妖獄のキュアパイン (2)
こんばんは。キュアパインの官能連鎖洗脳ストーリーの続きです。パインを陥れる妖しい企みはまだまだ続きます・・・・ 前の記事からどうぞ。
本文とは関係ありませんが、キュアビートは好みです。ビートもフィギュアには恵まれませんでしたが、このたびメガハウスさんがリリースするそうです。リンク先はアキバHOBBYさんのサンプル紹介ページで、無彩色の原型ですが、ラブギターロッドを手にした躍動感溢れるポーズ。製品も期待できそうです。
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「う、うん・・・・?」
混沌としたまどろみからキュアパインは目を覚ました、だが頭がぼーっとしている。体中に力が入らない。目の焦点も合わない。
「ここは・・・」
「ようやく目を覚ましたかな」
その声を聞いたとき、キュアパインの意識が一気に覚醒した。慌てて上半身を起こすと、傍らには声の主、ダークピーチが覗き込むようにパインの様子を伺っていた。ラビリンスに手を貸す闇のプリキュア。いつものピーチの声なのに、毒を持った響きがパインを失意の底に落とし込む。
「ピーチ・・・やっぱり、ここは・・・」
「そう、城の中の別の部屋。来客用の特別な寝室だよ」
周りを見回すと、自分が天蓋付きの立派なベッドで寝ていたことが分かった。ほぼ正方形で、彫刻やシャンデリアなどで飾られた優雅な造りだ。ダークピーチとダークベリーの二人は、ベッドの二辺に立ち、不敵にパインを見下ろしているのだ。
「それじゃ、次は生で胸の快感を味わってみる?」
口を開きながら、視線をパインの胸に向けるダークピーチ。
「・・・・え?」
パインは、胸を露出させていたことに気づき、慌ててシーツを引き寄せて隠す。まだ続くの? キュアパインの目が怯えるように訴える。
「パインは自分の躰の素晴らしさを、まだ十分に経験してないからね。ベリー、相手をしてあげてよ」
ダークピーチがダークベリーに顔を向ける。
「かしこまりました、ダークピーチ様」
その言葉を待っていたかのように頷くダークベリー。そして視線をパインに向け、ニヤリと笑うと、ベッドの上に両膝をついて登る。
「さあ、楽しませてあげる」
パインは恐怖で後ずさろうとする。しかし、度重なる胸射精で全身から力が抜けているようで、体を動かすことが出来ない。パインにじりじりと迫るダークベリー、その様子は、罠にかかった獲物を追いつめる雌蜘蛛のようだ。
だが、パインの眼前で、ダークベリーは意外な行動をとった。
「なんで、怖がるのかしら?」
そう言うとダークベリーは、ベッドに膝立ちの姿勢で自分の胸をはだけていった。
「え?」
パインには、その行為の目的が分からない。ダークベリーの漆黒のコスチュームの前が開き、決して大きくはないが、形のよい乳房が露わになる。
「どーう?」
ダークベリーは不敵な笑みを絶やさないまま、上体を斜めにそらし、胸をパインに見せつける。まるで男を誘惑するかのようなポーズだ。怯えながらその姿を見つめるキュアパイン。なぜだか視線を胸から逸らすことが出来ない。
《トクン!》
次の瞬間、キュアパインは突然、胸が高鳴るのを感じた。
(な、なに、これ?・・・なんで鼓動が・・・)
鼓動だけではない、体が熱くなり、頭がぼーっとし始める。
「あら、パイン、どうしたの? 顔が赤いわよ」
いつの間にか顔を近づけたダークベリーが、揶揄するように耳元で囁く。
《トクン! トクン!》
その甘い吐息を耳元で感じた瞬間、パインの鼓動はさらに激しくなる。
(いったいどうしたの、わたし? なんで、胸をがこんなに熱いの?・・・)
「うふふ、興奮してるんじゃない。乳首がこんなに勃ってるわよ」
たしかにパインの胸は先端を鋭く尖らせていた。
「ふふっ、あたしのボディが気になるんでしょ? どう、触ってみる?」
そう言うと、ダークベリーは素早くパインの手を取り、指を自分の胸に誘導する。
「あっ!」
その柔らかい感触を指で感じた瞬間、鼓動はさらに激しくなる。
《ドクン!ドクン!ドクン!》
同時に、キュアパインの脳裏には尋常ならざる妖しい感情が渦巻きだした。
(柔らかい胸・・・素敵・・・犯したい・・・・・・・えっ?)
キュアパインは自分の感情に戸惑った。そもそも、犯すという言葉も行為も、彼女は知らないはずだ。
(身体をいじられているから・・・変な気持ちが浮かぶのかしら・・・)
パインの理性が、妖しい感情に負けては駄目、耐えるようにと自らを鼓舞する。なんとかダークベリーの胸から視線を逸らし、冷静になれと自分に言い聞かせる。
「あら、どうしちゃったのかしら?」
顔を背けて、なんとか耐えているパインだが、その眼前にダークベリーの顔が迫った。
「!?」
次の瞬間、ダークベリーはパインの唇を奪う。再びの濃厚なキスに、パインは淫猥な初キスの妖しい感覚を呼び起こされる。同時にダークベリーは露出した胸を、同じようにはだけているパインの胸に密着させた
「んんっ!!」
《ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!》
声に成らない悲鳴と同時に、心臓が破裂するかのように限界まで高鳴った。暖かく柔らかい乳房の感触に、それまでなんとか理性で抑えられていた妖しい感情が爆発した。
(犯りたいっ!・・・この胸を犯したいっ!)
それは牡の浅ましい本能だった。力が抜けていたはずのパインだが、暴発する性衝動が彼女の躰を覚醒させる。唇を重ねたまま、ダークベリーをそのままベッドに押し倒し、積極的に舌を出し入れて口腔の快楽を貪る。同時に胸を激しく密着させ、柔乳の感触を堪能する。
「あんっ! パインは激しいわね」
唇が離れると、ダークベリーはからかうように口を開く。キュアパインの瞳からは生気が消え、虚ろな表情のまま、躰だけが淫靡に動いている。
「うふふ、ザーメン出せるようになったら、やることは1つだよね。。特にパインの場合、なんでも性器にできるんだから、綺麗な胸見たら絶対犯したくなっちゃうよ」
ベッドの傍らで腕を組みながら二人の様子を眺めていたダークピーチが、満足そうに呟く。射精機能を胸に造られたキュアパインは、同時に牡の衝動も刷り込まれているのだ。雌の躰に挿入して射精するということを。特に胸で胸を犯すことが当たり前の行為としてインプットされている。ダークベリーの艶めかしい胸を見たことで、その本能が喚起されたのだ。
「はぁ、はぁ・・・」
口腔と胸の感触を一通り堪能したのかキュアパインは躰を起こした。息が荒い。胸をはだけて横たわるダークベリーに跨がり、マウントポジションの姿勢を取る。自分の両手で乳房を下から支えるように握ると、胸と胸を合わせるように躰をゆっくりと前に倒していく。
「いいわあ、きてぇ・・・パイン」
下のダークベリーが、日頃の理知的な雰囲気とは異なる甘い声でパインを誘う。
「あんっ!!」
「あっ!!」
乳首同士が接すると声を重ねる二人。固く勃った乳首の感触、強く押しつけたために一瞬軽い痛みを感じる二人だが、パインの乳首からは湧き出る透明な液がローションのように潤滑剤の役目を果たす。すると、ダークベリーの胸に信じられない変化が起こり始めた。小ぶりの乳首がなぜか拡張し始め、その内部にパインの乳首を引きずり込もうとするのだ。
「あっ! いぃーーっ!」
パインが叫ぶ。敏感な乳首を周りから優しく締め付けられる感触に、嬌声が上がる。
「ああっ、いいわあ、パインの・・・・」
ダークベリーも恍惚の表情だ。ダークベリーの乳首は、女性器と同じようにパインの勃起乳首を受け入れる性器官に変化している、パインのカウパー液の効能だ。胸に挿入される感触、本来あり得ない性感だが、それは本物の膣と同様に、極上の雌エクスタシーをダークベリーにもたらす。
「あっ!、あぁっ!ベリーの中、いいーっ!」
「あっ、あーっ! パインのモノすごいーっ!」
パインは胸を前後し、ダークベリーの膣乳首をえぐる。理性を失った牡本能が、乳首を犯すニップルファックの快感に酔いしれている。勃起乳首の敏感な神経は全てエクスタシーにわななき、快感バロメーターの針はマックスに振り切れている状態だ。乳頭が前後するたび、二人のプリキュアは嬌声を上げ、挿れる悦びと挿れられる悦びをそれぞれ貪欲に堪能するのだ。
ニップルファックの最中、ダークベリーが叫んだ。
「ああっ、凄くいいっ! あたしも挿れたくなってきちゃうっ!」
ダークベリーは胸を合わせたまま躰を起こす。座りながら抱き合う姿勢となると、ダークベリーは腰をもじもじと動かし始めた。すると、スカートの中、黒いショーツの背中側がむくりと膨らみ始める。
「ああっ、これもいいっ!生えるーーっ!」
絶叫するダークベリー、するとビリッという音ともにショーツが裂け、そこから異形のモノが飛び出した。
「いいーーっ!」
それは触手状の器官だった。全体がねっとりとした淫液に覆われ、細身ながら長さは1mほどにも達している。鎌首をもたげたような先端部分は男性器状に膨らみ、その最先端は包皮が一部剥けてピンク色の亀頭状のものが姿を覗かせていた。
ダークベリーはダークピーチに洗脳されたとき、飲まされた種子が定着することでアナルクリトリスを造られていた。それは単に第二の陰核として機能するだけでなく、肥大化して触手化する能力も備えていたのだ。ニップルファックの興奮のあまり伸長したその姿は、触手ペニスとも悪魔の尻尾とも呼ぶのが相応しく、淫らな禍々しさを醸し出している。
「うふふ、いいよ、ベリー。挿れるのも楽しみなよ。でも、前はダメだよ」
傍らのダークピーチが挿入の許可を出す。
「心得ていますわ、ダークピーチさま」
上気した顔でダークベリーが答え、触手の先端が興奮でビクンビクンと震える。
「さあ、犯される悦びも教えてあげるわっ!」
本能のままニップルファックを続けるキュアパイン。そのスカートの中へ、ダークベリーの尻触手ペニスが艶めかしい動きで侵入していく。触手の先端でショーツを破り取って秘部を露わにすると、ちょこんと愛らしく閉じているアナルめがけてヌルっと触手ペニスが侵入していった。
「あっ!!やっ!!」
アナルに異物が入ってくる感触に叫ぶパイン。正気は失っているが、あり得ない感触に身をよじる。外からの侵入を許したことの無い花弁にとって、異物の侵入は痛みを感じるだけのはずだ。だが、ダークベリーの触手ペニスは淫らな媚液を放出し、あらゆる器官を性感帯へと変えてしまう。元々の種子が持っていた効能は、それが変化した触手ペニスにも引き継がれているのだ。
「どう? 気持ちいいでしょ」
「あっ!・・・・どうしてっ?・・・・いいっ! お尻いいっ!」
頭を振り乱し叫ぶキュアパイン。触手が侵入したアナルと腸壁は、あっという間に浅ましい快楽器官へと造り変えられ、腸壁をグリグリと抉られる感触は至高のエクスタシーとして脳にフィードバックされる。
「ああっ!お尻もたまらないっ! 胸も締め付けられて気持ちいいっ!」
「挿入するの気持ちいいっ! 挿れられるのいいーっ!
胸で胸を犯しながらアナルに挿入されるキュアパイン。胸を犯されながらアナル挿入を味わうダークベリー。変則相互挿入のダブルエクスタシーが二人をさらなる快楽天国へと昂ぶらせていく。
「いいっ! ・・・ああっ、来てるっ!熱いのが上がってくるっ!」
「やっ! ああっ!・・・・出るっ! なんか出ちゃうーっ!!」
そして、二人の射精衝動は限界に達しようとしていた。
「ああっ、だめっ! 出るっ! 胸から出ちゃうーっ!!」
本能にまかせたまま、絶叫するキュアパイン。
「上ってくるっ! 熱いのが上ってきて出ちゃうーっ!!」
アナルクリ触手を上っていく白い衝動に悶絶するダークベリー。体内の精巣から長い触手を輸精するだけでも、恍惚の感触が支配する。
「出るーーっ!」
「出ちゃうーーっ!!」
ついに二人は声を合わせ、同時に射精した。パインの胸からベリーの胸へ、ベリーの尻尾からパインのアナルへ。粘っこい濃厚な白濁液が、何度も何度も吐き出されながら交換される。
「来てるーっ! 暖かいのがたくさん入ってくるーーっ!!」
「出すのいいっ! 出されるのも、たまらないっ!!
