチは責める手を休めない。
「ふふっ、後ろが寂しいよね。一緒に楽しませてあげる」
ダークピーチはベリーを犯しながら、傍らのキュアステイックを手に取る。黒く色を変えたアイテムだ。
「このスティックっていやらしい形してるよね」
ベリーのキュアスティックは先端部が矢尻のように膨らみ、その中央に青いクリスタルが備わっている。ダークベリーは指先から妖しいエネルギーを送り込み、クリスタルの色も黒く変色させる。それはブラックダイヤモンドのように鈍く輝いた。
「うん、いい感じ。クリスタルにエネルギーを送り込んだから、ラビリンスの気持ちいいバイブレーションを感じるはずだよ」
そう言いながらダークベリーはキュアスティックをベリーのアナルに挿入していった。
「・・あっ!・・・いぃーーっ!」
さらに悶絶するキュアベリー。スティックの矢尻の部分が、まるでカリのように内壁を刺激する。これにクリスタルから放出される淫靡な波動が加わる。アナルを改造されたベリーにとっては、それら全てが羨望の刺激だ。先ほどのアナル挿入の快感が呼び起こされる。腸壁が歓喜に震えて蠕動する。
「気に入ったようだねベリー。いいオナグッズが手に入ったね」
前後の穴を塞がれ、怒濤のエクスタシーに昇天するキュアベリー。さらにダークピーチの淫猥な責めが続く。。
「これで、クリを刺激するとどうかなぁ?」
ダークピーチの両手が前後のクリトリスに伸びる。
「%&#$@!!」
挿入されたまま、アナルには闇のキュアスティックをねじ込まれ、さらに前と後ろに造られたクリトリスを刺激されるという四カ所責め。淫らな責めを受け続けてきたキュアベリーだったが、多点同時の刺激は想像を絶するものだった。
「最高でしょ。ふふっ、もう、これから離れられないよ」
「・・・いいっ!・・・いいーっ!・・」
涎を垂れ流しながら絶叫するキュアベリー、全身の全てが、毛穴の一つ一つまでが快楽のために震えているようだ。
その様子に満足したダークピーチは体位を変え、結合したまま仰向けの姿勢をとる。自然とベリーはダークピーチの上に跨がる体位となった。もちろんアナルにはダークキュアスティックが挿入されたままだ。
「ふふっ、キスしよっか」
ダークピーチが下からそう誘う。キュアベリーは躰を前に倒し、言われるがままにダークピーチと唇を合わせる。
「・・んんっー・・んん・・」
自ら舌を差し込み、激しく舌を絡める。欲望を満たすためだけの淫靡なキスだ。ベリーは恍惚の表情のまま、無意識の内にキスの快感を貪っている。
「ふふっ、キスもずいぶんと上手くなったね。いいわあ」
淫らなキスを堪能した後、ダークピーチがベリーの上半身を起こす。
「自分で動かして」
「・・んっ・・」
キュアベリーは騎乗位の姿勢で自ら腰を上下に振り始める。
「・・・あっ、あっ!・・・いいっ!・・」
恍惚の表情で肉棒を堪能するキュアベリー。さらに、前後の淫核に自分の指を伸ばし、自ら刺激を始める。その浅ましく快楽を貪る姿にダークピーチは淫靡な笑みを浮かべる。
「ふふふ、ずいぶん淫らになっちゃったね」
邪悪な黒いプリキュアの上で、自ら腰を振り淫蕩に溺れる青いプリキュア。ロングの髪を振り乱し、目はうつろで口元からは唾液を垂らしている。その様子は、ほんの少し前までの知性溢れるプリキュアの真摯な姿からは想像できない。プリキュア同士の淫らな交わりは、彼女たちを知るものなら目を疑う倒錯した光景だった。
キュアベリーの痴態に、ダークピーチも興奮している。
「うふふ、あたしも昂ぶってきちゃった」
「・・・あっ!・・・あぁっ!・・」
