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電子戦隊デンジマン 虎の穴は逃走迷路

こんばんは。先日のフレッシュプリキュアで、鏡の中に引きずり込んで、代わりに偽物が出てくるという話があったようですね(残念ながら見ることができませんでした)。特撮モノだと、電撃戦隊チェンジマンの「鏡に消えた戦士」という傑作入れ替わりエピソードが似たような感じかなと思うのですが、今回は電子戦隊デンジマンからご紹介。この作品でも鏡が使われています。


八百屋の娘レイコは、デンジイエローこと黄山に好意を抱いています。それを知ったべーダーは、怪物メダマラーを使ってレイコを支配下に置き、黄山を誘惑して骨抜きにしたあとで抹殺を企みます。

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黄山に告白できないレイコは、町中を歩いているとき女占い師に呼び止められます。「あなたは恋をしていますね」「でも内気な自分に悩んでいる」「それを直すには積極派人間に変わることよ」「話し方教室で口べたを直すのよ」占い師の巧みな話術にそそのかされて、レイコは話し方教室へ。鏡の前で、なぜか占い師がお手本の発声を行い、レイコもそれにならって声を出します「あ、い、う、え、お・・・」

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するとあたりが暗くなり、頭上には巨大な眼球が(レイコには見えていません)。眼球は怪光線をレイコに浴びせます(レイコの情報を抜き取っているのでしょうか)。すると、鏡に映ったレイコが鏡を抜け出してきます。驚愕するレイコ、「わたしが、わたしが!」。

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鏡のレイコは妖しげな笑みをうかべ、本物のレイコに体を重ねていきます。体が一致すると、ビクンッと体を震わせるレイコ。そして、歪んだ笑みを浮かべます。「影分身キモ替えの術」とメダマラーの声、ついにレイコはメダマラーの操り人形にされてしまったのです。ちなみに女占い師はケラー、鏡はミラーの女スパイが化けていました。

そしてレイコの暗躍が始まります。


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レイコと黄山の待ち合わせ。到着した黄山はレイコの様子にびっくりします。明るい色のワンピース姿に化粧もしっかりと。普段の純朴で内気な雰囲気とは異なり、積極的に声をかけスキンシップを図ろうとします。朴念仁の黄山にとって意外でした。2人は映画を見に行きます。レイコは黄山にしだれかかったり、手を握ったりとアクティブな行動で誘います。しかし黄山はそれを避けて無関心を装います(内心はびっくり)。

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レイコは唇を噛みしめ次なる作戦を。そして誘ったのはディスコ。大きなイヤリングをつけ、ラメ入りの派手なツナギ(時代を感じます)で踊るレイコ。音楽に身をまかせ昂揚状態で体をくねらせる姿は、普段のレイコからは想像もできません。

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後からやってきた黄山もそう思ったのでしょう、「いい加減にしてくれよ」と、強引に誘うレイコを突き放します。ディスコの外でレイコはとりなそうとしますが、黄山は「レイコちゃんはそんな人じゃない!」と、突き飛ばして走り去ります。このままでは作戦がうまくいかないと思ったのか、憑依している影はいったんレイコから離れメダマラーの元に戻ります。

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さて、目が覚めたレイコ。本来のレイコです。「どうしてこんなところに・・・」と状況が分からない様子。そして自分の派手な服装に気づき「いつの間にこんな格好を・・」。

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そこへ現れる影。「あなたは誰」と問うレイコに対し、「お前の分身にして、実体無き影」と妖しげな表情で答えます。レイコは、話し方教室の出来事を思い出して怯えます。

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「恐れることはない。本物のお前に戻るのだから」。そして影は再びレイコに乗り移ります。メダマラーのもと、次なる作戦を実行するために。

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八百屋の店頭に立つレイコ。以前と同じ純情で可憐な姿です。しかし、その目はまだ怪しげな光を帯びています。まだ影に憑依されているのです。今度は積極的に黄山を誘惑する作戦はやめて、さりげなく距離を詰める作戦に変えたようです。公園でデートする2人。黄山に渡したリンゴには爆弾が仕込まれていました。ですが、これは黄山に見破られていました。失敗して憎々しげな表情を見せるレイコ。ここでデンジマンの仲間たちが現れ、鏡の光で憑依している影を追い出します。


清純で内気な娘が影分身に憑依されて、派手な姿格好に積極的な振る舞いで誘惑する。そして時折見せる妖しげな笑み。変幻のギャップが激しく、楽しめる作品です。暗躍シーンが何度もあり、いったん正気に戻った後で再憑依されるシーンもあるなど、見る方を飽きさせません。個人的には、ディスコシーンの後で正気に戻ったとき、派手な格好の自分に戸惑う姿が好きです。


comment

Secre

No title

 今回もKiryuさんのアンテナの広さには脱帽です。 皇女やキャリアウーマン、人妻だけで無く、「近所の働き者のお嬢さん」も淑女のカテゴリ-に入りますね。 成る程と膝を打ちました。 
 これまで紹介された作品に負けない位にレイコ役の大山いずみさんの熱演が印象的です。催眠状態でのダンスが好きな私としてはディスコで踊りながら黄山に迫るシーンが好きですね。 
またkiryuさんが仰る通り一度術を解いてから再度操るところも他の特撮モノでは余り見られず新鮮でした。 「変幻」→「覚醒」→「変幻」とする事で催眠の深度に説得力が増していますね。 当時のスタッフの方々が催眠術ショーや心理療法等を相当研究されたのではないでしょうか? 
やはり昭和の方が平成のそれより一日の長があると改めて感じた、そんな一本でした。

 

いったん術が解ける・・

美羅さん

コメントありがとうございます。この作品、けっこう昔から好きでして、是非とも紹介したかったのです。仰るように熱演ですよね。清楚な普段の表情、派手で妖しい表情、操りから解けて戸惑う表情、清楚な格好で邪な表情、実に見事に演じてもらえているなと。一度術を解くのもいいですね。

ところで、ふと考えてみれば、この作品のように、途中で術がいったん解ける、という作品をこれまで多く紹介していることに気がつきました。このシチュエーションは私のツボの一つなのかもしれません。
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Kiryu

Author:Kiryu

「美女が妖しく変貌する」、というテーマのもと、AVやドラマなどの映像作品について気ままに書いています。主に扱っている内容は、催眠、洗脳、悪堕ち、ふたなり、触手などです。関連して、改造した市販フィギュアや、製作したガレージキットも紹介しています。ときどき妄想ショートストーリーや、最近はイラストもアップしています。 (メールm_kiryu@live.jp)

(アダルトな内容を扱っているので18歳以下の閲覧を禁じます)

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