乳首とアナルという変態挿入行為で、牡と雌のオーガズムを同時に味わうキュアパインとダークベリー。二人の絶叫がいつまでも室内に響いていた。
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キュアパインはベッドの上で再び気を失っていた。まどろみの中、建物の外から微かに小鳥の鳴き声が聞こえる。パインはキルンを通じて動物とコミュニケーションを取ることが出来る。その小鳥の声で、パインは目を覚ました。
(わたし・・・・いったい?・・・・)
記憶がはっきりしない・・・なんとか思い出そうする。
(ベリーがなぜか胸を出して・・・・それを見たら・・・・えっ!!)
植え付けられた牡の本能で、衝動的にダークベリーを襲った浅ましい記憶。信じられない行為の記憶が微かに脳裏に残っている。
(うそ・・・そんなこと・・・・)
さらに、ニップルファックやアナルに挿入されたことが、断片的な記憶して思い出される。
「嘘よ、わたしがそんなことするはずがない・・」
パインは口に出して自分に言い聞かせる。
だが、それを覆す絶望的な声が響いた。
「あれっ、自分がしたこと覚えてないのかな?」
ドアが開き、ダークピーチが寝室内に入ってきた。後ろにはダークベリーを従えている。
「ほんと、凄い激しかったわよ」
ダークベリーが羞恥心を煽るように声を上げる。
「うそっ、そんなの作り話よっ!」
「あれぇ、せっかくの初体験なのにね。だって胸ペニスの童貞とアナル処女を同時に捨てられるなんて、普通じゃ出来ない素晴らしい体験だよ。思い出してよ」
ダークピーチのその言葉に、記憶の断片が繋がっていく。本能のままに淫らにダークベリーとまぐわった浅ましい行為を。
「う、うそ・・・・い、いやっ!・・・・」
「ふふっ、嘘じゃ無いよ」
「それは、あの変な種を飲まされて、体をいじられてしまったからよ!」
顔を赤らめながらも、なんとか気丈に言い返すキュアパイン。
「うふふ、そんなこと言っちゃって。でも、パインは胸で犯すのが好きなんだよ」
「もう、やめてっ!」
両手を耳に当て、ダークピーチの声を遮断する。
(これ以上、そんな変な話、聞きたくないっ!)
変貌した友人に、躰の改造、望まない淫らな行為、あまりの出来事の衝撃にパインは再び大粒の涙を流す。
(どうして、こんなことに・・・・)
ただ、先ほどよりは体力が回復しているようだ。それに小鳥の声を聞いたことや、涙を流したことで、気分がリセットされたような感じがする。少しずつ、キュアパインに冷静さが戻ってきた。
(よく考えて・・・今のピーチとベリーはおかしい。二人が自らラビリンスに荷担するわけない・・・わたしが飲まされた種みたいなもので、操られているに違いない・・・・)
パインが考えを巡らす。
(ここにいては駄目。なんとか逃げ出してパッションと合流しよう。パッションなら二人を元に戻せるかもしれない)
キュアパッションは、元はラビリンスの幹部イースだ。彼女なら、ラビリンスの策略や二人を元に戻す方法、そして自分の体を戻す方法を知っているかもしれない。そのことに一縷の望みをかけた。
(ごめん、ラブちゃん、美希ちゃん。きっと助けるから)
心の中で親友の名前を呼ぶと、パインは決意したように顔をあげる。その表情は先ほどの本能にまかせた虚ろな感じでも、打ちひしがれた様子でもない。栗色の瞳には強い意志が灯っている。パインはベッドの上から飛び上がって床に降りる。露出していた胸のコスチュームを整える。膨らんだ胸にはきついが、そんなことは今のパインには関係ない。鋭い視線を二人のダークプリキュアに向ける。
「うん? どうしたのかな、パイン」
揶揄するようなダークピーチの声。しかし、パインは動じず、はっきりと宣言した。
「ピーチ、ベリー、あなたたちはラビリンスに操られているの。今の二人が本当の二人でないことは、わたしは知っている・・・わたし、信じてる!」
ダークピーチが眉尻をピクリと動かす。快楽漬けでも心が折れていないことに、少しだけ驚く。
「でも、今はここから出なくちゃいけない。ごめんね、二人とも」
そう言い終わると同時に、天窓のガラスがバリンッと激しく割れ、白い小鳥が10羽ほどバサバサと羽ばたきながら入ってきた。
「え、なに?」
ダークベリーが叫ぶ
その小鳥たちは尖った嘴を、ダークプリキュアの二人に向けた。
「な、なによ、こいつら!」
ダークベリーが声を上げながら、手をあげて払いのける。しかし小鳥たちは動じない。ベリーの手をうまく避けながら、嘴でつつくのを繰り返す。
小鳥たちは、動物とコミュニケーション出来るパインが呼んだものだ。助けを求める彼女の頼みを聞いたのだ。
(ごめんね・・・)
パインは心の中で再び詫び、振り返ってドアに向かって脚を踏み出した。しかし、次の瞬間、後ろから羽交い締めにされた。
「ピーチ!」
「うふふ、鳥に助けを求めるなんて考えたね。パインならではだね。でも、こうやって接近したら攻撃できないよね」
ダークピーチがパインの耳元で囁く。だがパインも負けてはいない。
「そんなことないわ、わたしごと攻撃してっ!」
「ふふっ、優しい鳥さんたちは、パインを傷つけることなんて出来ないよ」
確かに小鳥たちは空中で戸惑い、攻撃をあぐねているようだ。
「それにね・・・・いい方法があるんだ」
そう言うとダークピーチは片手でパインの胸元を掴み、コスチュームを前に引きずり降ろした。
「あっ!」
再び露わになるパインの豊乳。ダークピーチの両手が後ろからパインの胸に伸びる。それでいて肘と脚を上手く使いパインの自由は奪っている。
「さあ、パインには気持ちいいことがお似合いだよっ!」
「えっ!?・・・あっ! いやっ!」
ダークベリーに何度も愛撫された胸だが、ダークピーチのテクニックはそれを遙かに凌駕するものだった。艶めかしく動く指が、胸の性感を的確にピンポイントで刺激する。
「だめっ、やめてっ!・・・・・あっ!いや・・・」
再び乳房の中が熱くなる。乳首はすぐに勃起して硬くなり、カウパー液を出すこともなく射精臨界の寸前だ。ダークピーチの淫らな手技は、愛撫というより搾精と呼ぶのが相応しい妖しさだ。
「ああっ!・・・なんで、こんなにすぐに・・・・」
「うふふ、パインの躰は正直だね」
厭らしい笑みを浮かべながら、ダークピーチはパインの乳房を持ち上げ、暴発寸前の乳頭を天井に向ける。そこには小鳥たちが数羽、二人の頭上を旋回するように羽ばたいている。
「さあ、出しちゃえっ!」
ダークピーチの指が、乳首周りの急所を刺激する。パインの胸は自動的に反応し、白濁液が強制的に排出された。
「ああっ! なんでーっ!」
噴出した2条のザーメン。それが、ちょうど2羽の小鳥にビシャっと命中した。小鳥は、その衝撃でバランスを失い、床に叩きつけられた。
「あっ!・・・なんて・・・ひどいことを・・・」
荒い息でパインが呟く。ダークピーチが拘束を解くと崩れ落ち、床に四つん這いとなった。搾精発射の悦楽と気怠さが彼女を襲っている。
「うふふ、お楽しみはこれからだよ」
ダークピーチが愉快そうに呟く。
床に落ちた二羽の小鳥は体を震わせていた。ダメージが大きく飛べないのだろうか。それとも羽に付着した濃厚な精が羽ばたきを邪魔しているのか。だが、うずくまった鳥たちに信じられないに変化が起こり始めた。
「・・・えっ!?」
息も絶え絶えだが、心配そうに見つめていたパインが声をあげる。
小鳥の体毛が純白から、徐々に黒く変色していく。つぶらな丸い目が、吊り目状に細くなる。その瞳の色も毒々しい赤色に変化していく。
「ど、どうして・・・」
完全に体毛が漆黒に変わると、二羽の小鳥は脚の伸ばして立ち上がった。
「ギャーーッ」
それまでの愛らしい鳴き声とは異なり、おぞましい奇声をあげる二羽の黒鳥。紅い瞳は妖しい燐光さえ放っている。羽ばたくと、ダークベリーの方に向かう。
「もうっ!ほんとにしつこいわね!」
ダークベリーはいまだ小鳥たちに苦戦していた。その集団の中に黒鳥は乱入すると白い小鳥たちを攻撃しはじめた。
「ギャッ!ギャーッ!!」」
その凶暴な振る舞いに、白い小鳥たちは為す術無く、天窓から外に逃げ出さざるを得なかった。
白い小鳥たちを追い出した二羽の黒鳥は、ダークピーチの方に戻り、差し出された片腕に留まって羽を休めた。妖しい紅い瞳はパインの方を見つめている。いや、睨んでいると言った方が正しいかもしれない。
「どうしてっ・・・なんで鳥たちが・・・」
ダークピーチが勝ち誇ったように視線を、四つん這いのパインに落とす。
「ふふっ、さっきベリーと楽しんだとき、アナルにたっぷりと注いでもらったよね、ラビリンスのエキスが込められたザーメンを。それでパインは力が戻り体が動かせるようになったんだよ。だからね、パインの躰は、もうラビリンスに染まり始めてるんだ」
「う、うそ・・・い、いやっ!・・・」
「ほら、その証拠にパインの精液を浴びた鳥たちはダーク化して、あたしたちダークプリキュアを守ってくれたじゃない」
「あ・・・・・」
そこまで自分の体が闇に染められてしまったことにキュアパインは絶句した。それは、一抹の希望で脱出しようとしていた彼女を、再び絶望させるに十分だった。
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「さてと、そろそろ終わりにしようか。ベリー、あの技は使えるよね?」
「はい、ダークピーチ様。クリスタルにたっぷりとエネルギーを送り込んでもらいましたから」
そう返答するとダークベリーは、キュアパインの前に立ちはだかり声を上げた。
「響け! 暗黒のリズム!」
ダークベリーは、"ダーク"キュアスティック・ベリーソードを取り出し右手で構える。かつては白く輝いていた希望のアイテムは、全体が黒く染まった闇のツールと化していた。
「そ、それは!・・・」
ダークベリーが唇をニヤリと歪める。
「受けてみなさいっ! ダークプリキュア・デゼスポワールシャワー!!」
かけ声と同時に青黒くスパークする闇の光線がキュアパインに向かって放たれた。
「きゃあぁーっ!!」
妖しい黒い闇がパインを包み、全身に闇の瘴気がまとわりつく。毛穴の一つ一つにまで侵入してきそうな濃密さだ。
「この光線を浴びると、自分の欲望に素直になれるのよ。思い出しなさい、パイン。とっても気持ちのいいことを!」
ダークベリーが説明する。この技は、ノーザやダークピーチが使うイービル・サンシャインと同じ効果を持っている。すなわち、心の闇を増幅させて邪悪に汚染するのだ。ベリーのキュアスティックのクリスタルには、ダークピーチによってラビリンスの闇のエネルギーが蓄積されているため、同じような技を使えるようになっていた。
「い、いや・・・」