ダークピーチの腰も上下に動き出す。
「あっ!・・・いいーっ!・・・」
向かえ腰でペニスの刺激を貪欲に味わうキュアベリー。
「さあ出しちゃうよっ! たっぷり味わってね」
ダークピーチも興奮の頂点だ。
「・・・あっ!・・・あっ!・・・」
「ベリーにいっぱい注いであげる!」
「・・・あっ・・・あぁーっ!・・・」
「あぁっ、いいっ! 来てるっ! 出るっ! 出しちゃうーっ!」
ダークピーチの巨根が暴発し大量の白い樹液が噴出された。
「変わっちゃえーっ!」
「ーーーーーっ!」
ピュッピュッと何度も何度も脈動して悪魔のザーメンが放出される。その邪な滴を奥で受け入れるたびに、キュアベリーの中の大切なものが黒く染められていく。プリキュアの記憶は唾棄すべき過去に、仲間との友情はラビリンスへの忠誠に、冷静な知性は狡猾で邪悪なものに。全身絶頂の嵐の中で、キュアベリーは大切なものが崩れていくのを感じたが、それは淫らな悦びの前にあっさりとかき消された。
(・・・最高・・・)
怒濤のエクスタシーを感じ続ける中で、キュアベリーは再び意識を失っていった。
<7>
狂宴は終わり宮殿は静けさを取り戻した。広間の中央ではキュアベリーが俯せに横たわっている。その様子から精も根も使い果たしたかのように見えたが、指先がぴくりと動き出す。両手を床に付き、ゆっくりと立ち上がる。つぶっていた瞼が細く見開かれると、瞳にはこれまでのキュアベリーには無かった輝きが灯っていた。それはダークピーチと同じ邪気を宿した妖しい輝きだ。その表情には狡猾とでもいうべき雰囲気が漂っている。
体についた埃を叩こうとしたのか、目線を下げて自分のコスチュームを見やるとキュアベリーは叫んだ。
「いやだっ!何、この格好!」
キュアベリーの青と白のコスチュームがお気に召さないらしい。すぐに腰のポーチを開けてリンクルンを取り出し、広大な広間の片隅に向かって投げつける。さも穢らわしいものを扱うかのように。
変身が解かれたキュアベリーは蒼乃美希の姿に戻る。だが、憎々しい様子は変わらない。
「全く、信じられないわ。あんなのあたしじゃない」
「そうだよ」
リンクルンを投げた先、その方向に位置する扉から声が聞こえた。同時にハイヒールのコツコツという靴音が響いてくる。ダークピーチが部屋に入ってきたのだ。唇には不敵な笑みを浮かべ、キュアベリーのリンクルンを拾い掌で弄んでいる。
「美希たんが変身するプリキュアは違う」
その言葉に美希はうなずく。眥をあげた挑発的な表情を見せ、両手を大きく広げ、捻るように胸の前で合わせた。
「スイッチオーバー!!」
美希の全身が蒼い閃光と黒い闇に包まれる。闇はスレンダーな肢体に絡みつき漆黒のコスチュームへと変化していく。躰が染められていくことにエクスタシーを感じつつ、美希は妖艶とも言うべき表情を浮かべながら新たな衣装を身に纏っていく。閃光が消えると、そこには闇のキュアベリーが不敵に佇んでいた。元の衣装の白い部分はダークピーチと同様にエナメル光沢の漆黒に染まっている。黒く変わったブーツは針のように鋭いピンヒールだ。髪はグレーに変化し、ハート型の髪飾りは蒼いダイヤ型に変化している。各部の飾りも全てダイヤ状だ。それはラビリンスのシンボル、キュアベリーがラビリンスのプリキュアとなったことの証。ブルーの瞳に妖しい燐光を灯し、自分の新しいコスチュームを確認して嬉しそうにつぶやく。
「これが完璧なプリキュア・・・素晴らしい・・・」
傍らのダークピーチも満足したように唇を開く。
「そうだよ、それが本当のプリキュアの姿だよ、ダークキュアベリー」
