淑女変幻

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サイボーグ戦士たちは、彼らを改造したブラックゴーストを裏切り、正義のために活動を開始します。物語の後半、ついにブラックゴーストの本拠地に乗り込むサイボーグ戦士たち。

　
密林を進むサイボーグ戦士たち。そのとき003の背後には、無音で迫る黒い機械の手が。口を押さえられ、助けを呼ぶこともできずに捕らわれてしまう003。

　
003が気がついたとき、彼女は手術台に固定されていました。敵幹部の声が響きます、「二度と大それた考えを起こさぬよう手術してやる。自分でモノを考え判断する力がなくなるように。つまり我々の送る電波でだけ動くブラックゴーストの忠実な奴隷となるのだ」。悲鳴を上げる003。しかし無情にもメスが彼女の躰に迫ってくるのです。

　
009達がブラックゴーストの基地に侵入すると、そこには捕らわれた003が。俯いていて声をかけても反応しません。意識を失っているのでしょうか？　しかし009達が近寄ると、突然、顔を上げます。その表情は普段の003とはかけ離れた鬼女と化していました。肌の色も変わっています。

　
ブラックゴーストの兵士を従え、009達に対峙する003。「003はもうお前達の仲間じゃないのだ」、敵幹部の声が響きます。不敵に迫る悪の003。しかし、ここで戦闘が始まり009達が有利な展開に。003は戦闘に参加することなく姿を消します。

　
009達は敵幹部を追い詰めますが、ここで真のボスが登場。009達を見下す台詞を連発。そして、「せめてもの情けだ。お前達の仲間の手であの世に送ってやろう。可愛い003や、出ておいで」、扉にライフルを構えた女性の影が現れます。それは悪魔の003です。操り人形と化している彼女は、迷いも無く銃を連射。

　
肉弾戦となっても009を圧倒します。万事休すの展開ですが、このとき光線が敵ボスにあたり形勢は逆転。003は（なぜか）めでたく元の姿に戻ります。「あたし、どうしたのかしら？」と、操られた記憶はなかったようです。


操られた003が無慈悲に009達を攻撃する様子はなかなかですが、いかんせん表情が変わりすぎてました。操られた状態の003が、まったくしゃべらないのも残念。施術シーンもさわりで終わってしまいました。でも、あまり深く考えず、けっこう楽しめたのも事実です。下の画像は、DVDの特典映像として入っていたアートワークの1枚です。こちらのブラックゴースト003は、鬼女の表情にはならず、いつもの容姿で無表情に迫る様子が描かれています。こちらが映像化されていても面白かったかもしれませんね。