キュアパインの心は、すでに限界を超えていた。妖しく淫らに変貌した二人の仲間。その仲間に胸から射精するように改造されてしまった躰、しかも女性器を造り出す恐ろしいカウパー液まで放出する。その射精衝動に我を忘れ、ベリーとニップルファックに溺れたこと。さらにはアナル挿入されて腸内も性感帯化され、闇の精液が注がれてラビリンスのエキスが体を汚染し始めている。全てが絶望の体験だ。
その反面、それらの行為の中で味わった快楽だけは、陶酔するような甘美な記憶として脳裏を占めていく。何度も何度も放出した胸射精の淫悦、オナホールのようにソレワターセの種を犯した禁断の牡悦楽、ニップルファックの胸を抉る快感、アナルに中出しされた絶頂感、それらは目眩く比類無きエクスタシーへと昇華され、パインの心を邪に支配していく。
「思い出したわね、さあ、もう一度気持ちいいことをしてあげる」
ダークベリーが再び、パインの躰を弄び始める。
「あっ!」
キュアパインは仰向けにされ、豊胸をダークベリーの舌先が弄ぶ。天に向かって乳首が勃起する。パインの胸元でベリーが囁く。
「あたしの胸にたっぷり出して気持ちよかったわよね」
(・・・あ・・・よかった・・・・いや、だめ・・・・)
ダークベリーの囁きに、微かに抵抗しようとするパイン。
「アナルに注いであげたのも堪らなかったでしょ」
そう言いながらダークベリーの指がパインの股間に伸びる。ショーツは破られているるため、阻むものなく小指がアナルに直進する。。
(・・・ああっ・・・いい・・・)
躰をピクンと反応させて、スルリと指の挿入を受け入れてしまう。微かな抵抗は、肉欲の前に吹き飛んでしまう。
「でも、この大切なところはまだ経験してないわよね」
「あっ!!」
今度はダークベリーの中指が、パインの陰唇を優しくなぞる。改造された淫らな肉体の中心、何物も受け入れていない秘密のクレバスだが、そこは既に透明な淫液に溢れ、熱い塊を待ち焦がれているようだ。
「ここにダークピーチ様の濃厚な精を注いでもらったら、もっと気持ちよくなれるわよ」
(・・・もっと・・・気持ちよく・・・)
「そうよ、中に頂くのは、たまらないわよ」
(・・・・・)
「パインはあたしたちを信じているんでしょう?」
(・・・信じて・・・・・・)
「信じているなら、願うことは一つだけよね」
(・・・信じているなら・・・)
キュアパインの信頼の気持ちを逆手に取り、妖しく闇に誘惑するダークベリー。パインの唇が小さく動いた。
「・・・信じているから・・・・頂戴・・・」
悦楽の記憶に汚染されたパインは、ついに禁断の言葉を口にしてしまう。ラビリンスのエキスが濃縮されたダークピーチの精を、自らの中心に受け入れることを。
ダークベリーはニヤリと笑ってパインから手を離し、視線をダークピーチに向ける。二人の様子を眺めていたダークピーチは満足そうな表情で口を開く。
「うふふ、じゃあパインの気持ちに答えてあげるよ」
ダークピーチのスカートの前がむくりと膨らむ。自分でスカートを捲ると、そこには巨根というべきペニスが、天を向いて屹立していた。ノーザによって与えられた禍々しい男根は、先端は逞しくエラを張り、すでに先走りの透明液が滲み出ている。反った茎部には極太の血管が浮き出ており淫靡さを強調しているようだ。
ダークピーチはそのままの状態で仰向けのパインに近づくと、両脚首を手で掴み、開脚させた状態で自分の肩付近まで持ち上げる。パインは抵抗することもなく為されるがままだ。ショーツを破られている股間が露わになると、そこは大洪水であることが目に入り、むっとした淫匂が漂う。
「凄く待ちわびていたんだね、パイン」
そう言いながら、ダークピーチは躰をパインの股間に侵入させ、自分のモノをパインの秘裂にあてがっていく。
「さあ、信じてくれたご褒美だよ!」
「あっ!・・・・すごいーーっ!」
ダークピーチの肉棒が誘われるようにするりと飲み込まれていく。肉欲に溺れたキュアパインの淫蕩な躰は、始めての挿入にも関わらず、その快感を貪欲に受け入れようとしている。
「あぁーっ、いいっ!・・・太くて固いの・・・たまらないっ!」
挿入の快楽に絶叫するキュアパイン。これまでの射精やアナル挿入とは、また違ったエクスタシーが股間から指の先まで波動のように拡がっていき、そのうねりが何度も何度も脳髄を痺れさせる。
「そういえば、まだパインとはキスしてなかったね」
ダークピーチが躰を前に大きく被せ、パインと唇を合わせる。
「・・んーっ・・・んっ・・・」
パインは自分から舌を伸ばし、ダークピーチと激しく舌を絡める。唾液を交換して、口で交わる行為に酔いしれる。。
「凄く淫らになったね、パイン」
ダークピーチは、肉の欲望に支配されたパインの様子に満足する。親友を堕とすことに、そして堕ちていく様子に、ゾクゾクとした快楽を感じているのだ。
「あぁっ!・・・いいっ、いいーっ!・・・」
喘ぎ続けるキュアパイン。ダークピーチはパインを抱きながら体を起こすと、そのまま後ろに倒れて仰向けになる。つながったままのパインは自然と騎乗位の姿勢だ。
「自分で動かしてみてよ」
ダークピーチの指示に素直に従うキュアパイン。腰を上下にグラインドさせる。
「あぁっ! いいっ!・・・下から突かれるの、たまらないっ!」
パインは恍惚の表情で肉棒を堪能する。
「うふふ、いいわあ、パイン」
ダークピーチは視線をダークベリーに向ける。
「ねえ、ベリーも淫らなパインを味わってみなよ」
「いいのですか? ありがとうございます」
ダークベリーは瞳に嬉々とした色を浮かべながらパインの背中側に周る。腰を振っているので上下に激しく揺れている豊乳に後ろから手を伸ばし、乳首の周りを刺激する。
「あっ!! 胸も・・・いいっ!」
「また出したいんじゃないの? ほんと、淫乱ね」
ベリーの言葉に返すことも出来ず、ただ喘ぐだけのキュアパイン。ダークベリーは責める手を休めず、パインの臀部に視線を落とす。
「あら、ここがお留守ね。今度はさっきとは違うモノを挿れてあげるわ」
ダークベリーは傍らのダークキュアスティックを掴み、クリスタルを撫でて感触を確かめると、それをパインのアナルに差し込んでいく。
「ひぃーっ!・・・」
パインが言葉にならない喘ぎ声を出す。冷たい異物の感触、だが性感帯と化している花弁と腸壁は、ダークスティックを愛おしいものとして奥へ奥へと誘っていく。
「あぁっ、やっぱりお尻もいいっ!」
「あたしのアレもよかったでしょうけど、これもいいでしょ。ラビリンスのエネルギー入りよ」
「うふふ、ベリーは、その「オナスティック」が大好きだね」
スティックに卑猥な愛称を付け、悦に入ったキュアピーチが下から声をかける。
「いいっ!! 前も、後ろも、胸もいいっ!」
パインは、複合エクスタシーの激流に翻弄されるだけだ。
その様子にダークベリーも昂ぶってきたのか、次の行動に出る。
「前も後ろも挿れられて最高ね、でもお口が寂しいかしら」
すると、ダークベリーの股間からニュルッと触手が飛び出した。パインの後門を蹂躙したアナルクリ触手だ。触手は、うねうねと淫液を垂らしてながらパインの顔に近づいていく。パインの可愛い口を犯そうとしいるのだ。ダークベリーは興奮に顔を上気させている。狙いを定めると、ピンク色の先端が卑猥な喘ぎ声を上げている口の中に突入する。
「・・・んっ!?、・・・んうっ・・・」
声が上手く出せないパイン。目を見開いて初めての触手オーラルセックスの感触を味わう。口腔内で縦横に動く触手ペニスは、媚液を放出し、口の中も敏感に感じる性感帯に変えてしまう。ペニスをしゃぶる悦びは、あっという間にパインの本能にインプットされてしまい、舌を這わして積極的に媚液を貪ろうとする。その淫舌の動きは、ダークベリーに快感としてリフレクトされる。
「あっ、いいっ!・・・パイン上手いわね」
責めるつもりのダークベリーが、パインの舌技に悶絶する。3人のプリキュアは変則的に繋がり、それぞれの欲望を満たしていく。
それは見る者の目を疑うプリキュア同士の倒錯した姿だった。騎乗位で腰を振りながら肉棒を膣肉で貪るイエローのプリキュア。アナルも口も塞がれて悶絶し、さらには自分の胸からの射精快楽をも味わおうとしている。それを促すのも射精能力を持った漆黒のプリキュアたち。ラビリンスと戦ってきた凜々しい戦士たちの面影は、もはやどこにも見受けられなかった。
そんな3人の快楽の宴も終わろうとしていた。
「ああっ! パインのお口、たまらないっ! もうだめっ!」
淫らな舌技を堪能していたダークベリーが、限界とばかりに口から先端を抜く。同時に、それまで、声にならないうめき声を上げていたパインが叫ぶ。
「いいっ!! 前もお尻もお口もすごくいいっ!・・・胸もいいーっ」
四カ所責めのミックスエクスタシーに絶叫するパインの口腔へ、触手ペニスの先端が狙いを付ける。ダークベリーが叫ぶ。
「あぁっ! 出るーっ! お口に出しちゃうーっ!!」
触手から淫スペルマがピュッ、ピュッと、パインの口に向かって発射される。舌上はもちろん、口腔内から唇の周りまで、ドロッとした粘度の高い白濁液によってパインは妖しく化粧をされていく。
「いいっ! パインのお顔を汚すの、たまらないっ!!」
ダークベリーは舌射、顔射の征服感に酔いしれる。
その精液の妖しい匂いがトリガーとなったのか、ダークベリーの指で刺激されていたパインの胸も暴発する。
「あーーっ! 出るっ!・・出ちゃうーーっ!!」
パインの勃起乳首から、再び白濁液が放出される。何度も脈動して発射される濃厚な精液。三カ所に挿入されて感じる雌エクスタシーに、押し出されるように牡射精が続く。
「出るーっ!、まだまだ出ちゃうーーーっ!!」
その射精はすぐには止まらない。あたりに淫臭を漂わせながら、周りの床に白い水たまりをつくっていく。
二人の射精の様子にダークピーチも興奮している。
「あたしも昂ぶってきちゃった」
これまで、受け身でパインの腰を味わっていたダークピーチが、自ら腰を上下に振る。
「あぁーっ!!」
パインの胸射精はまだ続いている。そこに、下からの激しい刺激でパインの喘ぎが一段と大きくなる。
「さあ、あげるよっ!」
ダークピーチの巨根にも激しい衝動が駆け上ってくる。
「ああっ、来てるっ!、出るっ、出しちゃうーーっ!!」
叫びと同時に、淫らな白濁液が巨根から噴出した。
「変わっちゃえーーっ!」
「ああーっ!・・・」
ピュッピュッと何度も何度も繰り返しながら、悪魔の洗脳ザーメンがキュアパインの奥へと注ぎ込まれる。ザーメンを発射しながら受け入れる。牡と雌の精液まみれの絶頂天国の中で、桃源のエクスタシーに漂うキュアパイン。全身が灼けるような悦びの前には、他のことなどは関係なく、ただひたすらに快楽を求めるだけの淫獣と化している。そして内部に満ちていく邪悪な液体は、パインの全てを黒く染めて変化させていく。身体も、そしてプリキュアとしての心も。
(イクッ、イクッ・・・・全てがイクーっ!!)