「ダークキュアベリー・・・」
ダークピーチが呟いた新しい名前にベリーも嬉しそうだ。
「あたし完璧っ!」
ダークベリーはダークピーチの前に片膝を跪く。
「ありがとうございます、ダークピーチ様。あたしを本当のプリキュアにして頂いて」
恭順の言葉を述べるダークベリー。彼女はダークピーチの精によって転生した。そのため、ダークピーチに対して主従の関係となっているのだ。。
「ラビリンスのために忠誠を誓います。なんなりとご命令ください。」
ダークピーチはニヤリと唇を歪める。自らの邪精でかつての仲間を堕としたことに満足している。
「ふふ、よろしくねダークベリー。次はパインを染めちゃうから手伝いを頼むね」
「かしこまりました。その次はパッションですか?」
「ん? ああ、せつなはいいんだ。」
「?」
「まあ、そんなことより、まずは楽しもうよ」
そう言うと、ダークベリーは両脚を広げてソファーに座る。すると傘をさすかのようにスカートの前が膨らみはじめた。
「うふふ」
さらに片脚をソファーの肘掛けにのせ、ダークベリーに中を見せつけるように挑発的なポーズをとる。ショーツは履いてないため、逞しい肉棒がそそり勃っている様子がダークベリーの目に入る。大量射精したばかりなのに、萎えることないその姿に、目が釘付けとなる。
(・・ああ、素晴らしい・・・)
「咥えていいよ」
「ああっ・・・」
ダークベリーはダークピーチの巨根に吸い寄せられていく。ダークプリキュアとなったベリーにとって、それは自らを変えてくれた羨望の愛しい器官だ。ダークピーチの股間に顔を埋め、口咽奉仕を始めるダークベリー。あらゆる淫技はダークプリキュアとなったときに潜在意識に刷り込まれている。
「・・・んむ・・・むっ・・・」
ピチャッピチャッという口技の淫靡な音と、喘ぐような声が響く。
「ふふっ、いいわあ。上手だねベリー」
そういうとダークピーチはベリーの後頭部を掴み、強引に自分の方に引き寄せる。
「・・んんっ!」
ダークベリーの喉奥にペニスの先端が侵入する。そこは種子によって、わずかな刺激でも感じる淫らな性感帯に改造されているため、エクスタシーの電流が一気に全身を走る。
(・・・あぁっ、完璧っ!・・・幸せ・・・)
自然と指が自分の股間に伸びる。淫蕩に変わった躰を堪能しながら、ダークベリーは黒いプリキュアとしての悦びをかみしめるのであった。
<エピローグ>
従順に口喉奉仕するダークベリーの様子に満足するダークピーチ。巧みな舌技を堪能しながら、自分の胸の谷間に手を差し込み、そこに忍ばせてあった黒い物体を取り出す。それは卵ほどの大きさの、黒く輝く八面体のクリスタル。掌にのせると、わずかに浮き上がり、まるでコマのようにゆっくりと自転を始めた。
ダークピーチは目を細めて、それを見つめる。
「ふふっ、せつなはね、もうあたしの籠の中」
楽しそうにダークピーチは呟き、昨日のことを回想した。
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それは昨夕のことだった。ソレワターセとの戦いの後、森の中で合流した4人は、再び分かれて家路についた。ラブとせつなは一緒に住んでいるので森の中を二人で歩く。おしゃべり好きなラブは、とりとめのないことをいろいろ話すが、せつなは静かに聞いて、ときどき相づちを打つだけだ。なにか熟考しているようにも見える。ラブの話が途切れたタイミングで、せつなは足を止め、静かに口を開いた。
「ねえ、ラブ? あなた、ソレワターセになにかされなかった?」
「え?」
せつなを見つめるラブ。
「なんていうのかな。うまく言えないんだけど、ラブの雰囲気がおかしく感じられるの」
「・・・どういうこと?」
「ん、いつもと違うというか・・・正直言うとね、ラビリンスの雰囲気が漂ってくるの。あたしが昔、そうだったようにね」
「!?」
「だから、ソレワターセに、なにか変なものでも付けられたのかなって・・」
「・・・な、なにもされてないよ。ほら、何も付いてないし」
服に何か付いていないか両手で確認しながら否定するラブ。しかしせつなは続ける。
「それに、さっき祈里が旅行に行くと話したとき、あなた笑いながら大丈夫って言ったけど、その前に一瞬だけ変な表情をしてた・・・・歪んだ笑いっていうか・・・」
「あははっ、せつな、考えすぎだよ」
笑いながらラブが答える。なに心配しているのかと、一笑するかのようだ。だが、次の瞬間ラブの声質が変わった。
「本当の自分になっただけだよ」
「!?」
ラブの表情も変化した。純真爛漫ないつもの元気娘ではない。斜に構え、挑発的に眉を吊り上げる。瞳には妖しい眼光が浮かび、ニヤリと唇が歪んでいる。
「さすがせつなだね。こんなにすぐに気づかれちゃうなんてね」
「ラブ、あなた・・・」
せつなは後ずさりする。
「やっぱり、せつなは邪魔だね。とりあえず眠っててもらおうかな」
ラブは胸元から八面体のクリスタル状の物質を散りだした。掌にのせると、くるくると回転し、同時に紅く輝き始めた。
「そ、それはっ!」
「ふふっ、これはね、ラビリンスの裏切り者を拘束するプリズンクリスタル。ノーザ様が新しく開発したアイテムよ。」
「・・様って・・・ラブ、あなたいったいなにをされたの?・・」
だがラブは聞く耳を持たない。
「このクリスタルはね、裏切り者を自動的に捕まえてくれるの。ほらっ、もうせつなに反応してる」
ラブが説明すると同時に、クリスタルから紅い閃光がせつなに向かって放たれた。
「えっ!? い、いやぁっ!」
胸元に紅い光を浴び悲鳴を上げるせつな。
「さあ、いらっしゃい、せつなっ!」
「きゃーーっ!」
瞬く間の出来事だった。せつなの全身が光に飲み込まれると、あろうことか、その体がクリスタルに吸い込まれていく。せつなが吸い込まれると、クリスタルは黒く変色し発光を止めた。ラブはそれを強く握りしめる。
「しばらく我慢してね、せつな。でも、この中にいる方が幸せかもね」
ラブはクリスタルの中のせつなに話しかける。もっともその声が届くことは無い。
「帰ったら、みんなから、せつなの記憶を消しとかなくちゃね」
ラブは楽しそうに呟き、軽い足取りで家路につく。
すっかり日が暮れ、森の中は黒い闇に覆われていた。ラブの姿はすぐに闇の中に消えていった。
(pixivにも投稿しています)
tag : 妄想ストーリー
comment
No title
妄想ストーリー面白いですね、別のレズ洗脳物とかも見たいですね。
監獄戦艦実写されたんですね。
個人的にこれの完全レズ晩見たいです。
機械洗脳+αレズみたいな。
監獄戦艦実写されたんですね。
個人的にこれの完全レズ晩見たいです。
機械洗脳+αレズみたいな。
No title
tenaさん
機械洗脳+αレズというのはいいですよね。
監獄戦艦のスピンアウトでそういうのを製作してくれると嬉しいですよねえ。
機械洗脳+αレズというのはいいですよね。
監獄戦艦のスピンアウトでそういうのを製作してくれると嬉しいですよねえ。
No title
Kiryuさんの妄想で、監獄戦艦のレズバージョン書いてほしいです!
良ければ、書いてください。
良ければ、書いてください。