三者三様の方法で、スペルマを放出して果てていくプリキュアたち。その魔快楽の海に溺れたキュアパインは、絶頂痙攣の魔悦の中で再び意識を失っていった。
<8>
静けさを取り戻した宮殿、キュアパインは再びベッドの上で俯せに横たわっていた。その枕元に二羽の黒鳥が飛んできて羽根を休めた。パインの精を浴びてダーク化した鳥たちだ。ギャッ、ギャッと小さな奇声をあげている。
「・・・う、うん?・・」
気を失っていたキュアパインの指先がぴくりと動く。瞼が少しずつ開いていく。瞼の隙間から覗く瞳に黒鳥の姿が映る。
「あなたたちが起こしてくれたの?」
そう言うとパインは、ゆっくりと躰を起こす。ベッドから降りると、気怠そうに髪をかきあげて瞼を見開く。いつもと変わらぬ栗色の瞳だが、その眼光は鋭く、普段の愛らしい雰囲気は感じられない。
パインはベッドの傍らに設置されていた鏡台に気付くと、その鏡に自分の姿を映す。ホワイトとイエローのコスチュームはいつの間にか綺麗に整えられており、プリティなキュアパインの姿は健在だ。だが、パインは、その姿に不満そうにため息を漏らす。
(・・・なに、これ・・・)
パインは再びベッド上の黒鳥たちを見やり、声をかける。
「ありがとう、起こしてくれて」
そして、片眉を吊り上げ、嘲るような笑みを浮かべる。
「ふふっ、わたしもあなたたちに相応しい姿にならなくちゃね」
キュアパインはポシェットからリンクルンを取り出し、それを興味ないという様子で、ポイと部屋の片隅に放り投げる。同時に変身が解かれ、山吹祈里の姿に戻る。
「そうだよ、ブッキーに相応しいのは、そんな格好じゃない」
扉が開き、ダークピーチとダークベリーが部屋に入ってきた。ハイヒールの音をコツコツと響かせながら近寄ってくる。
「本当のブッキーの姿を見せてよ」
ダークピーチが目を細めながら、値踏みするような視線を投げる。
祈里はうなずいた。脚を大胆に踏み広げる。唇端を吊り上げた不敵な表情で、両手を捻るように胸の前で合わせた。
「スイッチオーバー!!」
祈里の全身が黄色い閃光と黒い闇に包まれる。胸が成長した豊かな肢体に、闇がリボンのように絡みつき、それがコスチュームへと姿を変えていく。祈里は恍惚の表情を浮かべながら、全身に新しい闇の衣を纏っていく。閃光が消えて黒い闇が晴れると、そこには暗黒の衣装に身を包んだキュアパインの姿があった。ダークピーチやダークベリーと同様、コスチュームの大部分はエナメルのような漆黒に染まっている。黄色いカラーがアクセントとして残っているのが、逆に闇のキュアパインという雰囲気を醸し出しているようだ。愛らしいデザインだったブーツも黒く変色し、靴底は鋭いピンヒールという妖艶な姿に一変した。太腿には大胆な網柄のストッキングを履き、ガーターとスカートの間から絶対領域をチラリと覗かせている。髪は山吹色からグレーへと色を変え、ハートの飾りの付いた髪留めのリボンは、黒地に黄色いダイヤ型のクリスタルへと形を変えていた。それはラビリンスのシンボル。その姿は、キュアパインがラビリンスの僕へと堕ちたことの証だ。
「ギャッ! ギャーッ!」
二羽の黒鳥がパインの肩に留まり羽根を休めた。
「うふふ、ありがと。わたしを慕ってくれるのね」
口ずさむパイン。瞳には妖艶ともいうべき邪気の色が浮かび、濃くなったアイシャドーと相まって挑発的な表情が醸し出されている。
「それが本当のプリキュアの姿だよ、ダークキュアパイン」
「ダークプリキュアって素晴らしいでしょう?」
ダークピーチとダークベリーも妖美な表情で唇を開く。
「ダークキュアパイン・・・」
パインは嬉しそうに新しい名を復唱する。そしてダークピーチの前で片膝をつき、深々と頭を下げる。
「ダークピーチ様、ありがとうございます。わたたしを本当のプリキュアにして頂いて」
恭しく恭順の意を述べるダークパイン。彼女もダークベリーと同様、ダークピーチの精によって転生したため、主従関係となっている。
「ラビリンスのために忠誠を誓います。なんなりとご命令ください」
「ふふふ、これからもよろしくね、パイン」
ダークピーチがニヤリとほくそ笑む。
(うふふ、ベリーに続いてパインもゲットだよ!)
パインも自分の下僕としてラビリンスに堕としたことに満足し、心の中で邪悪な喝采を叫ぶ
「ラビリンスのために尽くさないとね」
傍らのダークベリーも嬉しそうな声をかけた。
「さてと、まず一つやって欲しいことがあるんだ」
ダークピーチは口を開くと、二つのリンクルンを取り出し、目の前に掲げた。
「それは、わたしの・・・」
「そう、パインとベリーのリンクルン」
ダークパインとダークベリーは戸惑った顔をしている。ダークプリキュアにとってリンクルンは不要なアイテムだ。しかし、ダークピーチは、投げ捨てられたパインのリンクルンと、以前に回収していたベリーのリンクルンを手に取り、邪な企みを説明する。
「パインの胸で、これを犯すことが出来るかな?」
「!」
その言葉に、ダークパインは一瞬だけ驚いた表情を見せると、次の瞬間には蕩けたような小悪魔な表情を見せていた。
「うふっ、たぶん出来ると思いますわ」
そう言うと、ダークパインはコスチュームの胸の部分を開いた。そこはワンタッチで開くようになっているらしい。ダークプリキュアとなっても健在な豊乳が露わになる。乳首もすでに勃起しているようだ。
ダークパインはダークピーチから2つのリンクルンを受け取ると、それぞれ左右の乳房に押しつけた。
「んっ!」
無機物の固い感触が伝わってくる。しかし、カウパー液が滲み出すと、リンクルンに変化が起こり始めた。固い表面が液体金属のように波打ちはじめ、細いスリット状の裂け目が出来てくる。
「あっ! いい感じ、引き込まれるっ!」
パインの勃起乳首が、その隙間に吸い込まれる。内部の部品も柔らかく変化し、それが乳首を囲んで刺激を与えるように蠕動する。ダークパインの胸カウパー液は、無機物でさえ、女性器化させる能力を持っていたのだ。
「うふふっ、いい気持ち」
女性器化させたことに満足するダークパイン。うっとりとした表情で、リンクルンを抉ることを楽しんでいる。
「たまらないわ。リンクルン犯すのって興奮する」
かつては大切にしていたリンクルンだが、今では不要なアイテム。むしろ忌むべき存在といってもよい。それをラビリンスによって与えられた力で犯すことに、精神的にも至上の悦びを感じている。
「さあ、そろそろいいものを注いであげるわ」
上気した顔でダークパインが口ずさむ。リンクルンを抑える手と、前後に揺れ動く乳房の動きが速くなる。リンクルンから高周波コイルが鳴くような音が聞こえるのは、変えられたことに対する抵抗か、それとも犯されている歓喜だろうか、
「あっ! 来るっ!来てるっ!」
ダークパインが叫ぶ。白い衝動が胸の先端に集まってきてるようだ。
「さあ出すわよっ! ・・・出るっ! 出しちゃうーっ!」
天を向いて叫ぶと同時に、パインの双乳から白濁液が噴出し、リンクルンの中に吸い込まれていく。そしてドピュッ、ドピュッと邪滴が注ぎ込まれるたびに、リンクルンの色が少しずつ変化し始めた。それぞれブルーとイエローのカラフルな色から、全体が黒く変化していく。ちりばめられた宝石状の飾りも、鈍く黒光り始めた。
「これで最後よっ!」
最後の滴を放出し、ダークパインが胸からリンクルンを離すと、女性器状のスリットは消えて元の形に戻った。ただし色を除いてだ。リンクルンは完全に漆黒に変化していた。ダークパインが興奮さめやらぬ表情を残したまま、変色したリンクルンをダークピーチに渡す。
「すごいよ、パイン! "ダーク"リンクルンになってる」
ダークピーチも興奮して喜んでいる。
「これは後で使えそうね。ノーザ様もお喜びになるわ」
「ありがとうございます、ダークピーチ様」
褒められたダークパインは嬉しそうに頭を下げる
「あーあ、あたしも自分のリンクルン壊さなきゃよかったな」
ダークリンクルンを掌で弄びながらダークピーチが呟く。彼女のリンクルンは、自身の手ですでに破壊されている。
「ま、いっか。パッションのリンクルンを奪えばいいし」
そう言うと、ダークピーチは二人の僕に向き直り、妖蕩な表情を見せる。
「さあ、せっかくだから楽しもうか。3人揃ったことだしね。パインは出したばかりだけど大丈夫だよね」
「あ、はい。もちろんです」
見ると、ダークピーチのスカートの前は、むっくりと膨らんでいる。
「あっ!」
その様子にダークベリーとダークパインもうっとりとした表情を浮かべる。自分たちを真のプリキュアに変えてくれた愛しい肉棒。あの熱い肉棒で抉られることを想像して躰が熱くなる。同時に魔射精のエクスタシーも脳裏に浮かぶ。彼女たちは全員、挿れられることも、挿れることも出来るのだ。
ラビリンスの傀儡に堕ちた伝説の戦士プリキュア。嵐の前の静けさだろうか? 3人のダークプリキュアたちは、今ひとたび、淫らな宴に溺れようとしていた。
<エピローグ>
「ノーザ様、新たなダークプリキュアを紹介いたします。ダークキュアベリーにダークキュアパインです」
ここはノーザの居城、玉座に座るノーザの前に、3人の黒いプリキュアが跪いていた。中央にダークピーチ、一歩下がった左右に、ダークベリーとダークパインが従っている。
「うふふ、よくやったわね、ピーチちゃん」
ノーザが妖艶な笑みを浮かべながら、ダークピーチをねぎらう。もちろん、ベリーとパインをダークプリキュアへと転生させたことに対してだ。
「ありがたき、お言葉」
恭しくダークピーチが一段と頭を下げる。
「これからよろしくね、ベリーちゃんにパインちゃん」
「はっ」
ノーザの言葉にダークベリーとダークパインの二人が声を揃える。
「ラビリンスとノーザ様のために尽くします」
ノーザは満足そうだ。憎きプリキュアを淫らに洗脳して、自らの手駒に加えることに成功したのだ。そんな事情も知らず、従順に従うダークプリキュアの姿は可笑しいくらいだ。
「それからこれを」
ダークピーチが、胸の谷間から黒く輝くクリスタルを取り出した。掌に載せると、ゆっくりと回転し始める。ダークピーチがノーザから授かったプリズンクリスタルだ。
「せつな・・・キュアパッションを閉じ込めました」
ノーザが指をクィっと曲げると、クリスタルは浮いたままダークピーチの掌を離れ、ノーザの掌上に移動した。
「うふふ、よく帰ってきたわね」
ノーザは、クリスタルを見つめながら呟いた後、3人のダークプリキュアに視線を移す。
「さあ、キュアパッションはどうしようかしら? ダークプリキュアに変えちゃう?」
ノーザの言葉に、ダークピーチの眉がピクリと反応した。
「お言葉を返すようですが・・・」
ダークピーチは顔を上げ、睨むような視線でクリスタルを見つめる。
「キュアパッションは、元はラビリンスの幹部ノーザです。要職の地位にありながら、ラビリンスを裏切ってプリキュアになるなど、言語道断の行為。ダークプリキュアに変えても、また裏切るかもしれません」
強い口調で疑念を挟むダークピーチ。イースがキュアパッションに転生したのは、キュアピーチの友情があればこそだ。しかし、ダークプリキュアとなった今のピーチにとって、ラビリンスを裏切ったパッションの行動は、ただひたすらに許しがたい行為となっていた。涙を流して分かり合った過去のいきさつなどは、もはやダークピーチの脳裏から抜け落ちている。
「うふふ、そうね。その通りね」
ノーザがニヤリと笑う。ダークピーチが逡巡することなく言い放ち、ラビリンスに忠誠を誓っていることに満足する。
「それじゃあ、あたしの実験材料にするわ。ふふふ、いろんな種を試してみたいわね」
ダークプリキュアの3人も、唇を吊り上げて邪な笑みを見せる。ラビリンスの裏切り者には相応しい末路と思っているのだ。
「そのあとは、あなたたちのおもちゃにしてあげる。命令に従順な改造プリキュアとしてね」
その言葉に3人はうっとりとした笑みを浮かべ想像を巡らす。ノーザが図ったように説明する。
「いつでもお相手してくれる淫らな改造プリキュア。ピーチちゃんのアレも、ベリーちゃんの尻尾も、パインちゃんの胸も、いくらでも楽しめる」
ダークプリキュアたちは興奮しているようだ。
「パッションが、あたしたちのおもちゃになるなんて素敵」
「裏切り者にはお仕置きが必要だしね」
淫靡な褒美に喜ぶダークプリキュアたち。かつて共に戦った仲間であったことはもはや関係ない。過去の唾棄すべき記憶だ。
ノーザの忠実なしもべと化したダークプリキュアの3人は、信頼に応えるべく、ラビリンスにさらなる忠誠を誓うのだった。
(pixivにも投稿しています)
.
.
<5>
「う、うん・・・・?」
混沌としたまどろみからキュアパインは目を覚ました、だが頭がぼーっとしている。体中に力が入らない。目の焦点も合わない。
「ここは・・・」
「ようやく目を覚ましたかな」
その声を聞いたとき、キュアパインの意識が一気に覚醒した。慌てて上半身を起こすと、傍らには声の主、ダークピーチが覗き込むようにパインの様子を伺っていた。ラビリンスに手を貸す闇のプリキュア。いつものピーチの声なのに、毒を持った響きがパインを失意の底に落とし込む。
「ピーチ・・・やっぱり、ここは・・・」
「そう、城の中の別の部屋。来客用の特別な寝室だよ」
周りを見回すと、自分が天蓋付きの立派なベッドで寝ていたことが分かった。ほぼ正方形で、彫刻やシャンデリアなどで飾られた優雅な造りだ。ダークピーチとダークベリーの二人は、ベッドの二辺に立ち、不敵にパインを見下ろしているのだ。
「それじゃ、次は生で胸の快感を味わってみる?」
口を開きながら、視線をパインの胸に向けるダークピーチ。
「・・・・え?」
パインは、胸を露出させていたことに気づき、慌ててシーツを引き寄せて隠す。まだ続くの? キュアパインの目が怯えるように訴える。
「パインは自分の躰の素晴らしさを、まだ十分に経験してないからね。ベリー、相手をしてあげてよ」
ダークピーチがダークベリーに顔を向ける。
「かしこまりました、ダークピーチ様」
その言葉を待っていたかのように頷くダークベリー。そして視線をパインに向け、ニヤリと笑うと、ベッドの上に両膝をついて登る。
「さあ、楽しませてあげる」
パインは恐怖で後ずさろうとする。しかし、度重なる胸射精で全身から力が抜けているようで、体を動かすことが出来ない。パインにじりじりと迫るダークベリー、その様子は、罠にかかった獲物を追いつめる雌蜘蛛のようだ。
だが、パインの眼前で、ダークベリーは意外な行動をとった。
「なんで、怖がるのかしら?」
そう言うとダークベリーは、ベッドに膝立ちの姿勢で自分の胸をはだけていった。
「え?」
パインには、その行為の目的が分からない。ダークベリーの漆黒のコスチュームの前が開き、決して大きくはないが、形のよい乳房が露わになる。
「どーう?」
ダークベリーは不敵な笑みを絶やさないまま、上体を斜めにそらし、胸をパインに見せつける。まるで男を誘惑するかのようなポーズだ。怯えながらその姿を見つめるキュアパイン。なぜだか視線を胸から逸らすことが出来ない。
《トクン!》
次の瞬間、キュアパインは突然、胸が高鳴るのを感じた。
(な、なに、これ?・・・なんで鼓動が・・・)
鼓動だけではない、体が熱くなり、頭がぼーっとし始める。
「あら、パイン、どうしたの? 顔が赤いわよ」
いつの間にか顔を近づけたダークベリーが、揶揄するように耳元で囁く。
《トクン! トクン!》
その甘い吐息を耳元で感じた瞬間、パインの鼓動はさらに激しくなる。
(いったいどうしたの、わたし? なんで、胸をがこんなに熱いの?・・・)
「うふふ、興奮してるんじゃない。乳首がこんなに勃ってるわよ」
たしかにパインの胸は先端を鋭く尖らせていた。
「ふふっ、あたしのボディが気になるんでしょ? どう、触ってみる?」
そう言うと、ダークベリーは素早くパインの手を取り、指を自分の胸に誘導する。
「あっ!」
その柔らかい感触を指で感じた瞬間、鼓動はさらに激しくなる。
《ドクン!ドクン!ドクン!》
同時に、キュアパインの脳裏には尋常ならざる妖しい感情が渦巻きだした。
(柔らかい胸・・・素敵・・・犯したい・・・・・・・えっ?)
キュアパインは自分の感情に戸惑った。そもそも、犯すという言葉も行為も、彼女は知らないはずだ。
(身体をいじられているから・・・変な気持ちが浮かぶのかしら・・・)
パインの理性が、妖しい感情に負けては駄目、耐えるようにと自らを鼓舞する。なんとかダークベリーの胸から視線を逸らし、冷静になれと自分に言い聞かせる。
「あら、どうしちゃったのかしら?」
顔を背けて、なんとか耐えているパインだが、その眼前にダークベリーの顔が迫った。
「!?」
次の瞬間、ダークベリーはパインの唇を奪う。再びの濃厚なキスに、パインは淫猥な初キスの妖しい感覚を呼び起こされる。同時にダークベリーは露出した胸を、同じようにはだけているパインの胸に密着させた
「んんっ!!」
《ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!》
声に成らない悲鳴と同時に、心臓が破裂するかのように限界まで高鳴った。暖かく柔らかい乳房の感触に、それまでなんとか理性で抑えられていた妖しい感情が爆発した。
(犯りたいっ!・・・この胸を犯したいっ!)
それは牡の浅ましい本能だった。力が抜けていたはずのパインだが、暴発する性衝動が彼女の躰を覚醒させる。唇を重ねたまま、ダークベリーをそのままベッドに押し倒し、積極的に舌を出し入れて口腔の快楽を貪る。同時に胸を激しく密着させ、柔乳の感触を堪能する。
「あんっ! パインは激しいわね」
唇が離れると、ダークベリーはからかうように口を開く。キュアパインの瞳からは生気が消え、虚ろな表情のまま、躰だけが淫靡に動いている。
「うふふ、ザーメン出せるようになったら、やることは1つだよね。。特にパインの場合、なんでも性器にできるんだから、綺麗な胸見たら絶対犯したくなっちゃうよ」
ベッドの傍らで腕を組みながら二人の様子を眺めていたダークピーチが、満足そうに呟く。射精機能を胸に造られたキュアパインは、同時に牡の衝動も刷り込まれているのだ。雌の躰に挿入して射精するということを。特に胸で胸を犯すことが当たり前の行為としてインプットされている。ダークベリーの艶めかしい胸を見たことで、その本能が喚起されたのだ。
「はぁ、はぁ・・・」
口腔と胸の感触を一通り堪能したのかキュアパインは躰を起こした。息が荒い。胸をはだけて横たわるダークベリーに跨がり、マウントポジションの姿勢を取る。自分の両手で乳房を下から支えるように握ると、胸と胸を合わせるように躰をゆっくりと前に倒していく。
「いいわあ、きてぇ・・・パイン」
下のダークベリーが、日頃の理知的な雰囲気とは異なる甘い声でパインを誘う。
「あんっ!!」
「あっ!!」
乳首同士が接すると声を重ねる二人。固く勃った乳首の感触、強く押しつけたために一瞬軽い痛みを感じる二人だが、パインの乳首からは湧き出る透明な液がローションのように潤滑剤の役目を果たす。すると、ダークベリーの胸に信じられない変化が起こり始めた。小ぶりの乳首がなぜか拡張し始め、その内部にパインの乳首を引きずり込もうとするのだ。
「あっ! いぃーーっ!」
パインが叫ぶ。敏感な乳首を周りから優しく締め付けられる感触に、嬌声が上がる。
「ああっ、いいわあ、パインの・・・・」
ダークベリーも恍惚の表情だ。ダークベリーの乳首は、女性器と同じようにパインの勃起乳首を受け入れる性器官に変化している、パインのカウパー液の効能だ。胸に挿入される感触、本来あり得ない性感だが、それは本物の膣と同様に、極上の雌エクスタシーをダークベリーにもたらす。
「あっ!、あぁっ!ベリーの中、いいーっ!」
「あっ、あーっ! パインのモノすごいーっ!」
パインは胸を前後し、ダークベリーの膣乳首をえぐる。理性を失った牡本能が、乳首を犯すニップルファックの快感に酔いしれている。勃起乳首の敏感な神経は全てエクスタシーにわななき、快感バロメーターの針はマックスに振り切れている状態だ。乳頭が前後するたび、二人のプリキュアは嬌声を上げ、挿れる悦びと挿れられる悦びをそれぞれ貪欲に堪能するのだ。
ニップルファックの最中、ダークベリーが叫んだ。
「ああっ、凄くいいっ! あたしも挿れたくなってきちゃうっ!」
ダークベリーは胸を合わせたまま躰を起こす。座りながら抱き合う姿勢となると、ダークベリーは腰をもじもじと動かし始めた。すると、スカートの中、黒いショーツの背中側がむくりと膨らみ始める。
「ああっ、これもいいっ!生えるーーっ!」
絶叫するダークベリー、するとビリッという音ともにショーツが裂け、そこから異形のモノが飛び出した。
「いいーーっ!」
それは触手状の器官だった。全体がねっとりとした淫液に覆われ、細身ながら長さは1mほどにも達している。鎌首をもたげたような先端部分は男性器状に膨らみ、その最先端は包皮が一部剥けてピンク色の亀頭状のものが姿を覗かせていた。
ダークベリーはダークピーチに洗脳されたとき、飲まされた種子が定着することでアナルクリトリスを造られていた。それは単に第二の陰核として機能するだけでなく、肥大化して触手化する能力も備えていたのだ。ニップルファックの興奮のあまり伸長したその姿は、触手ペニスとも悪魔の尻尾とも呼ぶのが相応しく、淫らな禍々しさを醸し出している。
「うふふ、いいよ、ベリー。挿れるのも楽しみなよ。でも、前はダメだよ」
傍らのダークピーチが挿入の許可を出す。
「心得ていますわ、ダークピーチさま」
上気した顔でダークベリーが答え、触手の先端が興奮でビクンビクンと震える。
「さあ、犯される悦びも教えてあげるわっ!」
本能のままニップルファックを続けるキュアパイン。そのスカートの中へ、ダークベリーの尻触手ペニスが艶めかしい動きで侵入していく。触手の先端でショーツを破り取って秘部を露わにすると、ちょこんと愛らしく閉じているアナルめがけてヌルっと触手ペニスが侵入していった。
「あっ!!やっ!!」
アナルに異物が入ってくる感触に叫ぶパイン。正気は失っているが、あり得ない感触に身をよじる。外からの侵入を許したことの無い花弁にとって、異物の侵入は痛みを感じるだけのはずだ。だが、ダークベリーの触手ペニスは淫らな媚液を放出し、あらゆる器官を性感帯へと変えてしまう。元々の種子が持っていた効能は、それが変化した触手ペニスにも引き継がれているのだ。
「どう? 気持ちいいでしょ」
「あっ!・・・・どうしてっ?・・・・いいっ! お尻いいっ!」
頭を振り乱し叫ぶキュアパイン。触手が侵入したアナルと腸壁は、あっという間に浅ましい快楽器官へと造り変えられ、腸壁をグリグリと抉られる感触は至高のエクスタシーとして脳にフィードバックされる。
「ああっ!お尻もたまらないっ! 胸も締め付けられて気持ちいいっ!」
「挿入するの気持ちいいっ! 挿れられるのいいーっ!
胸で胸を犯しながらアナルに挿入されるキュアパイン。胸を犯されながらアナル挿入を味わうダークベリー。変則相互挿入のダブルエクスタシーが二人をさらなる快楽天国へと昂ぶらせていく。
「いいっ! ・・・ああっ、来てるっ!熱いのが上がってくるっ!」
「やっ! ああっ!・・・・出るっ! なんか出ちゃうーっ!!」
そして、二人の射精衝動は限界に達しようとしていた。
「ああっ、だめっ! 出るっ! 胸から出ちゃうーっ!!」
本能にまかせたまま、絶叫するキュアパイン。
「上ってくるっ! 熱いのが上ってきて出ちゃうーっ!!」
アナルクリ触手を上っていく白い衝動に悶絶するダークベリー。体内の精巣から長い触手を輸精するだけでも、恍惚の感触が支配する。
「出るーーっ!」
「出ちゃうーーっ!!」
ついに二人は声を合わせ、同時に射精した。パインの胸からベリーの胸へ、ベリーの尻尾からパインのアナルへ。粘っこい濃厚な白濁液が、何度も何度も吐き出されながら交換される。
「来てるーっ! 暖かいのがたくさん入ってくるーーっ!!」
「出すのいいっ! 出されるのも、たまらないっ!!
乳首とアナルという変態挿入行為で、牡と雌のオーガズムを同時に味わうキュアパインとダークベリー。二人の絶叫がいつまでも室内に響いていた。
<6>
キュアパインはベッドの上で再び気を失っていた。まどろみの中、建物の外から微かに小鳥の鳴き声が聞こえる。パインはキルンを通じて動物とコミュニケーションを取ることが出来る。その小鳥の声で、パインは目を覚ました。
(わたし・・・・いったい?・・・・)
記憶がはっきりしない・・・なんとか思い出そうする。
(ベリーがなぜか胸を出して・・・・それを見たら・・・・えっ!!)
植え付けられた牡の本能で、衝動的にダークベリーを襲った浅ましい記憶。信じられない行為の記憶が微かに脳裏に残っている。
(うそ・・・そんなこと・・・・)
さらに、ニップルファックやアナルに挿入されたことが、断片的な記憶して思い出される。
「嘘よ、わたしがそんなことするはずがない・・」
パインは口に出して自分に言い聞かせる。
だが、それを覆す絶望的な声が響いた。
「あれっ、自分がしたこと覚えてないのかな?」
ドアが開き、ダークピーチが寝室内に入ってきた。後ろにはダークベリーを従えている。
「ほんと、凄い激しかったわよ」
ダークベリーが羞恥心を煽るように声を上げる。
「うそっ、そんなの作り話よっ!」
「あれぇ、せっかくの初体験なのにね。だって胸ペニスの童貞とアナル処女を同時に捨てられるなんて、普通じゃ出来ない素晴らしい体験だよ。思い出してよ」
ダークピーチのその言葉に、記憶の断片が繋がっていく。本能のままに淫らにダークベリーとまぐわった浅ましい行為を。
「う、うそ・・・・い、いやっ!・・・・」
「ふふっ、嘘じゃ無いよ」
「それは、あの変な種を飲まされて、体をいじられてしまったからよ!」
顔を赤らめながらも、なんとか気丈に言い返すキュアパイン。
「うふふ、そんなこと言っちゃって。でも、パインは胸で犯すのが好きなんだよ」
「もう、やめてっ!」
両手を耳に当て、ダークピーチの声を遮断する。
(これ以上、そんな変な話、聞きたくないっ!)
変貌した友人に、躰の改造、望まない淫らな行為、あまりの出来事の衝撃にパインは再び大粒の涙を流す。
(どうして、こんなことに・・・・)
ただ、先ほどよりは体力が回復しているようだ。それに小鳥の声を聞いたことや、涙を流したことで、気分がリセットされたような感じがする。少しずつ、キュアパインに冷静さが戻ってきた。
(よく考えて・・・今のピーチとベリーはおかしい。二人が自らラビリンスに荷担するわけない・・・わたしが飲まされた種みたいなもので、操られているに違いない・・・・)
パインが考えを巡らす。
(ここにいては駄目。なんとか逃げ出してパッションと合流しよう。パッションなら二人を元に戻せるかもしれない)
キュアパッションは、元はラビリンスの幹部イースだ。彼女なら、ラビリンスの策略や二人を元に戻す方法、そして自分の体を戻す方法を知っているかもしれない。そのことに一縷の望みをかけた。
(ごめん、ラブちゃん、美希ちゃん。きっと助けるから)
心の中で親友の名前を呼ぶと、パインは決意したように顔をあげる。その表情は先ほどの本能にまかせた虚ろな感じでも、打ちひしがれた様子でもない。栗色の瞳には強い意志が灯っている。パインはベッドの上から飛び上がって床に降りる。露出していた胸のコスチュームを整える。膨らんだ胸にはきついが、そんなことは今のパインには関係ない。鋭い視線を二人のダークプリキュアに向ける。
「うん? どうしたのかな、パイン」
揶揄するようなダークピーチの声。しかし、パインは動じず、はっきりと宣言した。
「ピーチ、ベリー、あなたたちはラビリンスに操られているの。今の二人が本当の二人でないことは、わたしは知っている・・・わたし、信じてる!」
ダークピーチが眉尻をピクリと動かす。快楽漬けでも心が折れていないことに、少しだけ驚く。
「でも、今はここから出なくちゃいけない。ごめんね、二人とも」
そう言い終わると同時に、天窓のガラスがバリンッと激しく割れ、白い小鳥が10羽ほどバサバサと羽ばたきながら入ってきた。
「え、なに?」
ダークベリーが叫ぶ
その小鳥たちは尖った嘴を、ダークプリキュアの二人に向けた。
「な、なによ、こいつら!」
ダークベリーが声を上げながら、手をあげて払いのける。しかし小鳥たちは動じない。ベリーの手をうまく避けながら、嘴でつつくのを繰り返す。
小鳥たちは、動物とコミュニケーション出来るパインが呼んだものだ。助けを求める彼女の頼みを聞いたのだ。
(ごめんね・・・)
パインは心の中で再び詫び、振り返ってドアに向かって脚を踏み出した。しかし、次の瞬間、後ろから羽交い締めにされた。
「ピーチ!」
「うふふ、鳥に助けを求めるなんて考えたね。パインならではだね。でも、こうやって接近したら攻撃できないよね」
ダークピーチがパインの耳元で囁く。だがパインも負けてはいない。
「そんなことないわ、わたしごと攻撃してっ!」
「ふふっ、優しい鳥さんたちは、パインを傷つけることなんて出来ないよ」
確かに小鳥たちは空中で戸惑い、攻撃をあぐねているようだ。
「それにね・・・・いい方法があるんだ」
そう言うとダークピーチは片手でパインの胸元を掴み、コスチュームを前に引きずり降ろした。
「あっ!」
再び露わになるパインの豊乳。ダークピーチの両手が後ろからパインの胸に伸びる。それでいて肘と脚を上手く使いパインの自由は奪っている。
「さあ、パインには気持ちいいことがお似合いだよっ!」
「えっ!?・・・あっ! いやっ!」
ダークベリーに何度も愛撫された胸だが、ダークピーチのテクニックはそれを遙かに凌駕するものだった。艶めかしく動く指が、胸の性感を的確にピンポイントで刺激する。
「だめっ、やめてっ!・・・・・あっ!いや・・・」
再び乳房の中が熱くなる。乳首はすぐに勃起して硬くなり、カウパー液を出すこともなく射精臨界の寸前だ。ダークピーチの淫らな手技は、愛撫というより搾精と呼ぶのが相応しい妖しさだ。
「ああっ!・・・なんで、こんなにすぐに・・・・」
「うふふ、パインの躰は正直だね」
厭らしい笑みを浮かべながら、ダークピーチはパインの乳房を持ち上げ、暴発寸前の乳頭を天井に向ける。そこには小鳥たちが数羽、二人の頭上を旋回するように羽ばたいている。
「さあ、出しちゃえっ!」
ダークピーチの指が、乳首周りの急所を刺激する。パインの胸は自動的に反応し、白濁液が強制的に排出された。
「ああっ! なんでーっ!」
噴出した2条のザーメン。それが、ちょうど2羽の小鳥にビシャっと命中した。小鳥は、その衝撃でバランスを失い、床に叩きつけられた。
「あっ!・・・なんて・・・ひどいことを・・・」
荒い息でパインが呟く。ダークピーチが拘束を解くと崩れ落ち、床に四つん這いとなった。搾精発射の悦楽と気怠さが彼女を襲っている。
「うふふ、お楽しみはこれからだよ」
ダークピーチが愉快そうに呟く。
床に落ちた二羽の小鳥は体を震わせていた。ダメージが大きく飛べないのだろうか。それとも羽に付着した濃厚な精が羽ばたきを邪魔しているのか。だが、うずくまった鳥たちに信じられないに変化が起こり始めた。
「・・・えっ!?」
息も絶え絶えだが、心配そうに見つめていたパインが声をあげる。
小鳥の体毛が純白から、徐々に黒く変色していく。つぶらな丸い目が、吊り目状に細くなる。その瞳の色も毒々しい赤色に変化していく。
「ど、どうして・・・」
完全に体毛が漆黒に変わると、二羽の小鳥は脚の伸ばして立ち上がった。
「ギャーーッ」
それまでの愛らしい鳴き声とは異なり、おぞましい奇声をあげる二羽の黒鳥。紅い瞳は妖しい燐光さえ放っている。羽ばたくと、ダークベリーの方に向かう。
「もうっ!ほんとにしつこいわね!」
ダークベリーはいまだ小鳥たちに苦戦していた。その集団の中に黒鳥は乱入すると白い小鳥たちを攻撃しはじめた。
「ギャッ!ギャーッ!!」」
その凶暴な振る舞いに、白い小鳥たちは為す術無く、天窓から外に逃げ出さざるを得なかった。
白い小鳥たちを追い出した二羽の黒鳥は、ダークピーチの方に戻り、差し出された片腕に留まって羽を休めた。妖しい紅い瞳はパインの方を見つめている。いや、睨んでいると言った方が正しいかもしれない。
「どうしてっ・・・なんで鳥たちが・・・」
ダークピーチが勝ち誇ったように視線を、四つん這いのパインに落とす。
「ふふっ、さっきベリーと楽しんだとき、アナルにたっぷりと注いでもらったよね、ラビリンスのエキスが込められたザーメンを。それでパインは力が戻り体が動かせるようになったんだよ。だからね、パインの躰は、もうラビリンスに染まり始めてるんだ」
「う、うそ・・・い、いやっ!・・・」
「ほら、その証拠にパインの精液を浴びた鳥たちはダーク化して、あたしたちダークプリキュアを守ってくれたじゃない」
「あ・・・・・」
そこまで自分の体が闇に染められてしまったことにキュアパインは絶句した。それは、一抹の希望で脱出しようとしていた彼女を、再び絶望させるに十分だった。
<7>
「さてと、そろそろ終わりにしようか。ベリー、あの技は使えるよね?」
「はい、ダークピーチ様。クリスタルにたっぷりとエネルギーを送り込んでもらいましたから」
そう返答するとダークベリーは、キュアパインの前に立ちはだかり声を上げた。
「響け! 暗黒のリズム!」
ダークベリーは、"ダーク"キュアスティック・ベリーソードを取り出し右手で構える。かつては白く輝いていた希望のアイテムは、全体が黒く染まった闇のツールと化していた。
「そ、それは!・・・」
ダークベリーが唇をニヤリと歪める。
「受けてみなさいっ! ダークプリキュア・デゼスポワールシャワー!!」
かけ声と同時に青黒くスパークする闇の光線がキュアパインに向かって放たれた。
「きゃあぁーっ!!」
妖しい黒い闇がパインを包み、全身に闇の瘴気がまとわりつく。毛穴の一つ一つにまで侵入してきそうな濃密さだ。
「この光線を浴びると、自分の欲望に素直になれるのよ。思い出しなさい、パイン。とっても気持ちのいいことを!」
ダークベリーが説明する。この技は、ノーザやダークピーチが使うイービル・サンシャインと同じ効果を持っている。すなわち、心の闇を増幅させて邪悪に汚染するのだ。ベリーのキュアスティックのクリスタルには、ダークピーチによってラビリンスの闇のエネルギーが蓄積されているため、同じような技を使えるようになっていた。
「い、いや・・・」
キュアパインの心は、すでに限界を超えていた。妖しく淫らに変貌した二人の仲間。その仲間に胸から射精するように改造されてしまった躰、しかも女性器を造り出す恐ろしいカウパー液まで放出する。その射精衝動に我を忘れ、ベリーとニップルファックに溺れたこと。さらにはアナル挿入されて腸内も性感帯化され、闇の精液が注がれてラビリンスのエキスが体を汚染し始めている。全てが絶望の体験だ。
その反面、それらの行為の中で味わった快楽だけは、陶酔するような甘美な記憶として脳裏を占めていく。何度も何度も放出した胸射精の淫悦、オナホールのようにソレワターセの種を犯した禁断の牡悦楽、ニップルファックの胸を抉る快感、アナルに中出しされた絶頂感、それらは目眩く比類無きエクスタシーへと昇華され、パインの心を邪に支配していく。
「思い出したわね、さあ、もう一度気持ちいいことをしてあげる」
ダークベリーが再び、パインの躰を弄び始める。
「あっ!」
キュアパインは仰向けにされ、豊胸をダークベリーの舌先が弄ぶ。天に向かって乳首が勃起する。パインの胸元でベリーが囁く。
「あたしの胸にたっぷり出して気持ちよかったわよね」
(・・・あ・・・よかった・・・・いや、だめ・・・・)
ダークベリーの囁きに、微かに抵抗しようとするパイン。
「アナルに注いであげたのも堪らなかったでしょ」
そう言いながらダークベリーの指がパインの股間に伸びる。ショーツは破られているるため、阻むものなく小指がアナルに直進する。。
(・・・ああっ・・・いい・・・)
躰をピクンと反応させて、スルリと指の挿入を受け入れてしまう。微かな抵抗は、肉欲の前に吹き飛んでしまう。
「でも、この大切なところはまだ経験してないわよね」
「あっ!!」
今度はダークベリーの中指が、パインの陰唇を優しくなぞる。改造された淫らな肉体の中心、何物も受け入れていない秘密のクレバスだが、そこは既に透明な淫液に溢れ、熱い塊を待ち焦がれているようだ。
「ここにダークピーチ様の濃厚な精を注いでもらったら、もっと気持ちよくなれるわよ」
(・・・もっと・・・気持ちよく・・・)
「そうよ、中に頂くのは、たまらないわよ」
(・・・・・)
「パインはあたしたちを信じているんでしょう?」
(・・・信じて・・・・・・)
「信じているなら、願うことは一つだけよね」
(・・・信じているなら・・・)
キュアパインの信頼の気持ちを逆手に取り、妖しく闇に誘惑するダークベリー。パインの唇が小さく動いた。
「・・・信じているから・・・・頂戴・・・」
悦楽の記憶に汚染されたパインは、ついに禁断の言葉を口にしてしまう。ラビリンスのエキスが濃縮されたダークピーチの精を、自らの中心に受け入れることを。
ダークベリーはニヤリと笑ってパインから手を離し、視線をダークピーチに向ける。二人の様子を眺めていたダークピーチは満足そうな表情で口を開く。
「うふふ、じゃあパインの気持ちに答えてあげるよ」
ダークピーチのスカートの前がむくりと膨らむ。自分でスカートを捲ると、そこには巨根というべきペニスが、天を向いて屹立していた。ノーザによって与えられた禍々しい男根は、先端は逞しくエラを張り、すでに先走りの透明液が滲み出ている。反った茎部には極太の血管が浮き出ており淫靡さを強調しているようだ。
ダークピーチはそのままの状態で仰向けのパインに近づくと、両脚首を手で掴み、開脚させた状態で自分の肩付近まで持ち上げる。パインは抵抗することもなく為されるがままだ。ショーツを破られている股間が露わになると、そこは大洪水であることが目に入り、むっとした淫匂が漂う。
「凄く待ちわびていたんだね、パイン」
そう言いながら、ダークピーチは躰をパインの股間に侵入させ、自分のモノをパインの秘裂にあてがっていく。
「さあ、信じてくれたご褒美だよ!」
「あっ!・・・・すごいーーっ!」
ダークピーチの肉棒が誘われるようにするりと飲み込まれていく。肉欲に溺れたキュアパインの淫蕩な躰は、始めての挿入にも関わらず、その快感を貪欲に受け入れようとしている。
「あぁーっ、いいっ!・・・太くて固いの・・・たまらないっ!」
挿入の快楽に絶叫するキュアパイン。これまでの射精やアナル挿入とは、また違ったエクスタシーが股間から指の先まで波動のように拡がっていき、そのうねりが何度も何度も脳髄を痺れさせる。
「そういえば、まだパインとはキスしてなかったね」
ダークピーチが躰を前に大きく被せ、パインと唇を合わせる。
「・・んーっ・・・んっ・・・」
パインは自分から舌を伸ばし、ダークピーチと激しく舌を絡める。唾液を交換して、口で交わる行為に酔いしれる。。
「凄く淫らになったね、パイン」
ダークピーチは、肉の欲望に支配されたパインの様子に満足する。親友を堕とすことに、そして堕ちていく様子に、ゾクゾクとした快楽を感じているのだ。
「あぁっ!・・・いいっ、いいーっ!・・・」
喘ぎ続けるキュアパイン。ダークピーチはパインを抱きながら体を起こすと、そのまま後ろに倒れて仰向けになる。つながったままのパインは自然と騎乗位の姿勢だ。
「自分で動かしてみてよ」
ダークピーチの指示に素直に従うキュアパイン。腰を上下にグラインドさせる。
「あぁっ! いいっ!・・・下から突かれるの、たまらないっ!」
パインは恍惚の表情で肉棒を堪能する。
「うふふ、いいわあ、パイン」
ダークピーチは視線をダークベリーに向ける。
「ねえ、ベリーも淫らなパインを味わってみなよ」
「いいのですか? ありがとうございます」
ダークベリーは瞳に嬉々とした色を浮かべながらパインの背中側に周る。腰を振っているので上下に激しく揺れている豊乳に後ろから手を伸ばし、乳首の周りを刺激する。
「あっ!! 胸も・・・いいっ!」
「また出したいんじゃないの? ほんと、淫乱ね」
ベリーの言葉に返すことも出来ず、ただ喘ぐだけのキュアパイン。ダークベリーは責める手を休めず、パインの臀部に視線を落とす。
「あら、ここがお留守ね。今度はさっきとは違うモノを挿れてあげるわ」
ダークベリーは傍らのダークキュアスティックを掴み、クリスタルを撫でて感触を確かめると、それをパインのアナルに差し込んでいく。
「ひぃーっ!・・・」
パインが言葉にならない喘ぎ声を出す。冷たい異物の感触、だが性感帯と化している花弁と腸壁は、ダークスティックを愛おしいものとして奥へ奥へと誘っていく。
「あぁっ、やっぱりお尻もいいっ!」
「あたしのアレもよかったでしょうけど、これもいいでしょ。ラビリンスのエネルギー入りよ」
「うふふ、ベリーは、その「オナスティック」が大好きだね」
スティックに卑猥な愛称を付け、悦に入ったキュアピーチが下から声をかける。
「いいっ!! 前も、後ろも、胸もいいっ!」
パインは、複合エクスタシーの激流に翻弄されるだけだ。
その様子にダークベリーも昂ぶってきたのか、次の行動に出る。
「前も後ろも挿れられて最高ね、でもお口が寂しいかしら」
すると、ダークベリーの股間からニュルッと触手が飛び出した。パインの後門を蹂躙したアナルクリ触手だ。触手は、うねうねと淫液を垂らしてながらパインの顔に近づいていく。パインの可愛い口を犯そうとしいるのだ。ダークベリーは興奮に顔を上気させている。狙いを定めると、ピンク色の先端が卑猥な喘ぎ声を上げている口の中に突入する。
「・・・んっ!?、・・・んうっ・・・」
声が上手く出せないパイン。目を見開いて初めての触手オーラルセックスの感触を味わう。口腔内で縦横に動く触手ペニスは、媚液を放出し、口の中も敏感に感じる性感帯に変えてしまう。ペニスをしゃぶる悦びは、あっという間にパインの本能にインプットされてしまい、舌を這わして積極的に媚液を貪ろうとする。その淫舌の動きは、ダークベリーに快感としてリフレクトされる。
「あっ、いいっ!・・・パイン上手いわね」
責めるつもりのダークベリーが、パインの舌技に悶絶する。3人のプリキュアは変則的に繋がり、それぞれの欲望を満たしていく。
それは見る者の目を疑うプリキュア同士の倒錯した姿だった。騎乗位で腰を振りながら肉棒を膣肉で貪るイエローのプリキュア。アナルも口も塞がれて悶絶し、さらには自分の胸からの射精快楽をも味わおうとしている。それを促すのも射精能力を持った漆黒のプリキュアたち。ラビリンスと戦ってきた凜々しい戦士たちの面影は、もはやどこにも見受けられなかった。
そんな3人の快楽の宴も終わろうとしていた。
「ああっ! パインのお口、たまらないっ! もうだめっ!」
淫らな舌技を堪能していたダークベリーが、限界とばかりに口から先端を抜く。同時に、それまで、声にならないうめき声を上げていたパインが叫ぶ。
「いいっ!! 前もお尻もお口もすごくいいっ!・・・胸もいいーっ」
四カ所責めのミックスエクスタシーに絶叫するパインの口腔へ、触手ペニスの先端が狙いを付ける。ダークベリーが叫ぶ。
「あぁっ! 出るーっ! お口に出しちゃうーっ!!」
触手から淫スペルマがピュッ、ピュッと、パインの口に向かって発射される。舌上はもちろん、口腔内から唇の周りまで、ドロッとした粘度の高い白濁液によってパインは妖しく化粧をされていく。
「いいっ! パインのお顔を汚すの、たまらないっ!!」
ダークベリーは舌射、顔射の征服感に酔いしれる。
その精液の妖しい匂いがトリガーとなったのか、ダークベリーの指で刺激されていたパインの胸も暴発する。
「あーーっ! 出るっ!・・出ちゃうーーっ!!」
パインの勃起乳首から、再び白濁液が放出される。何度も脈動して発射される濃厚な精液。三カ所に挿入されて感じる雌エクスタシーに、押し出されるように牡射精が続く。
「出るーっ!、まだまだ出ちゃうーーーっ!!」
その射精はすぐには止まらない。あたりに淫臭を漂わせながら、周りの床に白い水たまりをつくっていく。
二人の射精の様子にダークピーチも興奮している。
「あたしも昂ぶってきちゃった」
これまで、受け身でパインの腰を味わっていたダークピーチが、自ら腰を上下に振る。
「あぁーっ!!」
パインの胸射精はまだ続いている。そこに、下からの激しい刺激でパインの喘ぎが一段と大きくなる。
「さあ、あげるよっ!」
ダークピーチの巨根にも激しい衝動が駆け上ってくる。
「ああっ、来てるっ!、出るっ、出しちゃうーーっ!!」
叫びと同時に、淫らな白濁液が巨根から噴出した。
「変わっちゃえーーっ!」
「ああーっ!・・・」
ピュッピュッと何度も何度も繰り返しながら、悪魔の洗脳ザーメンがキュアパインの奥へと注ぎ込まれる。ザーメンを発射しながら受け入れる。牡と雌の精液まみれの絶頂天国の中で、桃源のエクスタシーに漂うキュアパイン。全身が灼けるような悦びの前には、他のことなどは関係なく、ただひたすらに快楽を求めるだけの淫獣と化している。そして内部に満ちていく邪悪な液体は、パインの全てを黒く染めて変化させていく。身体も、そしてプリキュアとしての心も。
(イクッ、イクッ・・・・全てがイクーっ!!)
三者三様の方法で、スペルマを放出して果てていくプリキュアたち。その魔快楽の海に溺れたキュアパインは、絶頂痙攣の魔悦の中で再び意識を失っていった。
<8>
静けさを取り戻した宮殿、キュアパインは再びベッドの上で俯せに横たわっていた。その枕元に二羽の黒鳥が飛んできて羽根を休めた。パインの精を浴びてダーク化した鳥たちだ。ギャッ、ギャッと小さな奇声をあげている。
「・・・う、うん?・・」
気を失っていたキュアパインの指先がぴくりと動く。瞼が少しずつ開いていく。瞼の隙間から覗く瞳に黒鳥の姿が映る。
「あなたたちが起こしてくれたの?」
そう言うとパインは、ゆっくりと躰を起こす。ベッドから降りると、気怠そうに髪をかきあげて瞼を見開く。いつもと変わらぬ栗色の瞳だが、その眼光は鋭く、普段の愛らしい雰囲気は感じられない。
パインはベッドの傍らに設置されていた鏡台に気付くと、その鏡に自分の姿を映す。ホワイトとイエローのコスチュームはいつの間にか綺麗に整えられており、プリティなキュアパインの姿は健在だ。だが、パインは、その姿に不満そうにため息を漏らす。
(・・・なに、これ・・・)
パインは再びベッド上の黒鳥たちを見やり、声をかける。
「ありがとう、起こしてくれて」
そして、片眉を吊り上げ、嘲るような笑みを浮かべる。
「ふふっ、わたしもあなたたちに相応しい姿にならなくちゃね」
キュアパインはポシェットからリンクルンを取り出し、それを興味ないという様子で、ポイと部屋の片隅に放り投げる。同時に変身が解かれ、山吹祈里の姿に戻る。
「そうだよ、ブッキーに相応しいのは、そんな格好じゃない」
扉が開き、ダークピーチとダークベリーが部屋に入ってきた。ハイヒールの音をコツコツと響かせながら近寄ってくる。
「本当のブッキーの姿を見せてよ」
ダークピーチが目を細めながら、値踏みするような視線を投げる。
祈里はうなずいた。脚を大胆に踏み広げる。唇端を吊り上げた不敵な表情で、両手を捻るように胸の前で合わせた。
「スイッチオーバー!!」
祈里の全身が黄色い閃光と黒い闇に包まれる。胸が成長した豊かな肢体に、闇がリボンのように絡みつき、それがコスチュームへと姿を変えていく。祈里は恍惚の表情を浮かべながら、全身に新しい闇の衣を纏っていく。閃光が消えて黒い闇が晴れると、そこには暗黒の衣装に身を包んだキュアパインの姿があった。ダークピーチやダークベリーと同様、コスチュームの大部分はエナメルのような漆黒に染まっている。黄色いカラーがアクセントとして残っているのが、逆に闇のキュアパインという雰囲気を醸し出しているようだ。愛らしいデザインだったブーツも黒く変色し、靴底は鋭いピンヒールという妖艶な姿に一変した。太腿には大胆な網柄のストッキングを履き、ガーターとスカートの間から絶対領域をチラリと覗かせている。髪は山吹色からグレーへと色を変え、ハートの飾りの付いた髪留めのリボンは、黒地に黄色いダイヤ型のクリスタルへと形を変えていた。それはラビリンスのシンボル。その姿は、キュアパインがラビリンスの僕へと堕ちたことの証だ。
「ギャッ! ギャーッ!」
二羽の黒鳥がパインの肩に留まり羽根を休めた。
「うふふ、ありがと。わたしを慕ってくれるのね」
口ずさむパイン。瞳には妖艶ともいうべき邪気の色が浮かび、濃くなったアイシャドーと相まって挑発的な表情が醸し出されている。
「それが本当のプリキュアの姿だよ、ダークキュアパイン」
「ダークプリキュアって素晴らしいでしょう?」
ダークピーチとダークベリーも妖美な表情で唇を開く。
「ダークキュアパイン・・・」
パインは嬉しそうに新しい名を復唱する。そしてダークピーチの前で片膝をつき、深々と頭を下げる。
「ダークピーチ様、ありがとうございます。わたたしを本当のプリキュアにして頂いて」
恭しく恭順の意を述べるダークパイン。彼女もダークベリーと同様、ダークピーチの精によって転生したため、主従関係となっている。
「ラビリンスのために忠誠を誓います。なんなりとご命令ください」
「ふふふ、これからもよろしくね、パイン」
ダークピーチがニヤリとほくそ笑む。
(うふふ、ベリーに続いてパインもゲットだよ!)
パインも自分の下僕としてラビリンスに堕としたことに満足し、心の中で邪悪な喝采を叫ぶ
「ラビリンスのために尽くさないとね」
傍らのダークベリーも嬉しそうな声をかけた。
「さてと、まず一つやって欲しいことがあるんだ」
ダークピーチは口を開くと、二つのリンクルンを取り出し、目の前に掲げた。
「それは、わたしの・・・」
「そう、パインとベリーのリンクルン」
ダークパインとダークベリーは戸惑った顔をしている。ダークプリキュアにとってリンクルンは不要なアイテムだ。しかし、ダークピーチは、投げ捨てられたパインのリンクルンと、以前に回収していたベリーのリンクルンを手に取り、邪な企みを説明する。
「パインの胸で、これを犯すことが出来るかな?」
「!」
その言葉に、ダークパインは一瞬だけ驚いた表情を見せると、次の瞬間には蕩けたような小悪魔な表情を見せていた。
「うふっ、たぶん出来ると思いますわ」
そう言うと、ダークパインはコスチュームの胸の部分を開いた。そこはワンタッチで開くようになっているらしい。ダークプリキュアとなっても健在な豊乳が露わになる。乳首もすでに勃起しているようだ。
ダークパインはダークピーチから2つのリンクルンを受け取ると、それぞれ左右の乳房に押しつけた。
「んっ!」
無機物の固い感触が伝わってくる。しかし、カウパー液が滲み出すと、リンクルンに変化が起こり始めた。固い表面が液体金属のように波打ちはじめ、細いスリット状の裂け目が出来てくる。
「あっ! いい感じ、引き込まれるっ!」
パインの勃起乳首が、その隙間に吸い込まれる。内部の部品も柔らかく変化し、それが乳首を囲んで刺激を与えるように蠕動する。ダークパインの胸カウパー液は、無機物でさえ、女性器化させる能力を持っていたのだ。
「うふふっ、いい気持ち」
女性器化させたことに満足するダークパイン。うっとりとした表情で、リンクルンを抉ることを楽しんでいる。
「たまらないわ。リンクルン犯すのって興奮する」
かつては大切にしていたリンクルンだが、今では不要なアイテム。むしろ忌むべき存在といってもよい。それをラビリンスによって与えられた力で犯すことに、精神的にも至上の悦びを感じている。
「さあ、そろそろいいものを注いであげるわ」
上気した顔でダークパインが口ずさむ。リンクルンを抑える手と、前後に揺れ動く乳房の動きが速くなる。リンクルンから高周波コイルが鳴くような音が聞こえるのは、変えられたことに対する抵抗か、それとも犯されている歓喜だろうか、
「あっ! 来るっ!来てるっ!」
ダークパインが叫ぶ。白い衝動が胸の先端に集まってきてるようだ。
「さあ出すわよっ! ・・・出るっ! 出しちゃうーっ!」
天を向いて叫ぶと同時に、パインの双乳から白濁液が噴出し、リンクルンの中に吸い込まれていく。そしてドピュッ、ドピュッと邪滴が注ぎ込まれるたびに、リンクルンの色が少しずつ変化し始めた。それぞれブルーとイエローのカラフルな色から、全体が黒く変化していく。ちりばめられた宝石状の飾りも、鈍く黒光り始めた。
「これで最後よっ!」
最後の滴を放出し、ダークパインが胸からリンクルンを離すと、女性器状のスリットは消えて元の形に戻った。ただし色を除いてだ。リンクルンは完全に漆黒に変化していた。ダークパインが興奮さめやらぬ表情を残したまま、変色したリンクルンをダークピーチに渡す。
「すごいよ、パイン! "ダーク"リンクルンになってる」
ダークピーチも興奮して喜んでいる。
「これは後で使えそうね。ノーザ様もお喜びになるわ」
「ありがとうございます、ダークピーチ様」
褒められたダークパインは嬉しそうに頭を下げる
「あーあ、あたしも自分のリンクルン壊さなきゃよかったな」
ダークリンクルンを掌で弄びながらダークピーチが呟く。彼女のリンクルンは、自身の手ですでに破壊されている。
「ま、いっか。パッションのリンクルンを奪えばいいし」
そう言うと、ダークピーチは二人の僕に向き直り、妖蕩な表情を見せる。
「さあ、せっかくだから楽しもうか。3人揃ったことだしね。パインは出したばかりだけど大丈夫だよね」
「あ、はい。もちろんです」
見ると、ダークピーチのスカートの前は、むっくりと膨らんでいる。
「あっ!」
その様子にダークベリーとダークパインもうっとりとした表情を浮かべる。自分たちを真のプリキュアに変えてくれた愛しい肉棒。あの熱い肉棒で抉られることを想像して躰が熱くなる。同時に魔射精のエクスタシーも脳裏に浮かぶ。彼女たちは全員、挿れられることも、挿れることも出来るのだ。
ラビリンスの傀儡に堕ちた伝説の戦士プリキュア。嵐の前の静けさだろうか? 3人のダークプリキュアたちは、今ひとたび、淫らな宴に溺れようとしていた。
<エピローグ>
「ノーザ様、新たなダークプリキュアを紹介いたします。ダークキュアベリーにダークキュアパインです」
ここはノーザの居城、玉座に座るノーザの前に、3人の黒いプリキュアが跪いていた。中央にダークピーチ、一歩下がった左右に、ダークベリーとダークパインが従っている。
「うふふ、よくやったわね、ピーチちゃん」
ノーザが妖艶な笑みを浮かべながら、ダークピーチをねぎらう。もちろん、ベリーとパインをダークプリキュアへと転生させたことに対してだ。
「ありがたき、お言葉」
恭しくダークピーチが一段と頭を下げる。
「これからよろしくね、ベリーちゃんにパインちゃん」
「はっ」
ノーザの言葉にダークベリーとダークパインの二人が声を揃える。
「ラビリンスとノーザ様のために尽くします」
ノーザは満足そうだ。憎きプリキュアを淫らに洗脳して、自らの手駒に加えることに成功したのだ。そんな事情も知らず、従順に従うダークプリキュアの姿は可笑しいくらいだ。
「それからこれを」
ダークピーチが、胸の谷間から黒く輝くクリスタルを取り出した。掌に載せると、ゆっくりと回転し始める。ダークピーチがノーザから授かったプリズンクリスタルだ。
「せつな・・・キュアパッションを閉じ込めました」
ノーザが指をクィっと曲げると、クリスタルは浮いたままダークピーチの掌を離れ、ノーザの掌上に移動した。
「うふふ、よく帰ってきたわね」
ノーザは、クリスタルを見つめながら呟いた後、3人のダークプリキュアに視線を移す。
「さあ、キュアパッションはどうしようかしら? ダークプリキュアに変えちゃう?」
ノーザの言葉に、ダークピーチの眉がピクリと反応した。
「お言葉を返すようですが・・・」
ダークピーチは顔を上げ、睨むような視線でクリスタルを見つめる。
「キュアパッションは、元はラビリンスの幹部ノーザです。要職の地位にありながら、ラビリンスを裏切ってプリキュアになるなど、言語道断の行為。ダークプリキュアに変えても、また裏切るかもしれません」
強い口調で疑念を挟むダークピーチ。イースがキュアパッションに転生したのは、キュアピーチの友情があればこそだ。しかし、ダークプリキュアとなった今のピーチにとって、ラビリンスを裏切ったパッションの行動は、ただひたすらに許しがたい行為となっていた。涙を流して分かり合った過去のいきさつなどは、もはやダークピーチの脳裏から抜け落ちている。
「うふふ、そうね。その通りね」
ノーザがニヤリと笑う。ダークピーチが逡巡することなく言い放ち、ラビリンスに忠誠を誓っていることに満足する。
「それじゃあ、あたしの実験材料にするわ。ふふふ、いろんな種を試してみたいわね」
ダークプリキュアの3人も、唇を吊り上げて邪な笑みを見せる。ラビリンスの裏切り者には相応しい末路と思っているのだ。
「そのあとは、あなたたちのおもちゃにしてあげる。命令に従順な改造プリキュアとしてね」
その言葉に3人はうっとりとした笑みを浮かべ想像を巡らす。ノーザが図ったように説明する。
「いつでもお相手してくれる淫らな改造プリキュア。ピーチちゃんのアレも、ベリーちゃんの尻尾も、パインちゃんの胸も、いくらでも楽しめる」
ダークプリキュアたちは興奮しているようだ。
「パッションが、あたしたちのおもちゃになるなんて素敵」
「裏切り者にはお仕置きが必要だしね」
淫靡な褒美に喜ぶダークプリキュアたち。かつて共に戦った仲間であったことはもはや関係ない。過去の唾棄すべき記憶だ。
ノーザの忠実なしもべと化したダークプリキュアの3人は、信頼に応えるべく、ラビリンスにさらなる忠誠を誓うのだった。
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